我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年7月

2012年7月31日 (火)

浴衣とフィルムカメラ

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先週のことでした。突然、浴衣姿の一行が来店されました。

「突然」というのはウソでして、買取名人が連れて来たのです。近所の喫茶店のママさんとお客さん他が浴衣を着るというので、荒木町の風情ある町並みバックに記念撮影を~というノリで撮影会。その流れで、うちの店にも足を運んでもらったのです。

考え方によっては、フィルムカメラと浴衣って合うのかもしれません。昭和な感じとか、どこか懐かしい…という風情的な部分で!って、ムリあるか…。

実際、浴衣を着て一眼レフでガシガシ撮るイメージは無いよなぁ~。

ライカとか、、、レンジファインダー系ボディでサクサクっと撮るのは風情あるかな。

ところで、浴衣で思い出したのが、東京湾納涼船の浴衣割引。浴衣で乗船すると、乗船料が安くなるんです。このサービスはもうずいぶんと長年続いているサービスだと思います。

うちの店でもやってみましょうか?浴衣着用でご来店の場合は、我楽多屋のお買上げ割引や、アローカメラの買取り額アップとか(笑)。とりあえずは、冗談です。。。

暇ついでに、東京近郊での浴衣着用でサービスを受けられる施設を探ってみました。

詳しくは、リンク貼りましたので各自ご確認いただきたいのですが、興味深い差を発見!東京湾納涼船が甚平・作務衣は対象外としているのに、サンリオピューロランドは甚平もOKらしいです。他は未確認。

2012年7月30日 (月)

一昨日のがらくた市

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一昨日28日のがらくた市は、連日の猛暑の真っ只中に行なうハメになりました。。。仕方ない、がらくた市は第4土曜日と決めてんだから。

暑さに負けず足を運んでいただいた方の数はほぼ通常並み~というのは少々見栄でして、さすがにこの暑さでは少し減少というのが実際のところ。

でも、田中長徳先生のトークショーはいつものように楽しく盛り上がり、皆さんとの親睦も深められたと喜んでおります。上の画像がその様子。長徳先生は我楽多屋で購入されたキヤノンの珍品レンズFD35-70mmAFに持参のレニングラードを装着されてます~。

ヨコタカメラさんの修理相談・受付窓口は新たにご利用いただいた方もおり、また、先月受付の仕上がりを喜んで受け取りに来られたかもいらっしゃいました。

さて、今回はトークショーにご参加いただいた方の中で、カメラを持参されていた方のカメラを撮らせていただきました。それが、以下の画像です。じっくりと見て楽しんでください!!

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2012年7月29日 (日)

ステップダウンリング

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「ステップアップリング」というのは、良く見かけるカメラアクセサリーですよね。

ケンコーのカタログによれば、「大きなサイズのフィルターを装着できるようにする」リングとのこと。

例えば、フィルター径52㎜のレンズに55㎜のフィルターを付けられるようにする役割です。使い方次第で、フィルターやフードを節約出来るわけです。機能面でも特に問題はありません。

その逆の役割をするのが、「ステップダウンリング」。

ケンコーのカタログによれば、「小さなサイズのフィルター等を装着できるようにする」リングとのこと。

ただし、こちらの場合、大きなサイズダウンはケラレが発生する可能性が高く、機能面での不具合を気にしないといけません。

これらについて、カタログを見ていて気になることがありました。

前述のケンコーのカタログで、ステップアップリングは「大きなサイズのフィルターを装着」と記述されてるのに対して、ステップダウンリングは「小さなサイズのフィルター等を装着」と「等」が加えられているのです。

たしかに、カタログ上でステップダウンはリバースリングとの組み合わせも想定していることがうかがえたので、そう表記しているのかもしれません。

じゃあ~ということで、もう一点。

フィルターといえば「ケンコー」、「マルミ」といえばフィルター。と連想するくらい、このふたつのブランドは有名ですよね。

ステップアップリングのラインナップについて、ケンコーは43種・マルミは51種。と、それほど大きな差ではないのだけど、ステップダウンリングのラインマップは、ケンコー3種・マルミ39種、と大きな差があるのです。

ケンコーはフィルター用途のステップダウンをあまり考慮していないってことでしょうか???

