マミヤプリズマットNP
この宇宙船みたいな物体は、マミヤのプリズマットNPというカメラ用の外付け露出計であります。
思いのほか薄っぺらいものの、横縦にはそれなりのサイズがあって、これをボディのペンタ部分に載せるので案外と不安定。なのに、取付けには露出計後部の爪状になった部分を、ファインダー覗き窓にアイピースで締め付けるだけ。
ボディ自体にもいくつかの特徴があって、ボディ前面にあるピンがシャッターを切ると同時に飛び出します。そこにはレンズの鏡胴からアームが出ていて、それが押されることで絞り込む仕組みになっています。
また、レンズマウントはエキザクタマウントでありながら、レンズの構造上ぶつかってしまう部分があって、他のエキザクタマウントのボディには付かないのだそう。当時は、標準レンズになんとキヤノンのOEMレンズが1本あったらしい。
この頃のマミヤのカメラに多いのは、ボディに型名を記していないこと。このカメラ、改めて説明しますと「プリズマットNP」と言うらしいです。どこにもそんなことは書いてませんけど。。。
で、マミヤが国内向けに販売した1眼レフ第1号機でもあるんです。1961年のこと。
そして、マニア的に興味深いのは、このカメラ。ニコンのニコレックスFのベースになった機種なんだそう!今回、その2台を並べる機会を得たので、どうぞご覧ください。