我楽多屋にジャンク品として並べていた「セミイコンタ」です。
先日、お客さんがそれを見て「おぉ!満州国向けのだ。これを見てしまったからには買わずにはいられないなぁ」とつぶやかれました。
背蓋を開けた時にだけ見える本体側のある部分に、ごくごく小さい文字で「for Manchoukuo」と刻印されているものが存在することを、今回初めて知りました。
このお客さん、この刻印が入ってるセミイコンタを既に1台お持ちなのだそうですが、祖祖父様がかつて満州国にいらっしゃったそうで、縁を感じてしまうのだそうです。
私は今回初めて知ったわけですが、ご存知の方が意識されていても、滅多にお目にかかることが無い希少品です。
さらに、この個体をいろいろと調べてみるに興味深いことも判明します。
シャッターボタンがボディ側にあるので、1932年発売のセミイコンタの後期モデル(1936年以降)です。レンズ番号を調べてみると、1936年にカールツァイスイエナで製造されたテッサ―レンズであることも判明しました。そこから、この個体は1936年ないし1937年に完成したと思われます。
満州国が建国されたのは1932年ですが、国際連盟加盟国の多くは満州国の独立を認めず、それが理由の一つとなって日本は国際連盟を脱退しました。その後、ドイツが満州国を承認したのは1938年のこと。
すると、この個体がドイツから満州へ渡ったのは1938年以降と考えるのが自然です。でも、1938年にはセミイコンタのⅡ型が登場しているのです。
ここら辺の時系列から、型遅れになったカメラに「for Manchoukuo」と刻印して売ったのかなぁ~とか、満州から日本へはどんなルートでやって来たのだろうかぁ~とか、このカメラのカメラ人生を勝手にいろいろと想像するのも楽しいですねぇ~なんて、そのお客さんと話が盛り上がりました。
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1月20日発売の女性誌「mina」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2020/01/mina3-1111.html)に我楽多屋の取材記事が掲載されてから、若い女性がチラホラご来店くださっています。
特集内容がそうでしたから、「初めてのフィルムカメラ」を探しに来られる方がほとんどです。
どんな写真を撮りたいのか、どんなカメラをイメージしているのか、写真を撮るにあたってどのくらいまで自分で操作することを覚悟できるのか、などなどをヒアリングしながら、私なりにこんなカメラがいいんじゃないか~と提案するようにしています。
今のところ結果的に、全自動のAFフィルムコンパクトカメラに至るパターンがほとんどです。中にはAFではないけども、コニカC35的な簡単カメラをお買上げいただいたパターンもありましたが。
今日の話題にしたいのは、全自動のAFフィルムコンパクトカメラの動作確認や状態チェックのことです。
「mina」に掲載される前から、ここ半年くらいでしょうか。10代後半から20代くらいの若い人が1台目のフィルムカメラにこれらのカメラを選んでいく傾向があるので、中古市場の価格が少し上昇していました。
数年前なら「あげる!」と言っても断られていたようなカメラでも値が付くようになっています。
そこで私が気にし出したのは、カメラの知識がいくらかでもある人に値段で判断して買っていただくのとは訳が違うし、実際に値付けも高くなっているので、以前よりも確認やチェックを厳しくしないと~という点でした。
それ以後、常連さんとこのことについてお話をさせていただく機会が何度かありましたが、ある常連さんは「それでも、我楽多屋さんの値付けは安いよ」と。
また、娘さんにこのタイプのカメラを買って来て欲しいと頼まれたという~ある常連さんに「レンズにちょっとだけあるクモリかカビのようなものが気になるんですよね~」と言って、これから並べようと思っていた品物をお見せしたら、「他のお店なら、この程度なら全然OK品でしょう。で、もっと高い値付けで売ってますよ」と。
まあ、他のお店は~それなりのお考えもあるのでしょうけども。私の場合、カメラを始めてみようという知識の乏しい人には、ちゃんと判断したものを正直な姿勢で売りたいな~と思うのです。
雑誌の記事がキッカケでフィルムカメラを始めてみよう~という層の皆さんが、その後もカメラにハマっていく率ってのは低いかもしれないからって、こちらはいい加減したくない。また、さらなる興味を持ってカメラにハマっていく人に、最初の店としての印象を大事にしたいですからね。
長くなりますが、先日「mina」を見て来られたお客さんに向く全自動AFフィルムコンパクトカメラの在庫が我楽多屋に無くて、新宿の中古カメラ屋さんを数店紹介しました。そしたら、「他のカメラ屋さんも初心者に親切に対応してくれますか?」と心配そうにされているので、重複を避けるのと印象悪くしないために、最初から「フィルムカメラを始めたいので全自動コンパクトカメラを探してるんですが~」と切り出した方が良いと思いますよと案内しました。
画像の2台は、そのお客さんが来られた日に後から入って来たカメラ2台。ちょっとタイミングがズレちゃって残念でした。
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画像のニコン1 J5にコダックエクターのシネレンズが取付けられているのは、昨日のお客さんカメラです。
肩から提げられたその佇まいが気になってお声掛けしました。
「何かのカメラに似ているなぁ~」と思ったからなんですが、そのカメラ自体を滅多に見かけないカメラだし、名前さえ思い出せない。たしか、ドイツのカメラだったはず...。
お客さんに「分かったらお知らせします」と言って、後からいろいろネット検索したりして探してみました。
で、どうやらこのカメラ「ALTIX」っぽいんだけど、自分が勝手に記憶していたイメージとちょっと違っていて、お客さんカメラにほとんど似ていないような気がしてきました…恥ずかしい。
いちおう言い訳をしておきますと、レンズの両脇にある銀色の丸いボタン的なものがどちらのカメラにもあります。レンズの鏡胴が幾重かに段々になっているあたりも似ていると思いませんか!?。あと、サイズ感も似ていたような...。かなり厳しいですね(>_<)
