我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年2月

2011年2月13日 (日)

忍者ストラップ

P395 

少し前から気になっていた「忍者ストラップ」なるものを入手しました。正式名称は「diagnl (ダイアグナル) Ninja Camera Strap」。

が、改めて忍者で画像検索してみたら、必ずしも忍者が襷(たすき)掛けをしているわけではないんですね。。。でも、何だかそういうイメージってありませんか?

じゃあ、忍者の襷がけのイメージは何なのか?調べてみたら、忍者は機動性を重視する為に、侍が提げているような長い日本刀を携帯しないのだそう。ただ、日本刀のように反っていなくて、刃渡りも短い刀を背負って襷掛けで携行することがあり、それが忍者と襷がけの接点のよう。

この忍者ストラップの特徴は、襷掛けしたストラップの長さを簡単に調整できるところにあります。

カメラを構える時は長くして、それ以外の時は、カメラがブラつかないようにストラップを短くして、背中に密着させてしまおうというストラップです。

私がこれに反応してしまったのは、自転車に乗っている時に効果絶大なのでは!と思ったから。しかし良く考えてみたら、いつもリュックを背負って自転車通勤している私には、使うシチュエーションがあまりない・・・。

このストラップの使い方を文字で説明するのは難しいので、興味がある方はこちらで確認していただくと動画もあります→http://shop.messengerbag.jp/?pid=20444455

2011年2月12日 (土)

明日、フィルムで出かけます

P386 
パシフィコ横浜で、今日12日まで開催のCP+。その会場で配布されている「写真・映像用品年鑑」の表4(裏表紙)にある富士フィルムの広告に感動です!

そのコピーを全文引用しますと。

「明日、フィルムで出かけます。

日常から少し離れて、ゆっくり写真を撮りたいと思う

様々なシーンに思いを巡らせてフィルムを選び、荷物は最小限に。

気の向いた場所でじっくりとファインダーをのぞく。

シャッターの小さな音が、フィルムが光を捉えたことを告げる。

スピードや効率を忘れ、操作のひとつひとつを楽しみたいから

私は明日、フィルムで出かけます。」

 

なんかちょっとカッコ良すぎる感じもしますが、我々、中古カメラ屋が訴えたいことをそのまま表現してくれています。特に下線部のあたり。

さらに、最後には、

「これからも、富士フィルムは、かけがえのない文化として、

銀塩写真の魅力を伝え続けます。」

この文章、コニカミノルタがカメラ写真事業から撤退する時に、富士フィルムがウェブ上で意思表示した内容に似ているな~と思いましたが、ここ数カ月の富士フィルムの広告(アサヒカメラで確認)では表記されていない表現ですから、この時期に改めて、そう意思表示してくれているようです。

素晴らしい!富士フィルムさん!

2011年2月11日 (金)

白雪なのに黒キヤノン

P385 
今日11日明日12日と、東京地方も積雪の恐れ・・・と、昨日あたりからそんな予報が繰り返されています。

ちらちら降っているものの、今のところ、大したことはなく、店を営業している私どもとしては、営業妨害をされているようで~(涙)。

でも、そんな憂鬱を振り払えるような品物が、アローカメラの買取りで入って来ましたよ。

画像を見てください。インパクトあるキヤノンのカメラレンズの面々。これらの品物、雪の予報が出ているこの連休中(アローカメラも我楽多屋も休まず営業中)、我楽多屋で販売しようかと思います。題して!?「白雪なのに黒キヤノン」。

一番インパクトあるのは、キヤノン7のブラックボディでしょうか!ただでさえ珍しいのに、かなりな美品です。7、7Sといえば、やはり、超大口径レンズの50mmF0.95!セットで持つことで満足感は倍増以上でしょう。

そして、一眼レフ用のFD85mmF1.2S.S.C. ASPHERICALと、FD50mmF1.2S.S.C. ASPHERICAL。こちらの2本の大口径も存在感抜群。F-1あたりとセットで使いたいものです。