ずいぶんとグダグダと書きましたが、このネタフリのきっかけは、たまたま見つけた上の画像のステップダウンリング。

普通、これらのリングって黒いものですが、この個体は塗装が落ちたのか、剥されたのか。でも、なんか渋いですよね!この色味。

 

*上記、リングのラインナップ数は2012.7.29現在各社ウェブにて確認(37㎜以下含まず)。ケンコーのステップアップ&ステップダウンリングについての説明は2011年版カタログにて確認。

2012年7月28日 (土)

仰天マウントアダプター

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最初にこのミノルタXG-Eを見た時、何事かと思いました。何故にマウント部が痛々しくも、えぐられてしまっているのか…?と。

ところがよく確認したら、ボディのマウント部自体がいじられているわけじゃなくて、手作りマウントアダプターが装着されているのでした。

で、その手作りマウントアダプター。

エキザクタマウントレンズをミノルタMDマウントボディに付けるアダプターみたいなんだけど、エキザクタマウント側のバヨネット部が「木」なんです、、、そして、やはりその周辺部はかなり手作業的に削られて(えぐられて)ます。

根性で作った的な仰天手作りマウントアダプターなのです。

実はエキザクタマウントのレンズが手元に無かったので、100%確証はないのですが、たぶん間違いないと思います。(ちなみに、かつてミノルタは純正品として、エキザクタマウントのアダプターを出してるんですよ。)

ただ、エキザクタマウントのレンズがあったとしても、木のバヨネット部の破損が怖くて、取り付けられないかも。。。

2012年7月27日 (金)

和製ズミクロン

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その描写の良さから、密かに和製ズミクロンの別名を持つ「XRリケノン50㎜F2」ですが、製造時期によって、大きく分けて3つに分類できます。

  • 初期型は、オール金属製鏡胴で最短撮影距離が0.45m。
  • 中期形は、鏡胴がプラスティック製になり、重量・質感共に落ちる。
  • 後期型は、プラ製鏡胴自体がコンパクトになる。
  • 中期・後期型とも最短撮影距離は0.6m。
  • すべて、マウントはKマウント。

という違いになります。

光学系に大きな差は無いのだけど、質感を求めるマニアから、初期型が珍重されているとのこと。

「とのこと」という表現をしたのは、私も最近までこんなに詳しくなかったから~。それを教えてくれたのは、常連Iさん。

さて、そのキッカケになったのが上の画像の個体。

これが初期型のXRリケノン50mmF2。画像では金属鏡胴であることが分かりずらいでしょうが、最短撮影距離が0.45mであることは確認出来ると思います。

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そして、製造番号見えますか? 「148424」。

少し前に違うレンズだけど「148470」という製造番号のレンズがあって、語呂合わせで「イシバシナオ」さんにおススメ~なんて、おふざけを書いたことがありました。

で、恐るべき?偶然なんですが、前述のXRリケノンの詳細を教えてくれたお客さんIさんって、イシバシさんなんですよ!ビックリでした!!
 

明日のがらくた市

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明日28日は第4土曜日なので、我楽多屋恒例の「がらくた市」です。

いつものように午後2時からは、全品1割引のサービス!

画像のように、ライカ関係・クラカメ関係の中古書籍が少しまとまって入荷してますので、お楽しみに~。

そして、午後2時半からは田中長徳先生のトークショー。内容はいつものように長徳先生お任せなので始まるまで分かりません。午後4時まで、2階我楽多屋店内で立ち話し・立ち聞きのライブトークですから、その間のお買物はしづらくないますのでご了承のほどお願いします。(今月は革ケースプロジェクトはお休みです)

午後4時から、我楽多屋の隣りアローカメラ買取りコーナーにて、先月同様にヨコタカメラさんの修理相談・受付窓口を設けますので、こちらもご利用ください。

2012年7月26日 (木)

110再稼働

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110フィルム復活のニュースを、モノクロカラーと続けてお伝えしてから少し時間が経ちました。皆さん、どうですか?試されましたか?(という私は何もしていませんが、、、)

2009年に110フィルムの製造が終わり、いよいよ入手がかなり困難になっていたここ1年程。それに伴って、110カメラの市場性は確実に落ちてしまいました。

でも、110カメラの中には特徴ある魅力的な機種も存在していたんですよね。

先日、常連Sさんから送られてきたのが、上の画像。

ペンタックスオート110(ノーマルとマロン)・オート110スーパー、ミノルタ110ズームSLR・110ズームSLRマークⅡの4台、お見事ですね!

