★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
コンタックスG1が登場したのは1994年なので、もう31年も経過しているのですね。「もうそんな前になるのか~」と遠い目になる人は、きっと私と同じように50代半ば以上の人でしょうかね。
30年近く前のものであれば、いろんな問題?が起きて来てもおかしくないのでしょうけど、これから話題にする症状はもう15年くらい前から頻繁に確認出来ていたと思いますし、こんな部分がぁ!?と思う場所。
ご存知の方も多いと思います。Gマウントレンズのマウント部に青緑色の汚れのようなものが付着してくる症状です。
グリスか何かが滲み出て来て!?とか思ったり、もしや緑青(ろくしょう)?~とか思っていましたが、今回初めて検索とかしてみたら、なんと~緑青のようですね。マウント面を外したりして、除去や掃除をしている人もいらっしゃるようです。
ちなみに上の画像、マウントの平らな面は既に布で少し拭い取った後なので、最初はもっと緑青たくさんでしたし、ボディのマウント面にも緑青くっ付いてました(>_<)
以前紹介したお客さんカメラ「Ferrania Euralux 44」に乗せられていたビューファインダーが、見慣れないユニバーサルファインダーでした。
その時はカメラ本体のネタが濃すぎて、このファインダーには触れずにいました。
変倍式ではないユニバーサルファインダーの代表格はライツのイマレクトかと思います。それを模したものも多数存在していますが、そのタイプのファインダーは内部で切り込みの入った2枚の板が動くことで、視野を広めたり狭めたりしている構造になっているはずなんです。指でこんな風にしているのと同じイメージかと。
それに対してこのファインダーは、その外観や側面の作りから想像も出来るかと思いますが、6サイズの視野枠が開けられた筒状の輪が、中で回転することで視野が切り替わるようになっているみたいなのです。
ところで、このファインダーには「SPIRATONE」というブランド?と、「UNIVERSAL FINDER」という品名?が刻印されているのですが、その出所はよく分かりません。
上から二番目の画像をよ~く見ていただけると分かりますが、「V」と「A」の位置が入れ違っているうえに、天地が逆にもなっているんです(>_<)
それと先程は6つの視野枠と書きましたが、実際のところ「50NO」「50WA」「50TE」の違いと「44NO」「44WA」「44TE」の違いがほとんど分かりません。
いろいろと謎が残ったままのユニバーサルファインダーであります。
★本日6月15日(日)、我楽多屋は閉店時間を1時間早め、午後4時に閉店させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
少し前のこと、我楽多屋に高級フィルムコンパクト機のライカminiluxのジャンク品を並べていました。
そのジャンク度合いは…使用は完全不可。電源が入ってレンズも出て来るのだけど、シャッターがどうしても切れない…状態でした。
売れるまでの数日間、気になって見た人のほとんどが残念がっていました。
いま現在は既に販売済なので、これを買って行かれたお客さんがいらっしゃるわけで、そのお客さんが買って行かれる決め手!?となったのが「露出計として使える」という理由?発想?でした。
たしかに、シャッターは切れませんがその直前の段階まで行くので、例えば~絞り優先モードにしてシャッターを半押しすると、ボディ上面の液晶には適正なシャッタースピードが表示されます。
フィルム感度はDXコードで読み取るカメラなので、フィルムが入っていない状態でどのフィルム感度での数値なのか調べる必要はありますが…。それが面倒なら各種フィルム感度のパトローネを用意しておいて、必要に応じてそれを入れ換えて使えばいいんですよ(^^)
*調べたところ、このカメラはDXコードの無いフィルムではISO感度100として認識するそうなので、未装填でも同様かと思います。
いやいや、実に存在感のある高級仕様の露出計です。それの売り値がジャンク露出計と大差ないんですから、これは買い!って判断してくださいました、そのお客さんはね。
サラエボ・オリンピックのNikonネーム入りクーラーバッグを巡って、我楽多屋でこんなことがありました。
長年継続して物々交換をご利用いただいているYさんが物々交換の品の一つとして、このクーラーバッグを持参されました。中にも少し物々交換用の品が入っていました。
その時、店内にちょうど居合わせたSRさんはYさんと同じグループのカメラ仲間で、どうやら出身校もご一緒のよう。
SRさんが好みそうなクーラーバッグということで「どうでしょう?」と話を振ると、ビンゴ!!
