我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年2月 3日 (月)

全自動AFフィルムコンパクトカメラ

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1月20日発売の女性誌「mina」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2020/01/mina3-1111.html)に我楽多屋の取材記事が掲載されてから、若い女性がチラホラご来店くださっています。

特集内容がそうでしたから、「初めてのフィルムカメラ」を探しに来られる方がほとんどです。

どんな写真を撮りたいのか、どんなカメラをイメージしているのか、写真を撮るにあたってどのくらいまで自分で操作することを覚悟できるのか、などなどをヒアリングしながら、私なりにこんなカメラがいいんじゃないか~と提案するようにしています。

今のところ結果的に、全自動のAFフィルムコンパクトカメラに至るパターンがほとんどです。中にはAFではないけども、コニカC35的な簡単カメラをお買上げいただいたパターンもありましたが。

今日の話題にしたいのは、全自動のAFフィルムコンパクトカメラの動作確認や状態チェックのことです。

「mina」に掲載される前から、ここ半年くらいでしょうか。10代後半から20代くらいの若い人が1台目のフィルムカメラにこれらのカメラを選んでいく傾向があるので、中古市場の価格が少し上昇していました。

数年前なら「あげる!」と言っても断られていたようなカメラでも値が付くようになっています。

そこで私が気にし出したのは、カメラの知識がいくらかでもある人に値段で判断して買っていただくのとは訳が違うし、実際に値付けも高くなっているので、以前よりも確認やチェックを厳しくしないと~という点でした。

それ以後、常連さんとこのことについてお話をさせていただく機会が何度かありましたが、ある常連さんは「それでも、我楽多屋さんの値付けは安いよ」と。

また、娘さんにこのタイプのカメラを買って来て欲しいと頼まれたという~ある常連さんに「レンズにちょっとだけあるクモリかカビのようなものが気になるんですよね~」と言って、これから並べようと思っていた品物をお見せしたら、「他のお店なら、この程度なら全然OK品でしょう。で、もっと高い値付けで売ってますよ」と。

まあ、他のお店は~それなりのお考えもあるのでしょうけども。私の場合、カメラを始めてみようという知識の乏しい人には、ちゃんと判断したものを正直な姿勢で売りたいな~と思うのです。

雑誌の記事がキッカケでフィルムカメラを始めてみよう~という層の皆さんが、その後もカメラにハマっていく率ってのは低いかもしれないからって、こちらはいい加減したくない。また、さらなる興味を持ってカメラにハマっていく人に、最初の店としての印象を大事にしたいですからね。

長くなりますが、先日「mina」を見て来られたお客さんに向く全自動AFフィルムコンパクトカメラの在庫が我楽多屋に無くて、新宿の中古カメラ屋さんを数店紹介しました。そしたら、「他のカメラ屋さんも初心者に親切に対応してくれますか?」と心配そうにされているので、重複を避けるのと印象悪くしないために、最初から「フィルムカメラを始めたいので全自動コンパクトカメラを探してるんですが~」と切り出した方が良いと思いますよと案内しました。

画像の2台は、そのお客さんが来られた日に後から入って来たカメラ2台。ちょっとタイミングがズレちゃって残念でした。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。