110フィルム復活を受けて、コレクションを引っ張り出して来られたそうです。これは、Sさんの110カメラ再稼働の意志と受け取りました!フィルムテストの結果もお待ちしていますよ!

あと、、、昨年末にお知らせしたタイヤ型110カメラのテレビCM貸し出しの件。そのブランドの新作CMが4月頃から流れていて、設定は聞いていた内容に近いのですが、タイヤ型110カメラは小道具として登場していませんでした。。。残念。

2012年7月25日 (水)

あまり自由でない・・・

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自由雲台とは、雲台の可動部分がボール状の球体で出来ている雲台のことで、ボールヘッドとも言われています。カメラの向きを前後左右他すべての方向に簡単に調整出来るのが利点。

普通、向きを変え固定するために、その球体部とそれを包むソケット部を締め付けたり緩めたりするツマミがあるのだけど、ここにある自由雲台にはそれが無いのです。

じゃあ、どうやって調整するのか?と不思議でならない。

実際にいじってみるとかなりテンションが掛かっていて、それなりの力を入れないと角度が変わらない。

相応なカメラを据えても(中判大判カメラには雲台が小さ過ぎなので、小振りな35㎜レンジファインダー系がいいところ)、角度が変わってしまったり、お辞儀してしまうことも無さそう…。

でもね、、、この雲台「GITZO FRANCE BREVETE」って刻印されているので、三脚の名門「GITZO」。だから、いい加減なモノではないはず。小さくて重くて、その金属の塊感的な存在感が気になって仕方ないのです。

それを感じたのは私だけではなくて、この自由雲台、常連Hさんに一度は引き取られて行きました。Hさんもその仕組みが気になったそうで、バラしたところ、中にかなり強力なバネが入っていて、底の部分を締めることでテンションの調整が出来なくもない…とのこと。

Hさんからは、「あまり自由にならない自由雲台」であることが判明したので~と、再び我楽多屋に戻ってきました。。。

下の画像は、底を開けてバラしたところ。上の画像の右下にあるのは、大ネジ用のアダプタ。

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ヨコタカメラさん 再び

先月の「がらくた市」で第1回目を行なって好評だった、ヨコタカメラさんの出張修理相談・受付窓口を今月の「がらくた市」でも設けることにしました。

以下、ご確認のうえご利用ください。

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ヨコタカメラさんは、フィルムカメラ修理専門店として、機械式フィルムカメラ・マニュアルカメラ・金属式フィルムカメラをメインに扱われています。東京カメラサービスさんから独立された修理屋さんです。

今回も「がらくた市」に合わせて、うちの店に出張していただいて、修理受付・相談の窓口を設けます。

  • 時間は、午後4時から1時間程。
  • 場所は、アローカメラ買取りルーム

当日は現物を持参されて修理依頼をされてもいいですし、とりあえず相談だけでもOKです(その場合も現物あった方がいいでしょう)。

こういう機会はあまりないでしょうから、お気軽にご利用ください。

Yokota
http://yokota-camera.com/

写真展ふたつ

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昨日の午後、都内で行われている写真展ふたつにお邪魔して来ました。

まずは、神田神保町で行われている中藤毅彦氏の写真展。

ロシアの2大都市モスクワとサンクトペテルブルクで撮影されたハイコントラストなモノクロ作品が展示されていました。

  • 中藤毅彦写真展「STREET RAMBLER-Russia」
  • 2012年7月23日(月)~28日(土) 11:00~18:30(最終日16:30まで)
  • 檜画廊 千代田区神田神保町1‐17(すずらん通り)
  • TEL&FAX 03-3291-9364
  • http://hinokigarou.jp/web/

 

もうひとつは、品川で行われているキヤノンフォトグラファーズセッション‐ファイナリスト展-。

フォトグラファーズセッション応募者150名以上の中から選ばれた10人のファイナリストに、うちのお客さんが含まれているのです!

  • 第1回キヤノンフォトグラファーズセッション-ファイナリスト展-
  • 2012年7月20日(金)~26日(木) 10:00~17:30(日祝休館)
  • キヤノンSタワー2F オープンギャラリー(品川)
  • http://www.canon.jp/event/photo/pg-session/index.html