我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年7月 3日 (木)

フィルムカメラ的なアナログ感

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異色のデジタルカメラ、エプソンR-D1シリーズの製造が打ち切られたことが、今年3月に発表になりました。(2004年R-D1~2006年R-D1s~2009年R-D1xG)

なんといっても、フィルムカメラ的な存在感が何とも言えないこの1台。まぁ、それも当然でコシナのフィルムカメラ・ベッサR2をベースにしているのですからね。

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例えば、巻上げレバー(正式名称はシャッターチャージレバー)。これなんか、そのままフィルムカメラ。

でも、単なる飾りではなくて実際に巻き上げる動作をしないとシャッターが切れません。巻き上げ動作をシャッターチャージに利用しているため、モーターを内蔵しないでバッテリーの負担を減らしているのだそうだ。

まるで巻き戻しノブ風なジョグダイアルは、液晶画面での操作などに使用し、引き上げて回すと別の操作が出来るようになっています。

また、ボディ背面の液晶画面は裏返しに出来るので(R-D1xGは除く)、そうしてしまうとまるでフィルムカメラ。

裏返した部分の中央に貼られた円形プレートには、35mmフルサイズとの焦点距離換算値が表示されていて、これが、まるでフィルムカメラにあるフィルム感度インジケーターみたい。

そして、これが極め付けですかね。。。ボディ上面に設置された丸窓の中にある4本の指針式インジケーター。針はそれぞれ撮影残数、ホワイトバランス、バッテリー残量、画像サイズを示します。

実際、こんな指針式インジケーターを備えたフィルムカメラはありませんけども、これがフィルムカメラ的なアナログ感を演出する極め付けになっているのが、ある意味で滑稽でもあると思いませんか。。。

*ニコン35Tiに指針式インジケーターがありますが、このカメラ自体が回顧主義的に作られていますからね。。。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/12/post-89e9.html

 

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