我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年4月

2011年4月21日 (木)

フォトコンに買取名人

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カメラ・写真雑誌に載せている、うちの店の広告原稿については、先月も紹介させていただきました。

昨年作成した「中古を扱うからこそ、カメラ屋さんでありたい」というのと、今年作成した「中古品は造れない」という2パターンがここ最近のものです。

今月発売号では普段広告は載せていない「フォトコン」に、買取りのアローカメラが紹介されています。カラー見開き2ページに取材協力という形で。

買取名人の顔がドーンとレイアウトされていて、案外とインパクトあり!なんだけど、買取りコーナーに居る自然な感じの名人が出ていて、いい感じだと思うのだけど、いかがでしょうか?

そして、「野田康司のカメラ四谷快談」を5名様にプレゼントする企画も載っています。フォトコン5月号140・141ページをご覧ください。

 

2011年4月20日 (水)

ミノルタの超高級機

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少し前に見た古い雑誌の中にカメラの広告が載っていて、「おぉ~時代を感じるな~」とチェックしていました。

ニコンはF2とニコマートEL、FT2の3機種、ペンタックスはKマウントが登場した直後でK2、KX、KMの3機種。オリンパスはOM-1。そして、ミノルタがX-1の宣伝広告でした。

X-1の広告内にあったフレーズに「超高級一眼レフ」というのがありました。「超」とは凄いな~!と思って見ていたのです。その雑誌はカメラ誌ではなかったものの、カメラ関連の記事が載っていたので、程なく売れてしまいましたが。

そしたら、呼びましたね。ホンモノを。

しかし~「超高級機」と呼ぶには、あまりにもみすぼらしい状態なんです。それでも、当時の新品価格でニコンF2やキヤノンF-1よりも高価な設定がされていた片鱗は見え隠れしている・・・ような。

その重量級ボディと、無骨なデザイン、そして、船底と呼ばれることもある大きくてインパクトあるAEファインダーなど。

ただ、完全なるジャンクでシャッターさえ切ることが出来ないので、その感触までは確認できませんでした。

2011年4月19日 (火)

京セラ270AF

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レアモノと呼んでもいいレベルのカメラが入ってきました。決して、高価なモノではありませんが~。京セラの270AFという、フィルムAF一眼レフカメラ。

京セラのAF一眼というと、200AF、210AF、230AFという共通イメージの3機種を思い浮かべる人が多いと思いますが、その後に、270AF、300AFという2機種も存在しました。当初の3機種と比べて、デザインはちょと変わって大型化、ボテッとしたイメージになりました。

その270AF(1991年発売)を久しぶり見て、私が気になったのはボディ底面の形状。

それは、両サイドが弧を描いて斜め上方にカットされているうえ、底面自体もツルンとした表面なので、安定悪そうだよな~、左右のバランス悪いんじゃないの?と思ってしまったこと。

で、標準ズーム(28-70mm)が装着された270AFを平坦な台の上に置いてみました。すると!問題は左右じゃなかった、、、前後のバランスが悪く、ゴツンと前のめりに傾いて、レンズでつっかえた状態で止まりました。

ありゃ~、こんなテストを今まであえてしたことはありませんが、大きな望遠を装着したわけじゃなく、グリップやワインダーを装着したわけでもなく、標準ズームを装着した状態で、このアンバランスさは数少ないんじゃないでしょうか。。。!?

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ちなみに、他のAF一眼レフで同じようなテストを数台に課してみたところ、コツンと前倒しになるモノもあるにはありました。たとえば、ニコンF-501にAFニッコール35-70mm/3.3-4.5が装着されたものなど。

まぁ、他にもあったからと悔し紛れに言うみたいになっちゃいますが、強度の問題などもあるのでしょう、AF一眼レフボディの多くは底面に敢えて凹凸を付けたり、バランスを取る為の足(ポチっとしたやつ)が付いてたりしますよね。このツルンとした底面は何か心もとない・・・。

2011年4月18日 (月)

