我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年5月14日 (土)

ローライフレックス!?

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ローライに詳しい人なら、これを見て「ギョッ!」とするんじゃないでしょうか!?

本来黒く塗られている部分の塗装を全部剥がして、あたかも元々から銀色だったかのように磨いてしまっています。貼り革も貼り替えられています。

で、良く見れば、テイクレンズが無い!そう、ピンホールカメラに改造してしまっているのです。

このローライフレックスは1938年登場のオートマットⅡ型と思われます。2ヶ月前のがらくた市、それも午前中にご来店いただいた方なら、原型をご覧いただいているかもしれません。当日の目玉ジャンク品の一つとして、販売していたものです。

実はこのローライフレックス。長年、どこかに放置されていたらしく、そうとうに程度の悪い個体でした。腐食や汚れ、破損、欠品などが至る所にあり、正直、触るのもちょっと遠慮したいくらいな超ジャンクだったのです。だから、目玉として激安な値付けをしたつもりです。

それをお買い上げいただいたお客さんが、レストアしてこんな不思議なローライフレックスに仕上げて、挨拶代わりにご持参いただいた~というわけです。

ローライフレックスをこんなにいじってしまって!と小言を言う人もいらっしゃるかもしれませんが、廃棄されてもおかしくないような状態だったものが見事に救済された~という解釈をした方が正しいと思います。

ピンホールにした背景は、レンズが使いモノにならないほど程度が悪かったからなのですが、それでも、ピンホール板を装着しているリングはもともとレンズが入っていたリングだそうで、レンズを入れれば元の状態にも戻せる~という配慮もされています。

2011年5月13日 (金)

パノラマヘッド

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最近ではめっきりと見掛けなくなった「ニコン パノラマヘッド AP-2」。レアモノ度は10年ほど前でも高かったし、お値段も結構いいお値段で売られていました。

恥ずかしながら、この「パノラマヘッド」の使い方を今回初めてちゃんと学びました。知らない方もいらっしゃると思うので簡単に説明してみます。

  1. パノラマヘッドの上にカメラをセットします。
  2. 黒色の回転部分に「28・35・50・85・105mm」と刻印がされているので、セットしたカメラに装着したレンズの焦点距離に指標を合わせます。
  3. 組み込まれた水準器を利用して、三脚などの上に水平にセットします。
  4. すると、銀色の回転部分を回して、クリックごとに撮影することで、手軽にパノラマ撮影が可能になるという仕組み。

要はセットしたレンズの焦点距離の画角に合わせて、その分ずつ回転してくれるわけ。

最近のデジカメには、縦や横に一定方向にカメラを振るだけでパノラマ撮影が可能なモノも出て来ているようですが、その仕組みを聞いてビックリ~!しました。

「カメラをひとふりする間に、手ブレ補正を行いながら最大100枚の静止画を高速連写。その連写画像の各画像間のズレを検出し、高精度につなぎ合わせることでパノラマ画角を実現しました。これにより、カメラをスイングするだけの簡単な操作で高画質なパノラマ写真を手軽に撮影できます。」(ソニーのサイトより)

凄い仕事をしてくれるもんなんですね、デジカメって(笑)。

 

2011年5月12日 (木)

初見カメラ&製造番号

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初めて見たカメラです。多分、その製造番号も。

その名を「Starblitz 35ES」。う~ん、知らない。。。

レンズカバーになっているボディ前面部分を上に跳ねあげるように開くと、その裏側にストロボが内蔵されていました。画像のように、上部にディフューザーを付けたような状態で撮影OKになります。

このカメラ、データが見つからず詳細は不明なんですが、、、距離は3段階のゾーンフォーカス、それ以外にレンズの周りに目盛りが2種類あるのだけど、回してみると、どちらもASA感度の表示。え~?既に現物が手元にないので、正直これ以上の詳細が不明です。。。

ただ、廉価版的なカメラであるには違いありません。だから、データも見つからない。。。

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それより何より!?ネタとして取り上げたのは、冒頭にも申し上げたように製造番号も「初めて見た!」ランク級の代物だったからです。なんと、「0000001」。え~!ビックリ~!!な製造番号1番なんです。

第60回 得?or 特?

