壊れる直前までは動いている
宅配便利用の買取り依頼で届いた「ロード・マーシャン」。
事前にお電話で問い合わせいただいた時に、「持っていても仕方ないし。。。」との旨でしたが、念のため以下のようなご案内をさせていただきました。
この機種は希少性があるので、手を入れる必要が無い状態であれば、単体でも値付けが可能であること。ただし、どこか手直しが必要なところがあると、値付けが厳しいですよ...と。その点、ご理解いただいた上でご発送いただきました。
で、お品物到着、早速拝見してみると。
レンズが少し汚れ気味、でも、向うが見えないとか~そんなひどい状態ではない。ただ、ストラップ取付けのアイレットが片方ぐらぐら(というか外れてしまう)。あと、レンズ鏡胴部のシャッタースピードリングの動きがイマイチで、ちゃんとしたスピードで切れないこと多々。
この時点で、お客さんにご連絡して、「これこれこうな状態なので、僅かで申し訳ないのですが、買取り価格は〇〇〇〇円で、、、」と、ご了解をいただきました。
それから、外れなかったフィルターをちょっと無理して外して、さらに検品している時のこと。
それまで、シャッター自体は切れていたのですが、突如、巻上げレバーが固まってしまって、不動に、、、あぁ。。。。これでは何とか動いているジャンクから、完全な不動品だっ。。。
幸いなのは、その前の状態で値付けして、お客さんにご了解を得ていたこと。
たとえこのカメラが、不動になる直前の状態だったのだとしても、不動な状態に至らしめたのは私。お客さんにそれを被っていただくことは有り得ません。
中古品を扱っていると、こんなこともあります。ロード・マーシャン故に、「まぁしゃあないか(マーシャンないか~)」。
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