我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年5月 6日 (月)

ペトリメーター

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これはさすがにペトリファンの人じゃないと、見向きもされない内容かもしれません。。。

「ペトリメーター」といって、アクセサリーシューに載せる、まるで大きな目玉みたいなメーターがあるのはペトリファンでなくても知っている人はいらっしゃるでしょう。

今回、そのペトリメーターの形状に微妙な違い(製造年の差で)があることが判明しました。

ボディの場合は、同じ型でもロットごとに部品が違う~なんてケースが多々あるペトリなので、それを考えれば、あって当然なのかもしれませんが、、、なにぶん、現存数の少ないペトリメーターですから、今頃気付いた次第です。

では、どこが違うのか~?って、大した差じゃないんですけどね。

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本体後部の処理に差があって、古い世代のものは、平らな板状のものをあてているだけなのですが、新しい世代のもの(今までの記憶はこちらばかり)は、その当て板に縁があって、そこにヒモを通せる穴があるのです。

あとは、感度設定の表示に、新しい世代のものにはASAとDINがあったり、シャッタースピードの目盛も上下で2系統記されています。

それから、社名とマークの差です。古い世代は「Kuribyashi Camera Industry,Inc.」、新しい世代は「PETRI CAMERA COMPANY,INC」。

余談ですが、先日、「広告に見る国産カメラの歴史」(朝日新聞社刊)を見ていた時に、下の画像の広告を見て、「ペトリ?」と反応してしまった私は、病気でしょうか(笑)? 上の画像内、カメラにもメーターにも付いている赤い丸のマークが似てると思うんですが、、、

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2013年5月 5日 (日)

マミヤプリズマットNP

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この宇宙船みたいな物体は、マミヤのプリズマットNPというカメラ用の外付け露出計であります。

思いのほか薄っぺらいものの、横縦にはそれなりのサイズがあって、これをボディのペンタ部分に載せるので案外と不安定。なのに、取付けには露出計後部の爪状になった部分を、ファインダー覗き窓にアイピースで締め付けるだけ。

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ボディ自体にもいくつかの特徴があって、ボディ前面にあるピンがシャッターを切ると同時に飛び出します。そこにはレンズの鏡胴からアームが出ていて、それが押されることで絞り込む仕組みになっています。

また、レンズマウントはエキザクタマウントでありながら、レンズの構造上ぶつかってしまう部分があって、他のエキザクタマウントのボディには付かないのだそう。当時は、標準レンズになんとキヤノンのOEMレンズが1本あったらしい。

この頃のマミヤのカメラに多いのは、ボディに型名を記していないこと。このカメラ、改めて説明しますと「プリズマットNP」と言うらしいです。どこにもそんなことは書いてませんけど。。。

で、マミヤが国内向けに販売した1眼レフ第1号機でもあるんです。1961年のこと。

そして、マニア的に興味深いのは、このカメラ。ニコンのニコレックスFのベースになった機種なんだそう!今回、その2台を並べる機会を得たので、どうぞご覧ください。

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2013年5月 4日 (土)

超お買い得品でした

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自虐ネタに近いです(笑)。

先日、がらくた品の中にあったストラップをまとめて整理中、渋みの出ている皮ストラップが1本ありました。

皮ストラップの場合、状態が悪いと切断の危険もあるので、程度の悪いものは商品になりませんが、使い込んだりして渋みの出ているのものは、それを故意的に演出するのが難しいこともあってか、探している人が意外といらっしゃったりします。

これは、イケるなぁ~!と判断して、適当な値段を付けて我楽多屋に出しました。

並べて2時間くらい後のこと、このストラップを見つけたお客さんが迷わずカウンターに持って来られました。

その時になって、「もしや…?」と気付いてしまいました。このお客さん、その直前にライカのフードの購入を迷われていたので。。。

お客さんが他の品物をご覧になっている隙に、このストラップをよく見ると「LEITZ WETZLAR GERMANY」って、かすかに押しがぁ!