まさに外付け

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もともと根強い人気があるうえに、デジタル版のペンが登場したことで、再び注目を浴びるようになった、オリンパスのペンF。

ペンFシリーズには、F、FT、FVと3機種あるのだけど、FとFVには露出計が内蔵されていないため、外付けの専用露出計が存在します。

中古市場では流通量が少ないこともあり、以前から継続的に人気があります。ということは、注目度は高いわけで、その姿かたちは見慣れたモノではあるんですが、こうやって改めて、ボディにセットしてみると、ずいぶんと奇抜なデザインというか、ボッコリと異物感が強いものであるなぁ~と思った次第です。まさに、外付けの露出計という感が強い。

シャッタースピードダイアルにガバッと被せるので、シャッタースピードに連動して動くようになっていて、使い勝手はまずまずです。

たまたま別ルートで入ってきたペンFボディの取扱説明書があったので開いてみたところ、この露出計もちょっとだけ載ってました。当時、新品価格は4500円。現在の中古相場より安いですね。

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2011年4月17日 (日)

ローライのプラフード

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二眼レフのローライフレックス用フードには、ラバータイプ、メタルタイプのそれぞれがあり、ともに凝った造りでフードそのものに存在感があったりします。

それに対して、ここにある「Rollei」と表記されたフードはプラスチック製で、少なくともその重量からは存在感は感じられません。

それでも、角型フードであることや、取付け部からして何かの専用であろうと推測されること、「Rollei」と表記されているので、何か気になるクセモノである雰囲気が漂っています。

これは、高級コンパクト機の雄「ローライ35」の専用フード。

ここしばらく、うちの店で見た記憶がないので、ちょっと他の情報を探していたら、小一万円ほどで取引されている模様。希少品であるとはいえ、プラスチック製の小さなフードとしてはいいお値段ですよね。

さぁ、我楽多屋では幾らほどにしませうか。。。

2011年4月16日 (土)

転落記念!?

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毎度お馴染みの日芸生H君がご来店。四谷系銀塩組の若手ホープが、肩からデジタルのライカM8を提げているじゃありませんかっ!「どうしたの?」と聞くと、実際は借り物だそうです。

M8の感想を聞くと、さすが!?首をかしげ気味に銀塩組よりの回答でした。

ブログねたに飢えていたので、何かネタの提供をお願いしたところ、前から気になっていたという渋~いミノルタSR101ブラックをお買上げいただきました。

このミノルタは前にネタにしたことがあった「しっぶ~い系」。既に2ヶ月もウインドウに居座っていたんですね。。。

実はH君、前日に自宅の階段で転落事故を起こしたそうです。幸いにもケガは無かったそうですが、鼻からの出血と口の中を切って、直後は血だらけになったとか、、、H君曰く、「ケガをせずに済んだから、このミノルタはその記念にする!?」らしいです。

そんな話をしているところに、常連のHさんがご来店。ライカビット付きⅢgを提げられていたので、H君のM8とHさんのⅢgで新旧ライカの記念写真を撮らせてもらいました。だって、どちらもレンズがライカ純正じゃなかったから。こんなところが、銀座系ではなくて、なんとも四谷系!って感じすからね。

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2011年4月15日 (金)

リンク追加

久々になりましたが、リンクページに追加をしました。

澤村徹氏の「metalmickey's web」と、上原ゼンジ氏の「Zen Labo 上原ゼンジ写真実験室」。

 

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澤村さんは著書の出版時に、うちのがらくた市でトークショーをやっていただいたこともあります。今では、カメラカスタマイズ系の第一人者的な存在。デジタルカメラドレスアップの他にも、オールドレンズ遊びや赤外線写真などいろいろな試みをされています。

 

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上原さんは革命的?レンズ遊びとも言える、宙玉レンズの提案者。材料探しにうちの店に来ていただくこともあります。近頃、宙玉レンズ専門のサイトもアップされました。

カメラ・写真遊びの提案をされている、お二人のサイトを是非訪れてみてください。

2011年4月14日 (木)

何のグリップだ?

