我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年8月

2010年8月15日 (日)

カビの花

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レンズにとって、カビが生えてしまうことはマイナス要素です。

しかしながら、ちょっとくらいのカビは、描写には案外と影響ないものだったりもします。

我楽多屋のお客さんの中には、あえてカビ玉を買って行かれて、どんな描写をするのか楽しんだりする人もいるようですが、時々、こんなことを言われる方がいます。「この前買って行ったカビ玉さぁ、撮影してみたら、普通にキレイに写ってしまって、つまらなかった・・・」と。

こういう特殊な楽しみ方は別として、レンズにカビがあることは出来れば避けたいものと言えましょう。

でも、よく見てください。上の画像でレンズに生えているカビを!見事なくらい美しくカビが繁殖しています。まるで、花が咲いているようです。また、花火があがっているようにも見えます。

このレンズは8ミリカメラ用のレンズでして、実写テストもしていないので、描写にどんな影響が出るかわかりません。でも、そんなこと以上に、見ているだけでも「美しいカビ玉」という、それだけで価値があるような気もします(笑)。。。

2010年8月14日 (土)

31234

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またもや「呼び」です。ちょっと背筋がゾーッとしました。というのは大袈裟ですがね。

タイトルの数字を見て、ピン!ときた方は、このブログのそうとうディープな読者だと思います。

約1週間前に取り上げたヘキサノン50mm/F1.9の製造番号は、「3123456」という並びで、ちょっとだけ惜しいけど、その並びの良さにビックリしました。

そしたら、今度は、マミヤ二眼レフ用の交換レンズ「セコール250mm/F6.3」(ビューレンズの方)の製造番号が「31234」。ヘキサノンより桁数が少ないですが、よく似た番号。

というわけで、それだけのことなんだけど、、、

第34回 得?or 特?

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古き良き時代のカメラ屋さん用のフィルター商品棚!です。うえの画像はちょっと良く写ってしまってますが、現物は時代を感じさせる、それなりの程度ですのでご了承ください。

今でも、いかにも昔のままです~的なカメラ屋さんの店内には残っていたりしますが、フィルターの陳列はされておらず、小物の倉庫みたいになっているのが殆どのような・・・。

こんな商品棚が出てきて、うちの店でも置き場所が無くて困っているのですが、、、もしや、自宅のコレクションルームに置いてみたい!などという奇特な方もいらっしゃるかと思って、得?or 特?企画にしてみました。

左の2個、東芝(80㎝×24㎝×13㎝)とマツダ(65㎝×38㎝×11㎝)は各1,000円、ケンコー(30㎝×45㎝×12㎝)は500円。

いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

ちなみに、14日15日の2日間我楽多屋は休業です(アローカメラの買取りは休まず営業)。月曜の朝に希望者の列が出来ていたら、どうしよう!?

2010年8月13日 (金)

トークマン

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トラック運転手さんから、タコグラフ(自動車に搭載される運行記録用の計器のこと)の進化版の話を聞きました。

エコドライブのために、「シフトアップしてください」とか「アクセルを戻してください」とか、運転中に機械がしゃべり出すそうです。その指示通りに走行していると、たしかに、燃費が向上しエコに役立つそうですが、実際に街中でその指示に従って走行していると、まわりの交通の流れを乱すことに成りかねない。下手をすれば、後続車に煽られたりすることもあると言います。

いちいちうるさいな!と思うことも多々あり、仕方なくその警告を無視して走ることもあるそうですが~、人間の恐ろしいところ、、、慣れると、その警告が聞こえなくなることもあるとか。

機械がしゃべる話を聞いて、かつて、「AF-Sトークマン」というカメラがミノルタから発売(1984年)されていたことを思い出しました。

「フィルムをお入れてください」とか「フラッシュをお使いください」とか、言うカメラがあったんですよ。と、その運転手さんに話したら、「それは、親切なんだからいいんじゃないですか!?」と切り返されてしまいました。

調べてみたところ、トークマンがしゃべるのは、上記の2種以外に「撮影距離を変えてください」で、計3種だけ。モード切り替えで、英語でも同じ内容をしゃべるバイリンガルでもあります。もちろん、しゃべらないようにすることも可能。

たしかに、この程度のおしゃべりなら親切な範疇でしょうね。でも、「早くシャッターを切りなさい」とか「構図が良くありませんね」とかしゃべり出したら、余計なお節介で腹が立つかもしれません。

また、多くのカメラにも装備されてるデート機能(日付や時間を写し込む機能)には、プラス装備でアラーム機能もあったようで、目覚ましにも使えたとか。ただ、「朝です、起きてください」とはしゃべらなかったようです(笑)。

14日(土)・15日(日)

 

8月14日(土)・15日(日)の2日間、1階我楽多屋は休業させていただきます。

 

カメラの買取りは、上記2日間も2階アローカメラ買取りコーナーにて営業しておりますので、カメラやレンズの売却をご検討の方はご来店ください。買取名人がお待ちしております。

 

 

2010年8月12日 (木)

夏こそ怪談、いや快談

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今年2月に発売された「野田康司のカメラ四谷快談」、当初、うちの店に用意した数百冊が、ついに無くなり、先日、出版社に追加で取り寄せました。