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110フィルム使用の簡単カメラです。
「トイレベル」と言いたいところですが、110カメラの場合はコダックやフジフイルムあたりのメーカーさんでも、これと同じような至って簡単な作りのカメラを出していましたから、このような知らないブランドのものと一緒くたに「トイ」と呼んでしまうのは抵抗があります...。
今回のこのカメラ「Telechan(テレチャン)」、新品当時のままの元箱に入っていなければ話題にすることもなくスルーしていたと思います。
でも、元箱に書かれていることを読んだら、嘘八百だらけ!?だったので話題にしたくなりました。
元箱に「自動焦点」と書いてあるので気付いたのは、ボディに記されている「MK-11 AF」というネーム。これの「AF」はオートフォーカスのつもりのようです。
そらには「自動露出」とも記されています。
しかし、どうみても「固定焦点」「固定露出」としか思えません。
元箱に入っていた簡単な使用説明書の性能欄には、こっそりと「固定焦点」って事実が記されていました。絞り値は記されていませんが、「メカニカルシャッター1/125秒」と単速である事実も記されていました。で、操作してみて、絞りが変わっている様子は一切ありません。
トイカメラじゃない...無名ブランドの簡単カメラの揚げ足を取るような内容になっていまいましたが、嘘を言っちゃいけませんよねぇ。
あと、箱の内側の日本地図と日の丸。国内販売用なのにこういう絵柄ってのも変わっていると思いませんか!?(>_<)
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先日、物々交換でやって来た品物の中に「オリンパス-エース」がありました。
背蓋には何やらキャップのような黒い物体がテープで貼り付けられていました。レンズのフロントキャップはちゃんと付いていたので、「何だろう?」と疑問に思いました。
(下の画像はテープを既に剥がしてしまった後なので、その黒い物体を背蓋の上に置いているだけですが)
程なく「もしや?」と思って、交換式のレンズを外してレンズリア側に当てがってみると、ちょうど黒い物体がハマりました。
この黒い物体の正体、フィルムカメラをやっている人ならほとんどの人が分かると思います。フジフイルムのフィルムケースの蓋です。
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画像は一昨日のお客さんカメラです。TONEの豆カメラです。
最初そのお客さんの雰囲気からして、先週発売の雑誌「mina」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2020/01/mina3-1111.html)を見てご来店いただいた、フィルムカメラを始めてみたい!という女子かと思いました。
おかげ様で「mina」発売後そういう女子がご来店されて、フィルムカメラ手始めにコンパクトカメラをお買上げくださるパターンが数件あったからです。
ところが、そのお客さんが持っていたカメラは綺麗な革ケースに入った豆カメラだったのです。
今となっては簡単に入手出来ないフィルムを装填して実際に撮影されてるそうで、撮影した写真も見せてくださいました。
「TONE」を話題にした、過去のブログ記事(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/08/20-4d2d.html)を見てご来店くださったそうです。
正直に、最初は「mina」をご覧になって来られた方かと思いました~と話したら、「ガチです」と返って来ました。これは失礼いたしましたっ!
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一昨日のことです。「今日はちょっと見せびらかしに来ました(^-^)」と、お客さんが言われました。
カバンから取り出されたカメラが「コニカⅠ型」と思いきや...、コニカⅠ型が1948年に国内販売される1年前に、対米輸出および米軍PXでのみ発売された「コニカ スタンダード」でした。
でも、お客さんはカメラ自体の自慢で来られたのではなくて、自作した底ケースの方でした。
ストラップアイレットが無いために持ち歩くのが不便なので、折角珍品カメラを入手したものの仕舞いこんでしまいそうだから、ケースを自作したのだそうです。それが、思いのほか気軽に良く作れた!ということでした。
実にスッキリとしているのに必要十分に頑丈そうで、良い感じでしたよ。
もう一つ、前回ご来店の時にフィルター径がイマイチはっきりしないまま、お買上げいただいたコニフィルター(Y0)がこのカメラにピッタリだったとのことで、残りの2枚(Y1とY2)も買い占め(笑)に来られたのでした。
最後に「コニカ スタンダード」ですが、販売の経緯が前述の通りなので「Made in occupied Japan」とカメラ上面にシッカリと記されていますし、背面の貼り革に「Konishiroku」とちょっと洒落た書体で弧を描きながら型押しされているのもイイ感じです。
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CHERRYの外付けセルフタイマーです。
セットした後に「ジーッ」と音を立ててスタートし始めて、いよいよシャッター切れますよ!って頃には花びらが開くようなアクションするのが特徴的です。その動作、以前にも話題にしています。
画像では分かりにくいので、動画でもYouTubeにアップしています。
こんな動きをされると、セルフタイマーを使って撮影するような用事が無くても、手の中でセットしては動作させて~を繰り返して楽しめそうです。
それで、連想したのがハンドスピナー。
手で回して遊ぶ玩具です。子供が遊ぶだけじゃなくて、大人にも手慰めになると、数年前にちょっと話題になりましたよね。また、ストレス解消や集中力アップにもなるとか。
ハンドスピナーと同じくらいの大きさだし、チェリーのこのセルフタイマーも十分な手慰めになりますよ。
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