日本カメラ、月刊カメラマンに掲載しているうちの店の広告を、この8月発売号(8/20発売)より変更しました。毎回、原稿を変更する際は、どうしようか迷うのですが・・・今回はちょっと思い切って、ガラりと変えてみました。*アサヒカメラはスペースの都合上、既存の原稿のままです。
ここからはちょっと長くなりますが、新原稿の制作裏話を~。
「そろそろ広告原稿を変えないとな~」と思いはじめて数ヶ月、日本カメラの担当営業 I さんにも「野田さん、原稿変えてみましょうよ!」と後押しされて、7月初めにいよいよプロジェクトが動き始めました。ここ10年くらい、うちの店の広告制作は、私の友人でもあるデザイナーB氏に手伝ってもらっていますが、今回はディレクター的役割までお願いしました。
広告の原稿を考え始めると、あれも言いたい、これも言いたい・・・となって、限られたスペースの中が文字ばっかりになってしまう傾向があります。でも、カメラ雑誌を読んでいる人には、長年の広告掲載でうちの店を認知していただいている率も高いだろうし、詳しく知りたい人には、ホームページなども覗いてもらえるわけだし、今回はイメージ広告より振ろうということに。
何かキーワードを決めて、それを印象付けられるような内容~ということで案を考えるうち、「量販店やネットショップにはない、カメラ屋さんの良さにこだわりたい~」そんな内容で行こう!と。
で、デザインは?たしか、少し前に某ビールのCMで、著名人親子が飲みながら語り合っている設定があったので、それに似た感じで渋めなのがいいんじゃない!と方向性が決定。
コピーはいつも内製です。コピーライターさんには頼らずに、自分たちで作ります。
撮影場所は、うちの店の程近く、友人がやっているバーを貸してもらうことに。
カメラマンは?プロにお願いするのもいいけど、ここは「四谷系銀塩組」の期待のホープ、日芸のH君に相談したら快諾してくれました。
7月19日(日)の昼下がり、撮影開始。デジタル撮影で依頼したので、H君の撮影機材はニコンD700。甘えついでに、撮影小道具として、M型ライカもお願いしたところ、ローライフレックスまで持参してくれました。プラス、私好みのペトリカラー35の3台を、グラスと一緒にテーブルにセッティング。
どんな服装したらいいか?と、デザイナーB氏に相談すると、ちょいワルっぽくしてみたら?とか言われましたが、ご覧のような、ごく普通っぽく少しラフな感じになりました。
で、どうでしょうか?「中古を扱うからこそ、カメラ屋さんでありたい!」っての。
どういう意味?って思う人もいらっしゃるでしょう。こんな感じです↓ 。
まずは、一台一台程度の違う中古品だから、現物主義でいきたいし、その品物を仲立ちにして人と人との繋がりも大切にしたい。
そして、買取り~カメラを手放す理由やきっかけは、人それぞれだから事務的な買取りは避けたい。そして、我楽多屋~買い物の楽しみを味わってもらいたいので、あの店でこんな経緯で買った~みたいな付加価値も楽しんでもらいたい。
そのためには、事務的で人情味が薄い量販店やネットショップのようではなくて、町の八百屋さんや魚屋さんみたいな店の人の顔を見えて、気軽に話せるようなカメラ屋さんでないといけないんじゃないかと思っているのです。
実は、語っている内容の違う第2弾も用意していますので、乞うご期待!?