我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2013年3月 | メイン | 2013年5月 »

2013年4月

2013年4月 5日 (金)

大雑把!!

Z1264

フィルムカメラの撮影枚数というのは、大盤振る舞い的な今のデジタルカメラに比べるとかなり限られていて、35㎜フィルムの場合、基本最大で36枚撮り。

製品ラインナップには、その下に27枚撮り・24枚撮り・12枚撮りがあり、かつては20枚撮りなんてのもありました。

そして、ほとんどのカメラにはフィルムカウンターが装備されていて、0~36までの目盛が記されています。

その目盛には、「1・2・3・4~」と丁寧にすべての数字が記されているカメラもあれば、一番多いのは「2・4・6・8~」と偶数だけのカメラでしょうか。古いカメラには「5・10・15~」というのもかなりあります。

で、ここにある「リコー300」。ご覧のように「0・20・36」しか数字が記されていない大雑把さ!!凄い!

よく見れば、数字は記されてないものの小さな目盛は有りますけどね。

この大雑把さに、こんな時計があったことを思い出しました「DAITAI時計」。

それともう一つ。。。リコー300って前にも話題にしたことあるよなぁ~と思ったら、このカウンターに記された数字の向きが変~!って過去に話題にしていました

Z1263

2013年4月 4日 (木)

これは確信犯!?

Z1254

我楽多屋の店内中央にあるジャンク棚に並んだカメラたち。

巻上げレバーが外に向いたままの手前にあるヤシカ。これは何人かのお客さんが気を遣って元に戻そうとしてくれましたが、すみません、、、この状態で固まってしまっているのです。そういう不具合品なんです。

しかし~!その後ろにあるヤシカ、巻き戻しクランクが立ち上がったまんまの方。これはこういう状態で固まってしまっている個体ではありませ~ん。

これは誰かがいじってこのまま放置したもの。いつもこういうダラシナイ見方をする人はカメラ愛に欠けている!と口を酸っぱくして言っておりますが、今回のは手前のヤシカに合わせたお遊びなのか!?と変な勘ぐりをしてしまいました。。。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2013年4月 3日 (水)

クイックシュー

「クイックシュー」とは、カメラと三脚の間に入れてカメラの着脱を容易にするアクセサリーのこと。

汎用性を考えれば、ほとんどのカメラの底面にある三脚用のネジ穴を利用するのが普通で、こんな感じになります。

Z1255

台座を三脚に取り付け、その上に載せるプレートをカメラに取り付けておくと、着脱がスムーズになります。カメラが複数台ある場合はそれぞれのカメラの底にプレートを付けておくと、1本の三脚でカメラを替えて撮影する時などに便利。

また、ローライやハッセルなどには、それぞれのカメラの底面形状に合わせた専用のクイックシューが存在していて、さすが、カメラの高級ブランド、そのクイックシュー自体が良い造りで魅力的だったりします。

Z1256

特に「ROLLEIFIX」と呼ばれるこれは、それだけで見応えあります。もちろん、これだけでは写真も撮れないし、たいした可動部分があるわけでもないので、、、いじるところも少ないのですが、何故だか所有欲を掻き立てられるアクセサリーの一つ。ローライフレックスユーザーなら持っておきたいアクセサリー。

Z1257

2013年4月 2日 (火)

朝イチ争い

Dscf0985

先日、開店前に常連某さんから、私二代目宛てに「昨日お店に並んでいたボルシーCはまだありますか?」と連絡がありました。

原則、我楽多屋では在庫確認の連絡はご遠慮いただいてますが、前日に現物を見ていただいるので、これは特例。「まだありますよ!」とご返答しました。

すると、「朝イチで伺う予定です。まだ残っていたら見せてください」との返信。

このようなお返事をされたのは、まだ決めかねていらっしゃるのかもしれないし、我楽多屋の姿勢もご理解いただいているからでしょう。

すると、開店後10分足らずで、別のお客さんがご来店。この方、前日もご来店いただいてました。そして、迷わずボルシーCを手に取り、レジカウンターに持って来られました。

某さんがご来店されたのは、その後で開店から20分くらいしてから。先のお客さんがお買上げのうえお帰りになられた数分後でした。

いやいや、お二人が顔を合わせることはなかったものの、地味に熾烈な朝イチ争いがあったわけです。

某さん、「これも縁ってことなんでしょうねぇ」と、あっさりと諦めがついていらっしゃるようでしたが、、、

やはり、中古品は迷ったら買っておかないといけませんねぇ。

2013年4月 1日 (月)

世界一独特なフード

Z1238_2

Z1239

AGFA(アグファ)のFLEXILETTE(フレキシレッテ)というカメラは、35㎜フィルム使用のカメラの中では、非常に珍しい2眼レフ。

何故にこんなカメラにする必要があったのか、イマイチ不明なのではありますが、今となってはその不思議なスタイルを楽しむだけでも十分に価値があるような気がします。

うちの店では、わりと最近一度見かけたのですが、再びやってきました。

今回はなんとレンズフード付き。

このカメラを良く知らない人が、フードを装着した状態のこのカメラを見たなら、外付けされたフードと気付かないかもしれませんね。外してみると、実に独特な形状をしています、この専用フードは。

ふつう、レンズフードって径が合えば、他のカメラでも使い回しが出来るのですが、これはこのカメラでしか使いようありませんね。多分、世界一独特な形状をしたレンズフードではないかと思います。

あと、前回入荷の時はFacebookページにアップしていたのですが、このカメラ、フィルムの巻取りが一般的なカメラとは逆側なので、ボディを正面から見た時に、レンズの中心部が左に寄っているのも特徴です。

寄ってるといても、ほんの僅かなレベルなのですが、見慣れていないからなのか、、、このカメラを真正面から見ていると、何故か自分自身が左に傾いていってしまうんですよねぇ。

Z0270