我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年7月

2011年7月15日 (金)

なまえ

P776 
欧米ではカメラボディに直に名前などを刻んでしまう人が多いようです。それも、ドライバーとかキリとかを使って自分で手書きで~。なので、決して美しいものではありません。。。

日本にはそういう習慣はあまりなく、せめて、ダイモテープでネームを貼り付けるくらいでしょうか?それも、もうずいぶん昔の習慣かもしれません。*ダイモテープの参考ネタ→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2010/02/0209.html

また、案外多く見かけるのがカメラケースに住所や名前を書き込んでいるパターン。これも、30年以上前に見られた習慣で、最近、そういう人は見掛けませんね。

さて、上の画像はカメラケースのトップカバーの裏側に書かれていたもの。達筆で実に美しく書かれています。

ボディには書かずにケースに書くあたり、日本人の性格や、カメラが高級品だった当時の価値観の現れなんでしょうか!?

2011年7月14日 (木)

男の専門店。

P837 
我楽多屋が、カメラ専門誌以外で紹介されています。

「Lightning(ライトニング)」(エイ出版)という雑誌をご存知でしょうか?『30代を中心に、こだわりのある生活を謳歌する男性に向けたライフスタイル提案誌』と出版社の案内にあります。

その最新別冊号「男の専門店。」が6月27日に発売されています。クルマやバイク、時計、ウエア、文具、フィギュアなどなど。全国各地のこだわりスペシャルショップが紹介されている1冊です。

カメラのカテゴリーでは16軒が選ばれていて、我楽多屋は「大衆機・アクセサリー」という見出しで紹介されています。恥ずかしながら、私二代目がちょっとニヤけた面で小さく写ってます。

かなり変わったお店や、こんな趣味もあり?なんて情報も載っているので、機会があったら是非見てみてください。

P837a 

  • 別冊Lightning Vol.106 男の専門店。
  • 998円(税込)
  • エイ出版社

2011年7月13日 (水)

鉄の鎧のポラロイド

P834 
先日あった買取り依頼で、処分に困っているという…モノも、少し一緒に引き取って来たのですが、その中に、こんなモノ(多分、カメラ。いや間違いなくカメラ)もありました。

全体が金属で覆われているのだけど、良く見ると、見えているレンズ部やセンサー部から、ポラロイドカメラであることが推測出来ます。前に飛び出た下顎みたいな部分に、撮影後に出て来るフィルムが溜まるようになっているのでしょう。

正体を確かめたいな~と思ったものの、側面に鍵穴のようなものがあってガードされているので、鎧のように覆われた鉄のガードを開けることが出来ませんでした。

背面に接続用の接点みたいなものがあるので、ここから繋いで電気的にシャッターを切ったりしたのでしょう。監視カメラか何かに使われていたのでしょうか…?

2011年7月12日 (火)

コンタレックス高校生

P827 
先日、話題にしたコンタレックス・システムバッグに反応して、かつて「バルナック中学生」として、紹介したことのあるY君がご来店。

「バルナック」以降、いろんなカメラを入手され、肩書きもいろいろと変遷しており、羨ましい限り。また、今年から高校生になられました。

現れたY君の肩からは、コンタレックスⅠ型(通称:ブルズアイ)が提げられていました。

それをお借りして、あのシステムバッグに入れてみると~、画像のように、ボディとレンズが収納出来るようですが、まだまだ空きスペースがたくさん。

帰りがけにY君が、「このバッグがもうしばらく残っているようなら、その時はいただきます!」とのこと。バッグの空きスペースを埋めるべく頑張って欲しいものです。高校生活では、ツァイス・イコン系に触手を伸ばす予定だとか!?また新しい肩書きが出来ますね。

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

すみません、今月はちょっと更新が遅くなってしまいました。。。

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

今回のタイトルは「小西六兵衛商店製印画紙裁断機」です。

では、こちらよりお楽しみください

2011年7月11日 (月)

これも古き良き!?

P832 
私くらいの年齢(1960年代生まれ)より上の人なら、パトローネから出たフィルムの先端部に「FUJI」という文字が丸い穴で描かれているのを見ると、懐かしいなぁ~と思うんじゃないでしょうか。

現存するフィルムのすべてをチェックしたわけではありませんが、ここ最近、このようにネーム等がパンチされたものを見た記憶がほとんどありません。

ここにネームを記さなくなったのは、やはり製造工程の簡略化でしょうか。。。それとも、当時は現像の段階で何らかの識別が必要だったのでしょうか。。。

理由はどうあれ、最近では見掛けないものだから、懐かしくて「古き良き~」みたいに感じられてしまうんでしょう。

昨日の長徳先生のブログで、100フィート缶からフィルム巻きをした話が載っています。画像に写っている古ーいパトローネ、これも古き良き~のデザインですね。多分、古いパトローネと黒と青のフィルムケースともに、うちの店で買って行かれたものと思われます!