どれも、美品ですが現状売りになるので、お店で現物を確認していただきたく、興味のある方はご来店願います。

三共カメラの歩み

P378 
今月行なわれる中古カメラ市、主催するのはI.C.S.輸入カメラ協会です。その協会の会長を務められるのは、三共カメラの細川米一社長。その細川社長が「銀座・三共カメラの歩み」という本を出版されました。

三共カメラといえば、舶来カメラを扱う老舗。うちの店は、現在進行形でお付き合いをさせていただいておりますし、買取名人は三共カメラ出身でもあるのです。その経緯は、以前このブログでも案内しましたし、昨年発行の「野田康司のカメラ四谷快談」にも掲載しています。

さて、この本、派手な表紙の「四谷快談」とは違って、とても渋い装丁です。

題名の通り、三共カメラさんの歩みや、細川社長と木村伊兵衛さんの交友、中古カメラ市の歴史などがとても読みやすく書かれています。嬉しいlことに、買取名人のことにも触れています。筆を執られたのは、「四谷快談」でお世話になった吉岡達也さんなのです。

この本、残念ながら販売されるものではなく、一般の人には入手不可能なものですが、うちの店に置いてありますので、関心のある方はお声掛けいただければ、チラっとお見せすることは可能です。

2011年2月10日 (木)

世界の中古カメラ市

P375 
今月24日から、銀座・松屋にて恒例の「世界の中古カメラ市」が開催されます。今回で第33回目だそうです。

I.C.S.輸入カメラ協会主催のイベントなので、毎度ながら、うちの店は直接関係はありませんが、日本における中古カメラ界の一大イベントですから、積極的にご案内させていただく次第です。

フィルムカメラ、アンティークカメラに関心を持ち始めたばかり~という方も、優良店さんの品物を一度に見られる貴重な機会。是非とも足を運んでみてください。

で、その帰りに四谷三丁目にも立ち寄っていただけると嬉しい限り。うちの店へのアクセスはこちらでご確認ください

案内によれば、以下の4つの特別企画があるようです。

  • アンティークカメラの歴史/戦前から2000年まで年代別に展示・販売
  • 理由あり品セール/2月25日(金)より、各店ブースにて少々理由あり品を破格値にて提供
  • サタデーサービス/2月26日(土)限りの特別奉仕品、掘り出し物を多数用意
  • 最終日感謝セール/最終日の特別奉仕品、掘り出し物を多数用意

また、開催データ詳細は、

  • 第33回 世界の中古カメラ市(アンティークから新品同様まで)
  • 2011年2月24日(木)~3月1日(火)
  • 松屋銀座8階大催事場
  • 午前10時~午後8時(最終日午後5時半閉場・入場無料)
  • 主催/I.C.S.輸入カメラ協会
  • 問合せ先/http://ics1972.jp 事務局:㈱秀光℡03-5816-3081

 

2011年2月 9日 (水)

GA645

P382 
フジのGA645というカメラは、ブローニーフィルムを使う中判カメラとしては、珍しく全自動カメラを謳っています。

ピント合わせ不要のオートフォーカス機能に、露出は絞りもシャッタースピードもどちらもオートなプログラムAE機能、フィルム巻上も自動のオートワインディング機能などなど。近年の135mmカメラであれば、どれも当然に近い機能であるのですがね。

さて、先日、その「GA645」最初期型を持ち出して撮影をしました。まだフィルムを全部撮りきっていないのですが、重大なことに気付いてしまいました!

