我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年8月

2010年8月 8日 (日)

白黒ペンD

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白黒コントラストでいい感じのオリンパスペンDのペアです。ペアと表現しましたが、実は「呼び」で偶然に居合わせた2台なのです。

左手のペンD3、我楽多屋の商品にするべく、動作チェックをしたところ露出計も動いており、レンズ・シャッターの状態もまずまず良好。しかし~、外観がかなり汚れておりました。

実際には茶色というか黄ばんだ色味でしたが、表現としては「真っ黒・・・」と言ってしまっていいくらい。で、せっこらせっこらと清掃をして、本来のシルバーボディに戻った頃に、日芸のH君がご来店。

「あっ!」と言いながら、H君がカバンから取り出したのが、右手のペンDの後塗りブラック(純正のブラックボディは存在しませんので)。

真夏の昼下がり、四谷で偶然に遭遇した白(シルバー)と黒のペンDというわけです。面白いのは、かたやちょっと前までは真っ黒系の白だったペンD3、かたや白から黒に改められてしまったペンDというあたり。

ペンシリーズの中では、F値の明るいレンズが装着され、根強い人気のあるペンDシリーズ。初心者や女性をターゲットにした、ペンEEシリーズが自動化を進めていく中、ペンDシリーズは、カメラ好きにターゲットをおいた高級な位置づけでした。

初期型はF値1.9レンズに露出計がセレン式、D2はレンズそのままで、測光精度向上させたCdS式の露出計に変更、D3はD2にF値1.7レンズを装着。全3機種が存在しました。

 

第32回 得?or 特?

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毎日暑い日が続きますが、子供たちは夏休み真っ只中。宿題は順調に進んでいるでしょうか?

自由研究系の宿題に困っている子供たちに、うってつけ!?のブツが入荷。これを第32回の「得?or 特?企画」にします。。。

なんと!そのブツとは、天体望遠鏡です!!といっても、実は、、、かなりトイな感じ。でも、説明書を見たら、「ケンコー」が販売していたようなので、ちょっと安心出来たりもして。

価格は480円!!焼鳥屋のビール一杯より安いかもしれません。夏休みの宿題のお手伝いに、いかがでしょうか。

毎度のように、我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

「ASTRO SCOPE 20×,30×,40×30㎜ 480円」

2010年8月 7日 (土)

えらいっ!ニコン

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ニコンが「フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長」の発表をしました。規定の補修用性能部品の保有期間終了後も、対応期間を5年延長するというのです。

詳細はニコンのウェブで確認していただくとして→(http://www.nikon.co.jp/news/2010/0722_01.htm)、F3、F5、NewFM2、FM3Aあたりが対象品に入っているあたり、フィルムカメラを使っているニコンファンには、かなりな朗報ではないかと思います。

「ニコンでは販売を終了した製品も永くご愛用いただきたいと考え、フィルムカメラに関するサービス内容の見直しを行ないました」とのこと。ご立派です。

ということは、今回対象品に挙がっているカメラは、現役機として安心して使える期間が増すわけで、このニュースを受けて、もしかしたら、中古相場が上がったりするかもしれませんよ。

画像はニコンFの名板を携帯ストラップにした、ある意味とても贅沢なもの。イメージ画像なので、今日のブログの内容とは関係ありませんのでご注意ください。
 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。今回で130回目です。

テーマは「ビビターSeries1レンズを買う」。こちらより、お楽しみください。

実はこのレンズ、以前にこのブログで取り上げたものです。よろしかったら、合わせてそちらもご覧ください。

2010年8月 6日 (金)

ヘキサノン50mm/F1.9

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コニカ(小西六)のライカ用スクリューマウントレンズ、ヘキサノン50mmF1.9です。

フィルムカメラ用レンズのラインナップが淋しくなってしまった今現在、コシナがライカ用レンズをいろいろと出してくれていますが、10~15年前の中古カメラブーム時には、リコー、ミノルタ、コニカあたりも限定販売でライカ用レンズを製造販売していたりしました。

それをさらにさかのぼり、昭和30年前後のこと。日本のカメラメーカーがライカコピー機を製造し頑張っている頃には、より多くのメーカーがライカ用レンズの製造をしていました。