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今回は「小口径フィルター用のケース」です。

ゴミになっても仕方ないようなものかもしれませんが、こんなものも置いてみます。

価格は1個、50円。

結構古いワルツのにもいくつか違う形があったりして、興味深いものです。こうなると、フィルターケースも過去の文化遺産みたいなもの。ましてや、最近はフィルターが大口径化している時代ですから、余計にこういう小さいものは見ていても楽しい。

新しいコレクションの対象にどうですか!?

いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

2011年5月11日 (水)

オートテラ

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「オートテラ(Auto Terra)」というカメラ、ハカリの製造で有名な寺岡精工(当時は寺岡精工所)が作成したカメラです。

ハカリで重要なスプリングの技術を活かして、カメラ製造をしたといわれています。

1955年に「オートテラ」でカメラ製造をはじめ、4年後に発売した「オートテラスーパー」を最後にカメラ製造から早々に撤退してしまいます。

短期間での撤退の理由は分かりませんが、その間に製造した5機種すべてが、スプリングモーターによる自動巻上げと、ボディ前面にあるシャッターボタンを取り入れていて、独自なカメラを造っていた事実が残っています。

画像にあるのは、その最終機「オートテラスーパー」です。基本、このカメラにはプロバー45mmF2.8というレンズが付いてるのですが、この個体には、ズノー45mmF1.8が付いています。

名玉を生み出しているあのズノーです。ズノー付がどれほど流通しているのか不明ですが、貴重であるのは間違いないかと。

また、当時の広告内のコピーには、このカメラの特徴を、「たとえ片手にタバコをはさんでいても、シャッターに軽くタッチして撮影、その指を離せば撮影済みのフィルムは自動的に巻取られ、同時に次のシャッターが完全にセットされます」なんて風に謳われていました。

デザイン自体はちょっと無骨なところがあって、ロシアカメラっぽい雰囲気も漂っています。でも、シャッターボタンを押すと瞬時にフィルムが巻き上げられ、シャッターがチャージされる感触は、なかなかシャキッとしていて心地良い感じでした。

2011年5月10日 (火)

乾電池のデザイン

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買取り依頼のあった品物のチェックや整理をしていると、電池が装填されたままのカメラやストロボなどを比較的よく見かけます。使われていたのもなら良いのですが、その状態で長年放置されていた場合は、電池が液漏れを起こしていたりすることも多々あります。

ニコン製の8ミリカメラから出てきた単3型の乾電池4本。液漏れを起こしていて電池ブタを開けるのに苦労しましたが、現れた電池を見て「懐かしい~!!」と思ってしまいました。画像は比較的液漏れが少なかった1本です。

私が「懐かしいなぁ~」と言うと、傍らにいたアルバイトは、「え~!懐かしいんですか!?初めて見ました。でも、素敵なデザイン!キーホルダーにでもしたい!」と。

フィルムのパトローネと同じように、乾電池の外装デザインも時代とともに変わって来ているのでしょうが、今まで特に意識をしたことはありませんでした。ただ、私にとっては、この色・このデザインは乾電池の象徴みたいなイメージがあるんですけどね。

現在でもこのデザインで赤い部分が、黒のタイプの乾電池は残っているようです。当然ながら、「ナショナル」ではなくて「パナソニック」ブランドに変更されていますけど。

それと余談ですが、赤メインで、白帯の中に銀色のライン~というこの色・このデザイン。地下鉄丸ノ内線の昔の車両と似ていると思いませんか?

この話をアルバイトにしたら、やはり通じませんでした…。

今、丸ノ内線では昔のデザインをイメージした車両が時々走っています。ピンク色の車内壁面、緑色の床、外装の波型ラインなど。でも残念なことに、ホームドアが設置された丸の内線では、腰くらいの高さにあるこの波型ラインを見られる場所・チャンスが非常に限られてしまいます。せっかくなのに、なんだか残念な。。。 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

今回で139回目です。

テーマは「トキナーの高倍率ズームの重さにしびれる」です。

それでは、こちらよりお楽しみください

2011年5月 9日 (月)

アサペンの絞りリング

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こんなことを澄まーしてやるのは「ペトリ」だけかと思ったら、大のアサヒペンタックスもやってました~。同じ型のレンズで、絞りリングの回転向きが逆なものがあるのです。