私が使用した「GA645」と、それ以降の「GA645i」などの間には、「オート」にまつわる機能面で、とある違いがあったのです。

後発の「GA645i」などは、フジフィルムのバーコードシステムに対応していて、フィルム感度と、120か220かの設定が自動なのです。

それを知らない私は、先日の撮影でフィルム感度の設定をまったく気にしないで、フィルム装填し撮影をしていたのです。

フィルム感度の設定なんて、近代のカメラでは「カメラがしてくれること~!」と決め付けてしまっていた自分が恐ろしい、いや、恥ずかしい。

ただ、中判カメラでは後期のGA645が例外なだけで、普通は感度を気にしなければいけないこと。また、フルマニュアルなカメラでは、感度をもとに露出を決めなきゃいけないのは当たり前だし、AE機能が付いたカメラだって、フィルム感度は設定しないといけない時代もあったわけです。。。

最後の最後にした私の言い訳は、「中途半端にオートなカメラは煩わしい。。。」

2011年2月 8日 (火)

From FRANCE

P377 
昨日のこと、フランスにお住まいという紳士(日本人)が来店されました。

「こういうものは値がつきますか?」と取り出されたモノは、ライカのズミクロン5cmF2。しかし、前玉にはちょっと…残念なレベルのキズが付いています。

このキズではジャンクとしてしかと扱えない旨をお伝えすると、「撮影にも影響(フレア)が出るレベル・・・」とのこと。値付けはシビアになってしまいますけど、お断りはしません。また、物々交換なら買取りよりいい率で値踏みします~と案内したところ。

ライカのフィルター2枚と交換となりました。おまけに、フランス製の露出計(ジャンク)も付けていただきました。

で、帰り際に「いつもブログを読ませていただいてます。近くに住んでいたら飛んで行きたいような記事もあるので、、、楽しませていただいてます」と、お言葉をいただきました。

遠ーくフランスで読んでいただいている方がいらっしゃるとは!!とても嬉しく有難いことであります。感謝感謝。

CP+

P376 
気付けば!明日から、「CP+」じゃないですか!カメラ、写真関係のイベントだというのに、発信が遅れてしまいました。

今週水曜日9日から、パシフィコ横浜にて、カメラと写真映像の情報発信イベント・CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2011 「CP+」が開催されます。

会期は12日(土)までの4日間。

詳細は、http://www.cpplus.jpにてご確認ください。

2011年2月 7日 (月)

ハトの頭に・・・

P343 
数日前のこと、開店準備中に店の前をウロウロ歩くハトが1羽。このハトの頭が不思議だったので、シャッターを切りました。

頭のてっぺん付近に綿でも付けているかのように、白い毛がフワフワっとしてるのです。

こういう咄嗟の時にシャッターチャンスを逃さなくて済むのが、カメラを持ち歩くこと。最近はこの程度の撮影なら、携帯電話で十分なのかもしれませんが、以前、一度話題にした「持ち歩け系カメラ」を用意しておくと便利ですよ。

しかし、このハトは何なんでしょう。季節柄、防寒の帽子を被っているように見えなくもない・・・。ただ、まわりに仲間のハトが居なくて1羽でウロウロしていたのは、その突飛な髪型?で仲間外れにされているのか~と心配にもなってしまいました。

 

第52回 得?or 特?

P367 
タムロンといえば、マウント交換が可能なレンズを製造し続けてきたレンズメーカーであります。

一眼レフの多くがAF化されたことで、マウント交換式を維持するには技術的に困難になってしまったため、今は固定マウントのレンズしか製造されていません(2006年7月に順次生産終了のアナウンスがタムロンからされました)。

タムロンのマウント交換式の歴史は、1960年ごろからはじまり、Tマウント→アダプトマチック→アダプトール→アダプトール2と4種類変遷してきました。

しかし、今回の品物は古い世代のレンズなのに、固定マウントのMFタムロンレンズ。ごく僅か、固定マウントのレンズも存在していたようです。

この「tamron-F」と表記されたモノは、どうやら輸出用らしいです。

その「tamron-F 200mmF3.5 ニコンマウント」、ボチボチとカビもありますが、珍品ということで、今回の得特です。いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ち。1980円です。