ニコン(ニッコール)、キヤノン、ミノルタ(ロッコール)、東京光学(シムラー、トプコール)の他、フジノン、ズノーは今でもレアモノとして有名。また、ヤシカとオリンパスも僅かに造っていました。で、コニカ(小西六)はヘキサーとヘキサノン。

ヘキサノンは単体での販売がされていたのかどうか、実はちょっと微妙。画像のようにレオタックスのボディとセット売りされていたのがメインだったようです。レオタックスは他にも、シムラー・トプコールやフジノンがセットされていました。また、ニッカにはニッコールがセット売りされていました。

で、ここまでが前置きでして~、画像の中のヘキサノンの製造番号が凄い!ちょっと惜しいけど。「3123456」。で、本題は文字では、これだけです。あとは画像を見てください。

2010年8月 5日 (木)

第2回新宿クラシックカメラ博

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昨年、新宿高島屋で行なわれた「新宿クラシックカメラ博」が、今年も間もなく開催されます。

I.C.S.輸入カメラ協会が、銀座松屋や渋谷東急などで行なう中古カメラ市とは別物。「写真機商振興会」という別のグループが主催するイベントです。一昨年までは、銀座松坂屋で開催されていました。

新宿では第2回目になる今回の副題は「歴史的逸品やレアモデルからデジタルカメラまで、一堂に」。そして、オーストリアからライカショップが出店したり、カメラクリニックが開設されたり(有料)、28日(土)29日(日)にはジャンク品コーナーやカメラ好き著名人のトークショーも予定されているそうです。

たしか、昨年もちょっとツッ込みを入れてしまったはず、、、「クラシックカメラ博」というと、博覧会、展覧会的なイメージもありますが、「即売」という表示もされているように、当然お買い物も出来ます。お宝GETに足を運ばれてはいかがでしょうか?

うちの店は、直接関係ありませんが、クラシックカメラ系が盛り上がるのは喜ばしいこと。期間中にちょうど、うちの我楽多屋のがらくた市(28日)もあります。こちらも合わせてよろしくお願いします。

 

  • 第2回 新宿クラシックカメラ博
  • 8月24日(火)~30日(月)
  • 午前10時~午後8時(最終日は午後6時まで)
  • 新宿高島屋 11階催会場
  • 主催/写真機商振興会
  • http://www.camera.jp/

2010年8月 4日 (水)

オールドレンズ パラダイス2

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もう2年近く前のことになります。「オールドレンズパラダイス」という本が出版されました。

きっかけは、正直な話、出版社さんがうちの店のすぐぞばだった~という、とても単純なことでお付き合いが始まり、以後、発売された「GR DIGITALカスタムブック」や、「PEN E-P2/E-P1カスタムブック」の出版記念のトークショーや、書籍の販売も行なってきました。

それらの本と同じ、著者:澤村徹さん、監修:和田高広さん、発行:翔泳社さんの「オールドレンズパラダイス2」が来週9日に発売されます。

今回は「マイクロフォーサーズ機とマウントアダプタで楽しむ」という副題通り、オリンパスペンや、パナソニックLUMIXに、古いフィルムカメラ用レンズを付けて遊ぼう・楽しもう~というわけです。前回にも増して充実した感じの内容で、本自体の雰囲気が渋い仕上がりです。

前にも書いたことがあるかもしれませんが、マイクロフォーサーズ機の登場で、キヤノンFD系やミノルタMD系の古いレンズの不良?在庫が動き出しましたからね。こういうレンズ遊びもかなり市民権を得てきたと思います。

また、聞いた話では、フィルムでは特に良さを感じなかったような古いズームレンズが、デジタルでは思いのほか良く写るとか~。いろいろと遊び甲斐もあるようです。

で、「オールドレンズパラダイス2」ですが、本来の発売日より一足早く、うちの店では今日(4日)の午後あたりから販売可能になりそうです!

