フィルムカウンター
ここにあるのは、1958年登場の「リコー300」。このカメラのどこに突っ込みを入れたいのか?というと、フィルムカウンターです。
最近のカメラのフィルムカウンターはデジタル表示なうえに、カメラまかせ。その前の時代のものでも、裏ブタを開ければ勝手に回転式のカウンターが「0」に戻り、そこから巻上げれば1枚ずつ加算カウントされていくものが大多数です。
でも、より昔のカメラでは最初に自分でカウンターを操作して「1(枚目)」に合わせたり、減算式カウント式の場合は、装填したフィルムの撮影枚数にカウンターを合わせたりする必要がありました。
なので、フィルム装填時にしっかりセットしておかないと、何枚撮ったのか、残り何枚撮れるのか分からなくなってしまうので、ある意味で重要な部分であります。
そこで、この「リコー300」のフィルムカウンター。このカウンターはシャッターを巻上げることに1枚ずつ減算されていくタイプ。
ボディを構えた状態の上面から見て、20枚撮りをセットした時に合わせる「20」の目盛は文字がこちら向きなのに、36枚撮りをセットした時に合わせる「36」の文字は、何故か向こう側を向いているのです。。。何で?
いろいろ考えてみましたが、よく分かりません。