ペトリの場合の同じような事例は以前に紹介したことがありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/07/petri3renpatsu.html

しかし、絞る時に右に回すのか!?左に回すのか!?って、統一されていないと写真を撮る時に迷ったりしそうなものですよね?メーカー違い、世代違いのレンズであれば許せるものの、同じ世代、全く同型のレンズでって、どうなんでしょう。

最大絞り値が左側にくるタイプ(上の画像で左側のレンズ)が少数派なんですが、ちょっと前に紹介した8枚玉タクマーのように、レンズ前にある刻印などで見分ける手段はありません。下の画像のように刻印の並び順などはどちらも同じ。

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この情報、ペトリに詳しい常連ペトリさんからご提供いただいたネタです。昨今のペトリ流通量減少に収集ペースの頭打ちが感じられてきたペトリさんが、次に狙うのは、アサヒペンタックスねたなのかもしれません・・・。

2011年5月 8日 (日)

どうして?フィルター

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先日、お客さんが「これに合うフィルターが欲しんだけど。こないだ新品フィルター買って付けたばかりなのに、落しちゃったんだよね。どうしてだろう?」と言われました。

申し訳ないけど、、、どうして落ちたか~は使い方の問題でしょう!?私には分からないなぁ~とちょっと冷めた思いをしながら、お客さんがバッグからレンズを取り出されるのを待っていると、出て来たのは「キヤノンNFD35-70mmF3.5-4.5」。

チラッと見えた時点で「もしや~?」と思いながらレンズを手に取って見ると、ちゃんとフィルターが付いてます。落してません。

そう、このレンズ、ズームリングを回すとレンズ先端が前後に少し動くのです。最広角35mmで一番前に出た状態になり、その時にフィルターを着脱すればいいのですが、望遠寄りにズームリングを回していくと、レンズ先端部がスルーっと、鏡胴の中に隠れて行くように後退していってしまうのです。よって、フィルターも一緒に引っ込んでいってしまうわけ。

お客さんはその引っ込んだ状態を見て、「落してしまった!」と早合点してしまったのです。たしかに、ズームリングが50mmに達する頃には、フィルターの枠がスッポリ隠れてしまうくらい後退してます。

上の右側の画像は、フィルターを外した状態ではなくて、付けているのに引っ込んで行ってしまった状態です。

このレンズ、大量にレンズを整理している時なんかにフィルターが付いたまま出てくると、ちょっとだけ、イラっとするんですよね。。。

2011年5月 7日 (土)

わくわく通信Vol.3

TOPCON35JL[1] 
先月のがらくた市、その結果報告の時にちょこっと話題にしたトプコン35をお買上げいただいたお話、その画像とコメントが届きました。

お買い上げいただいたのは、「売って買って」、そして、「我楽多屋にワクワクを探し」に来られる常連Bさんでした。では、そのワクワク通信をどうぞ。

 

先日購入させていただいた「TOPCON 35JL」は、早速ネガカラーで試写してみました。準広角ともいうべき4.4cm F2.8の写りも良く満足しています。

このカメラはレンズ非交換式ながら、当時の最新ライカM3を意識したような大きなファインダー接眼部と、アルバタ式にもかかわらず近距離補正式のファインダーを搭載しており、巻き上げとシャッターチャージと分けた2回の分割巻き上げは良く調整されたM3も真っ青なくらい滑らかでスムーズな感触です。

そして、この本体購入直後に我楽多屋さんで偶然見つけた「TOPCON」表示がある角型(いや樽型?)のフードは、本体にぴったりフィットしました。!!

クロームメッキ本体の銀色と、アルバタファインダーの金色の輝きは、全金属製カメラの存在感を周囲に放ち、見て触っているだけでも、とても幸せな気持ちになります!

ではまた、わくわくを探しにお邪魔します!

常連Bより

 

【トプコン35 JL】 トプコール44㎜F2が装着されたトプコン35Sに遅れること1年、1957年に発売されたトプコン35JLにはトプコール44㎜F2.8が装着され、若干の廉価版という位置付け。その後、トプコンは一眼レフ製造に専念するので、「35JL」がレンジファインダー機の最終型になった。