 

Oldlens

オールドレンズパラダイス2

澤村徹/著 和田高広/監修

翔泳社/発行

定価/1,980円+税 

2010年8月 3日 (火)

ハッセルの・・・

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これ何だか分かりますか?初めて見る人には、そうとういろいろな推測をして楽しめるのではないかとも思います。

茶色の革ストラップが付いているので、オシャレなアクセサリーみたいでもあります。また、サイズは小さいけど、その形自体は、勝手に床掃除をしてくれる掃除機ロボットにも似ています。

実際は裏面に「HASSELBLAD」と刻印されているので、カメラの周辺機器であろうことが推測され、正体の予想をする上でもずいぶんと絞られてきます。押しボタンが付いていることから、リモコン系であると推測がついたとしても、「ハッセルで?」と思ってしまう人は旧カメラ人類かもしれません(笑)。

ハッセルにも、503CW、503CXi用に、赤外線リモコンを使えるようなワインダーが存在するのです。ということで、この物体の正体は、ワインダーCW用の赤外線リモコン。

正体を知ってしまうと、ほかに使い道もなく、途端に熱が冷めてしまうかもしれませんが、もう一度改めてその形を見てみれば、以前、紹介したアグファの露出計のように、見事にデザインされたリモコンであるな!と感心してしまいました。

2010年8月 2日 (月)

Pケース

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富士フィルムからこういう案内がFAXされてきました。「135フィルムのPケース色の統合」するというのです。

今まで、カラーネガでは基本、半透明のPケースに半透明のキャップが付いてました。リバーサルは半透明のPケースに黒のキャップ、また、白黒の一部にグレーのキャップも存在していました。

これを、今後、半透明のPケースに半透明のキャップ(現在のネガカラー系)に統合するそうです。

最近、富士フィルムから届く、この手のお知らせには、銀塩関係製品の廃止や統合、整理の案内が多くて、今のご時世仕方ないのかな・・・と思いながらも、淋しい知らせだ~と思って、あんまり深入りしないで見ていましたが、今回の知らせには、ちょっと~?と思いました。

というのは、今まで、カラーネガも白黒も、感度1600のフィルムには、黒いPケースが使われていました。これは、高感度フィルムなので、少しでも外光の影響を受けないように~という配慮から黒なんだと、私は思っていました。

それ自体が誤った認識だったのであれば、今日のブログは全くの無意味な内容になってしまいますが、実際のところはどうなんでしょう?もし、私の認識が誤っていなければ、今回の統合は高感度フィルムには優しくない内容となってしまいます。

さて、この案内には、続いて次のように書かれています。「現在複数色ありますが、これを現在最も数量が多い半透明に統合することで、生産の安定化と環境適合性の配慮を図ってまいります」と。

今の銀塩市場において、「生産の安定化」という言葉は、実に悩ましい言葉だと思います。これを理由にされると、ちょっとやそっとのマイナス事項は、目をつぶらないといけなくなってしまうからです。。。

「環境適合性」も今の世の中、マイナス要素のあるモノを排除する時に有効な言葉だと思いますが、今回の件では私はイマイチ理解が出来ていません。まさか、半透明以外の色が環境に良くないという意味ではないですよね。。。複数種生産することが、環境に良くないということでしょう、多分。

2010年8月 1日 (日)

こども看板娘!?

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カメラ・写真趣味の低年齢化を話題にして、今までに何回か中学生のお客さんなどを紹介したことがありましたが、本日は我楽多屋スタッフの低年齢化!?なんと!女子中学生のスタッフが昨日のこと、1日限りで誕生しました!

最近CMで見かける「こども店長」ならぬ、「こども看板娘」といったところでしょうか!?

というのは、常連さんから、「うちの娘の学校で、夏休みに仕事体験をするという課題があって、ぜひともアローカメラさんで実習させていただけないか?」という打診があったのです。「うちみたいな店でよければ~」ということで、昨日実現したのです。

開店準備、清掃、商品整理、挨拶などなど、中学生には初めての体験ばかりだったかもしれませんが、私にとっても新鮮な経験になりました。大店舗とは違う、町の○○屋さん的な仕事を体験して、少しでも何かを得てもらえていたら何よりです。

今回の実習では、お金のやり取り等は行なわないという決まりだったので、万が一、ご来店いただいたお客様の中でご不便を感じられた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。