発売からの半年間、たまたま、本屋や中古カメラ市で本を買って読んだ結果、カメラを売りに来ていただいた方が数名いらっしゃいました。また、読んで面白かったから、人にプレゼントするから~とか、面白いので人にあげてしまったから~と、2冊目を買っていただいた方もいらっしゃしました。

怪談ではないので、暑い夏に読んでも涼を得ることは出来ませんが、快談ですので、何かプラスになることや、ひとときの楽しさを感じていただければ幸いです。

上の画像は「カメラ四谷快談」の表紙と、ごく初期のアローカメラの買取り広告を掲載したページです。

ここで特別に、本の中から一部を抜粋して紹介します。

―カメラを売る時のコツなどありますか?― 

『カメラを売る時に、「このカメラは新品だ」とか「あまり使っていない」などと主張しないほうがいいですね。こちらもプロですから、状態をみれば使用頻度なんかはほとんど分かります。あまりこういうことを言われると、「信用されていないな」という気になります。もう「野田さんに任せた」と言っていただけるほうが責任を感じて、がぜんやる気になりますね。 それと、わざわざ修理をして持ち込むのは~』

2010年8月11日 (水)

キヤノンF-1他、2661g

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重さを量ってるからって、今やってるキャンペーンで買取ったものではないのですが、、、来店された高校生が持っていたキヤノンF-1のシステムが見事なので、キャンペーン用に置いてあったハカリで、ついつい量りたくなってしまった結果です。

その重量、2661g(グラム)!!肩から提げていたら、あっという間に肩凝りになりそうです。

持ち主の高校生、実は高校球児。毎日、朝から晩までの練習でクタクタだそうです。でも、滅多にない休日にこうやってカメラで息抜きしてるんだろうな~と思うと、カメラ屋として嬉しくなります。

F-1に惚れこんだ彼は、練習で忙しい中、そして、多分、お小遣いとも相談しながらコツコツとアクセサリーを探しているようです。モータードライブMF、マグニファイヤー、フラッシュガンカプラーL、オートリングA2付きのスピードライト133D、そして、画像に入れそびれましたが、ブースターTファインダーも。買い求めたカメラ屋さんは、新宿、中野、熊谷、秩父、前橋と各方面。

最後に関連ネタになると思うので~、野球選手と写真趣味というのは、あまり結び付かない感じですが、横浜大洋ホエールズで活躍した屋敷要さんは、静態保存されている蒸気機関車の撮影が趣味だそうで、レイルマガジン誌に連載コラム「保存蒸機撮りつぶし」を持っている程だとか。

2010年8月10日 (火)

ちょっと~ニコンさん・・・

PaperF

先日、えらい!と称賛したニコンさんの携帯サイトを見たところ、「あれっ?」、製品情報にフィルムカメラが載っていないのだぁ。

現行機種として、F6とFM10は存在しているはずなのに~。で、心配になって早速、PCサイトを確認したところ、一安心、ちゃんと載っていました(載っていないと困る)。だけど、携帯サイトではフィルムカメラは省略されちゃってるんですね。。。

ここらへんも、先日の富士フィルムのPケースみたいに、製造販売を継続してくれているだけ有りがたいと思わないといけないのでしょうか。

ただ、PCサイトの方、ダイレクトショップ内に面白いものも発見。ニコンFのペーパークラフトを販売していました。昨年末から販売されていたようですが、知らなかった・・・。価格は税込みで1,500円、制作時間目安は120分とのこと。軍艦部のロゴは、富士山マークの初期型ですが、レンズはちょっと前に話題にした58㎜F1.4や、50mmF2ではなくて、オーソドックスな50mmF1.4のようですね。

http://shop.nikon-image.com/campaign/papercraft_f/index.html

第33回 得?or 特?

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その昔、ニコンFが飛ぶように売れていた昭和30年代後半。売れて売れて、すべて定価販売で、待ち待ち待ちの時代があったそうです。

町のカメラ屋さんが、お得意さんに何とか品物を用意しようとしても、問屋がコムラーとセットなら~という具合で卸した(売りつけられた?)らしい。その頃は、広角よりも望遠、しかもズームがステイタスの時代でもありました。

さて、今回の得?or特?企画は、その頃より少々新しいものかもしれませんが、質感(というか重量感)タップリのコムラー望遠ズーム「KOMURA ZOOM 925」、90㎜~250㎜/F4.5です。外装はスレもありますが、中は大丈夫。

ちなみに、マウントアダプタは、前述のネタふりのニコンではなくてM42ですが、もしかして、こちらの方が引き手が多いかもしれませんね。

我楽多屋ご来店早い者勝ちで、お値段はたった?の1,200円!!

2010年8月 9日 (月)

アクセサリーシューで

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常連さんからの提案です。外付けアクセサリーシューを利用して、ストラップに小型露出計などを装着できるようにしたもの。

画像内に一緒に写っている、ミノルタのアクセサリーシューが材料で、不要部分を切断して、折り曲げただけらしいです。そして、折り曲げた部分にストラップを通して完成だそう。

クラカメには露出計が内蔵されていない機種も多く、さらには、ボディにアクセサリーシューが付いていない機種もあります。そんな場合には、このアイデアで見事解決というわけ。

アクセサリーシューはメーカーによって形状が違うので、材料にするモノによって、皆さん各自アレンジも必要になるかと思いますが、お財布的には実に手頃なお遊び、カスタマイズになると思います。