コニカ スタンダード
一昨日のことです。「今日はちょっと見せびらかしに来ました(^-^)」と、お客さんが言われました。
カバンから取り出されたカメラが「コニカⅠ型」と思いきや...、コニカⅠ型が1948年に国内販売される1年前に、対米輸出および米軍PXでのみ発売された「コニカ スタンダード」でした。
でも、お客さんはカメラ自体の自慢で来られたのではなくて、自作した底ケースの方でした。
ストラップアイレットが無いために持ち歩くのが不便なので、折角珍品カメラを入手したものの仕舞いこんでしまいそうだから、ケースを自作したのだそうです。それが、思いのほか気軽に良く作れた!ということでした。
実にスッキリとしているのに必要十分に頑丈そうで、良い感じでしたよ。
もう一つ、前回ご来店の時にフィルター径がイマイチはっきりしないまま、お買上げいただいたコニフィルター(Y0)がこのカメラにピッタリだったとのことで、残りの2枚(Y1とY2)も買い占め(笑)に来られたのでした。
最後に「コニカ スタンダード」ですが、販売の経緯が前述の通りなので「Made in occupied Japan」とカメラ上面にシッカリと記されていますし、背面の貼り革に「Konishiroku」とちょっと洒落た書体で弧を描きながら型押しされているのもイイ感じです。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。