2011年7月10日 (日)

ラッキー4×5

P830 P829

ラッキーの古い4×5の引伸ばし機「RF45」があります。

使うかどうかは別として、オブジェとしても十分に存在価値あり。ある人が「お地蔵さんを撫でるみたいに、ランプハウスを撫でると御利益がありそう~」なんて言ってました(笑)。

さて、本題。この引伸ばし機、我楽多屋に引き取りに来ていただける方に差し上げてしまおうかと思っています。差し上げるんですから、0円ってことです!

状態は大きく壊れている部分があるわけではありませんが、ジャンク品とお考えください。一台限りなので、当然早い者勝ち。

ちなみに、床板のサイズは60cm×75cm、支柱の高さ120cm、ヘッド部も下げれば高さ120cm以下になります。

ちょっと大きい図体のため、狭い店内で少々困っています(笑)。どうぞよろしくお願いします。

2011年7月 9日 (土)

押し売りライカ!?

P826 
実物の画像を確保するのをうっかり忘れてしまいましたが、先日、ライカフレックスSLを我楽多屋に置いていました。

アローカメラで買取らせていただいたものの、ファインダーにカビのようなシミがあったために、仲間の業者へ転売しづらかったのです。でも、チェックしたら外観はかなり上等にキレイなレベル、メーターも動いていました。で、我楽多屋で適当な価格を付けて並べてたのです。

そこへ常連Fさんがご来店。このライカフレックスが気になるようで、手にとっては「う~ん」と溜め息をつかれています。「前から欲しいと思っていたんだけど~」、「でもこれを買うとレンズを買わないといけなくなる~」、「いや、探す楽しみが出来るんだな~」と、一喜一憂のFさん。

私は何かを確認しようとこの本を開いて、「おぉ~これは~!」と思いました。実はFさんの生まれ年を知っていた私。ライカフレックスSLの登場年が、まさにFさんの生まれ年と同じ!これを見せたら、Fさんお買上げ決定だろうな…と、ニコニコしながらお見せしました。

するとFさんは、「ハイ、買えってことですね!」と。

押し売りするつもりで本を開いた訳じゃなかったのですが、結果的にはそんな風になってしまったのでした(笑)。

2011年7月 8日 (金)

デジカメ不注意

Pana 
ブログ用の画像や、メモ代わりに使っているコンパクトデジカメ。現在使用している機種(パナソニックDMC-FP1)については、以前に紹介したこともありました。

この機種を選んだ最大の理由は、撮影時にレンズがウィ~ンと出て来ないこと。

前に使っていた機種は撮影スタンバイの状態で、カウンターにコツンと落したために、出ていたレンズに衝撃が加わって、ウンともスンとも言わなくなったからです。

ところが今回、ブログに使う画像をパソコンで撮り込む為に、カメラ本体からSDカードを抜いた時のこと。バッテリー兼メモリーカード取り出し口のフタを開けたままテーブルに置いていたら、何かの拍子にそのまま床に落下。フタを破損させてしまいました。トホホ。。。

幸いにして、外れた部品をテープで押さえて辛うじて復元出来ていますが、ちょっと浮いてる。。。

そんな直後に、自転車で帰宅中に突如ゲリラ豪雨のような降雨。このデジカメを入れていたリュックのポケットに漏水。浮いたフタのせいか、バッテリー室まで雨の滴が。これも辛うじて、漏電などに至らず使えていますが。。。

ズボンのチャックもしかり、何事も開けたままにしておくことは、良くないことに至りかねません。。。皆様も御注意を!!

2011年7月 7日 (木)

argus CR-1

P825 
アーガス(argus)と聞いて思い浮かべるのは、レンガのような真四角なカメラ、C3。アーガスはアメリカのカメラメーカーです。

ここにあるのは、CR-1という一眼レフ。マウントがM42だったので、もしや~?と思って、ボディやレンズを見回すと「MADE IN JAPAN」と刻印されてました。

推測するに1970~1980年くらい製造のカメラっぽい。造ったのは、コシナかチノンあたりではないでしょうか?

アメリカ向けっぽく!?ペンタプリズムはちょっと不思議なデザインをしてます。他も全体的に大振りな感じ。

レンズが広角・標準・望遠と3本揃っているのも貴重なんじゃないでしょうか。レンズ名は「cinter」とアーガスのレンズ名を名乗っているものの、やはり日本製で、製造元はコシナか?富岡か?といろいろ噂はあるようです。

近年は日本のカメラメーカーでも、製造は中国や東南アジア~というのが多数ですが、30年くらい前には今回のような、海外のブランドで製造は日本~という、今となれば珍品といえるようなカメラがチラホラ存在しています。