一瞬ためらいながら、お客さんに「すみません、これ画像に収めていいですか?」と尋ねると、お客さんが「ブログですか? でも、このストラップ、ホントにこの値段でいいんですか?」と。「えぇ。お買上げを決められたものだから、撮影のお断りをしないと~と思ったのと、、、値段はこれでいいですよぉ。こちらがウッカリ見過ごしたのだから。見つけられたお客さんの勝ちです!」

お恥ずかしいのと、ナマナマしいので、上の画像、値札は全部写さないことにしました。

お客さんも言われてましたが、「普通、一桁違いますよね!?」と。はい、そういう値付けでした。。。

2013年5月 3日 (金)

太郎符列久寿

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「太郎符列久寿」は冗談ですが、「TAROFLEX」(=タローフレックス)という、その名前から「太郎?」ってなわけで、ごく日本的な2眼レフ~くらいで流してしまうには勿体ないカメラです。

製造はなんと戦前の1943年。もともとシャッター製造(NKSネームで)をメインにしていた日本光測機製作所製。戦後「タロン」ブランドでカメラ製造をしたメーカーです。

戦前の国産2眼レフのほとんどは、ローライコードⅡ型を模していると言われている中でも、このTAROFLEXは加工精度や品質面が良好だったそう。特に、戦時統制の時期だったことも合わせて考えると、真面目に丁寧に造られたカメラだったのでしょう。

見所は、ピントノブに刻印された「MADE IN NIPPON」や、ネームプレートの下に刻印された「NIPPON KOSOKUKI SEISAKUSHO TOKIO」という表記。

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「NIPPON」や「TOKIO」ですよ!なんかカッコいいですよね!

一昨日の晩にFacebookページでチラ見せした「MADE IN NIPPON」の正体はこの「TAROFLEX」でした。

 

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2013年5月 2日 (木)

フラッシュユニットB-Ⅲ

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これはキヤノン純正のフラッシュユニットの中でも、あまり見かけることのないタイプで「フラッシュユニットB-Ⅲ」といいます。

いくつかの見所があるのですが、ご覧のようにバルナック型キヤノンのアクセサリーシューに載せて装着すると、まず、ちょっとゴツイ。

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そして、正面から向かって右側にアクセサリーシューが設けられています。不要な時は上に跳ね上げられる。要は、50㎜以外のレンズを装着した時、このフラッシュユニットがアクセサリーシューを分捕ってしまっているので、ここにビューファインダーを付けられるような配慮。

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そのアクセサリーシューの反対側にはステーが飛び出ていて、装着するとシャッターボタンの上空を覆うような感じになってます。

さて、このフラッシュユニット、機能的にはシンクロ接点のない機種でも、シャッターを切るのに合わせて発光させられる優れモノ!?なんです。というか、それ専用。

詳しい仕組みやタイミングは不明ですが、本体後ろのレバーを抓んでセットし、本体横にある代理のシャッターボタンを押すと、カメラボディのシャッターボタンをカチンッと叩くと同時に、セットしたバルブも発光させるようになっているのです。

モノの本によると、「内部同調回路を備えていないキヤノンⅡD型やⅢ型などに使用する外部同調式のBC型閃光機」との説明がありました。

最後に後姿もどうぞ。

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2013年5月 1日 (水)

真紅のフェラーリ!?

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本日は、実にユル~いネタです。

ご覧の赤いの、クルマの形をしたオモチャか何かに見えますよね!?実はこれ「カメラ」なんです!!

カメラとしては、実に簡単なオモチャレベルなんですが、デザインをこれだけ遊んだ~というか、カメラに見えない~というか、十分にクルマに見える~カメラって点では、凄く高レベルなんじゃないかと思うんですが、いかがでしょう!?

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フィルムやスプールの軸にあたる部分を丸くタイヤ状にデザインしてみたりして、頭を使っているのもニクいところ。

個人的に感心したのは、リアスポイラーの部分がカメラを握った時の右指のグリップになって、実にいい感じなのです。これ、かなりキレモノなデザイナーさんの作品かもしれませんね!

2013年4月30日 (火)

プログラム露出2眼

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「唯一」という言葉はあるけど、「唯ニ」という言葉はないのかなぁ。。。

世界広し、プログラム露出機能の付いた2眼レフは、「ローライマジック」と「リコーオート66」の2機種だけ。

そのリコーオート66は、1959年に発売されました。それは、一般的なカメラにプログラム露出機能が装備されはじめて少し過ぎた頃、2眼レフにも~という流れで登場したようですが、何故か、国内では評価が得にくいだろう…ということで、輸出専用機だったのです。

ピントフードの前寄りにある露出計の針に合わせるように、カメラ底面にあるダイアルを回して赤い指標を動かします。黒い針と赤い指標を合わせれば、露出はそれでOK。

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一方、ローライマジックは1960年の発売。ローライの方が後発??