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上の画像の物体は何でしょうか?

取っ手があって、三脚ネジが付いていて~。この謎の物体に「minolta」というネームが無ければ、悩むこともしなかったと思います。

何故ならば、そこにケンコーやマイネッテなんてネームが入っていたら、カメラ写真用品であろうことは分かっても、間口が広くなりすぎて、推測するにもしきれない。。。

下手にミノルタなんて書かれているものだから、「ミノルタでこんなのあったっけ?」、「何に使うものだろう?」と考えられる範囲が特定出来るので、かえって考え出してしまうわけです。なのに、「分からない!」から、ここで話題になってしまっています。。。

自分の想像力を試されているようでワクワクするような、それでいて分からないことにイライラするような。

そして、いよいよ分からないとなると、ならば、自分流に勝手にアレンジ出来ないか~?まで行ってしまって、それこそ、カメラボディの下に付けて!?あぁ、またボトムグリップ系?しかし、三脚ネジの横にふたつ小さな出っ張りがあるので、普通のカメラでは底につっかえてしまいます。

実は、このネタ、最終的には自己完結しました。ここにアップする前に、実体が判明したのです。これ、ミノルタ製スーパー8用シネカメラのグリップだったのです。なんか素っ気ない結果でありましたが、前述のようなワクワク、イライラでしばし時間が潰せたのでヨシとします(笑)。

2011年4月13日 (水)

ジャンクカメラで義援金

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東日本大震災発生から1ヶ月が過ぎました。先月末より店頭に設置している募金箱には、引き続きたくさんの方から温かいお気持ちをいただいております。

また今回、ご常連Aさんのご協力により、特別にご提供いただいたカメラを我楽多屋にて販売します。お買い上げいただいたカメラ代金は、そのまま全額を義援金に充てさせていただきます。

今回、そのカメラとして以下の6点を用意しました。

  1. コンタックス137MA
  2. ミノルタAL
  3. フジカ35ML
  4. プラクチカMTL50
  5. フェド ミクロン
  6. 学研大人の科学 35㎜二眼レフカメラ

6以外は、どれも使える状態ではありますが、あくまでもジャンク扱いとしてお考えください。値段設定も、通常の我楽多屋価格よりも安めにしておりますので、返品等もご遠慮いただきたく願います。とはいっても、比較的状態の良いものを揃えています。

6の二眼レフカメラは、未開封品。ご自分で作成しないと使えません。

いろいろと考え方はありますが、被災地から遠く離れ、直接に手を貸すことの出来ない者にとって、一番身近に出来ることは、平常の生活・消費をすることという考えがあります。これらのカメラが必要とされている人のもとへ行き、そのカメラ代金が全額義援金に充てられるのは、それをまさに直に実行していると言えるかもしれません。復興支援の少しでもお役に立てれば~という企画です。

これらのカメラ代金は、その場で募金箱に入れさせていただきます。

2011年4月12日 (火)

ミノルタMCレンズの

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レンズの顔というと、多分、前側(撮影時に被写体に向いた方)でしょうから、ボディに接続するマウント側はお尻でしょうか!?

このロッコールレンズのマウント面、見れば見るほど美しく見えてきました。

何が?どこが?と言われてしまいそうだし、かなりマニアックな発言をしているのは分かってます。円を描くように等間隔で8個のビスが並んでいます。これに機能美みたいなのを感じちゃいました。でも、こんなにたくさんのビスで留められているマウント、ほかを探してもあまりないと思います。

気付いたきっかけは、常連さんが「ミノルタのマウントが欲しいんだけど、同じMCタイプでもマウント部に何種類かあって、探しているのはビスの数が多いやつなんだ~」と言われたこと。

調べてみると、確かにMCタイプでもマウント面は何種類かあるようです。例えば、下の画像にある2本ともMCタイプの50mm。どちらも、上の画像とは違いますよね。

特に右側のマウント面には、ビスが見当たらないし~。このタイプでは側面から3個のビスで固定しているようです。

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