当時の日本とドイツのカメラ産業を考えれば、これだけよく似た格好していると、日本が真似てる~と考えるのが普通なんだけども。実際の開発についての詳しくはよく分かりません。ただ、ヤシカ44のように公けにケチはつけられてないようです。

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【追記】 上記に『プログラム露出機能の付いた2眼レフは、「ローライマジック」と「リコーオート66」の2機種だけ』と記しましたが、厳密には「6×6フォーマットの2眼レフで」2機種が正しいです。「リコマチック44」という4×4フォーマットの2眼レフがプログラム露出を備えていました。失礼しました。

 

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2013年4月29日 (月)

ペトリフレックス7の見所Ⅱ

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昨年、「ペトリフレックス7の見所」ということで、ボディに数ヵ所ある特徴的な部分を案内しました。

が、今回入って来たペトリフレックス7は、それより後期型のようで、前回取り上げた魅力部分の2ヶ所に変更が加えられていました。

ひとつは、巻上げレバーの刻印。「Single Stroke 180°」とあった刻印が省略されています。レバーの形状を立体的にしたので省いたのか、それともコスト削減か。

そして、右肩の「Petri flex 7」の刻印。英文字と数字がクロスするような洒落たデザインだったのが、ご覧のようにクロスしないタイプにレイアウト変更されtます。

英文字には墨を入れずに、数字の「7」だけに墨を入れるスタイルが、継承されているのは譲れなかったこだわりなのか!?

マイナス要素だけでは淋しいので、前回説明しなかった「ペトリフレックス7」の特徴を一つ案内しておきます。

目玉のような特徴的な露出計の受光部分が、前方に大きくせり出しているために、レンズの鏡胴根元付近にある絞り値の数字が隠れてしまって読み取りづらいのです。

その対策として、ボディのレンズマウント部からちょっと横にずれたところに、絞り値を示す表示窓を作っています。

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これは、レンズに付いたピンとボディ側にあるピンとを合致させることで動作させているので、ペトリマウントのレンズだとしても、このピンの付いたレンズでないとダメですけどね。

2013年4月28日 (日)

使う頻度の高い順

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昨日の「がらくた市」、やはり変わりモノ系カメラが多かったからでしょうか~、ゴールデンウィーク初日で天気も良い行楽日和にも関わらず、沢山の方にご来店いただき、おかげ様で盛況でした。ありがとうございます。

当然ながら、田中長徳先生のトークショーもいつも通りの盛り上がり。昨日の朝まで10日間ほど滞在されていた大阪の街や、大阪芸大での話をメインに楽しい1時間半でした。

それから下の画像はというと。

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トークショー開始前に、カメラおさわりコーナーで控え中の長徳先生。

テーブルの上に置かれたカメラを見て、「同じのを全部持ってるなぁ~」と言いながら、「私が実際に使う頻度の高い順に並べ替えてみました~」という、そんな光景です。

一番手前はやはりライカM3でしたね。

 

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2013年4月27日 (土)

藤田光学

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現在、レンズメーカーというと、タムロン、トキナー、シグマあたりが有名です。

その走り~とも言えるメーカーが藤田光学。

こんな経緯があります。藤田光学は、1957年に「フジタ66」というカメラを販売します。しかし、自社製カメラはこのシリーズ限りでした。

その少し前の1952年に旭光学は「アサヒフレックス」という国産初の35㎜1眼レフを発売するのだけど、当初用意された交換レンズに広角は有りませんでした。

そこへ1958年藤田光学は、アサヒフレックス用の広角レンズを販売したのでした。それも、国内では開発が遅れていたレトロフォーカスというタイプをいち早く開発したのです。アサヒフレックス用のほか、M42、エキザクタなどのマウントを用意していました。

実際、そのほとんどは輸出がメインだったようで、FujitaやFujitar以外にも相当数のブランド名があったようだし、OEM供給も盛んだったので、さらに沢山の名称で同型のレンズが存在するらしい。

ここにあるのは、「WIRGAR 35㎜F2.5」という、M42マウント。鏡胴のゼブラ模様や、妙に銀々しい部分が魅力的で、実際にも見ため以上の重量感が良いです。

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何のボディに付けようか迷った結果、製造元のフジタに似た名称のフジカST701にしてみました。シンプルボディに金属チックなレンズがイイ感じです。