即、私は「YさんとSRさんで直接やっちゃってください」と提案。ま、これが高価な!?モノなら~考えちゃいますけど、個人間でやってもらった方が幸せでしょう。うちの店はその場その機会を提供出来たことだけで幸せですから。
ちょっと似たようなことが最近もう一つありました。ある日、我楽多屋で初めて居合わせたOさんとSEさんなんですが、ちょっと縁あって私がお二人各々を紹介しました。
その日、SEさんが探しに来られていたのは中判カメラあたりに使うシャッター単体で、我楽多屋の在庫にあったシャッター(レンズも付いていた)にはサイズが合うものがありませんでした。事務所が近くにあるOさんが「私が合うのを持ってるかもしれないから~」と、一旦戻られて4個持って来てくださったのです。
まず、OさんSEさんとも「あ…お店の中でこんな直接マズいですから、野田さんに一旦お渡しして~」と気を遣っていただきました。
これも決して高価なモノじゃないし!?そのお気遣いが嬉しいし、「いえいえ、直接やっちゃってください」と言いました。
結果的にはSEさんがお探しのサイズに合うものがなかったので、Oさんから物々交換の品として我楽多屋が受け取ることになったのですけどね。
こんな密で濃厚な事例を挙げると、まだ我楽多屋へご来店経験が無い人や来店回数の少ない人には常連客優先みたいな感じで敷居を上げてしまうかもしれませんが、お気になさらず。来店数とか知識とかより、人間味を重んじていますので(^^)
このペンタックスK-5は、少し前に我楽多屋で完全ジャンク(使用不可品)として売ったものです。
バッテリーを入れれば電源が入って、シャッターボタンを押すと何らかの反応はあるけどもシャッターは切れず、それ以上は先に進まなくなる…状態だったと記憶しています。
買って行かれたお客さんの話によると、この個体はどうやらAF機能がダメになっているようで、その状態になるとピントをマニュアルで合わせようが、シャッターが利かなくなるシステムっぽいのだそうです、K-5というカメラ自体が。
ただ、こうしてレンズを付けて持ち出されていらっしゃるということは…。「魔法のお呪いがあって、何とか使う方法を見つけたんです!」と。
先述の様にピントをマニュアル操作で合わせても本来はシャッターが切れないのだけど、ピントを合せた後にシャッターボタンを何だかいじっていると、反応して切れるようになるのだそうです。
ただ、そのお呪いが決まった操作ではないというので…。それなりに面倒だったりするし速写製は無いのかと...。
でも、楽しみ方は人それぞれ、使用不可品が使えるようになったというだけで俄然面白みが増すのも分かるような気がします。
これはキヤノンの一眼レフ用標準ズームレンズの普及版何種類かに対応している純正フード(EW-60C)です。
本来はこんな丸い穴は一つも開いてません。
フードに穴を開ける理由として、PLフィルターを回転させるために開ける人がいますが、この形状ではこの穴を利用して指でPLフィルターを回転させることはまず不可能。
じゃあ、何のために???と考えてみたのですが、サッパリ分かりません。
レンジファインダー向けのフードで、取付け部の径より被写体側の径が大きくなっている場合にファインダーケラレを軽減する目的で穴が開いているフードはありますが、このフードはほとんど広がってない形状なので、そういう理由は却下。
そもそもフードとしての本来の効果が落ちる可能性もあるし、気まぐれで穴を開ける人もいないでしょうから、こうしてキッチリと等間隔で同じ大きさの穴が5つ開けられているには、それなりの理由があると思うんですよね。
皆さんはどんな理由を推測されますか?
★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
もう半月ほど前になります~Facebookページにはアップした、多分…キヤノンのセレナー50mm/f1.9と思われるレンズ。
その形状とスペックからセレナーであろうと判断しているのですが、値札にも「多分」って書き込んでいます。
この個体のムムムッと思う点は、本来であればレンズ名やスペックが刻印されている名板が真っ黒なんです。でも、もともと刻印されていた文字を塗りつぶしたとか、いい加減に削ってしまった形跡が無くて、綺麗に無地の名板がハメられているのです。
ライカボディにセレナーを付けて持ち歩くことに抵抗を感じたライカユーザーが、手間を掛けて細工したものなのかなぁ~なんて思っていました。
が、先日常連さんから貴重な話を聞くことが出来ました。書籍(朝日ソノラマ刊「キヤノンレンジファインダーカメラ」233P)に記述されていることも確認しました。なんと!当時、セレナーのコピー品が製造されていたという事実があったのだそうです。
この個体がそのコピー品にあたるのかどうかは分かりませんが、「多分、セレナー」と捉えるよりも、もしかしたら万が一のコピー品の可能性も含めて「セレナーの偽物かもしれない」と捉えた方が夢が広がるかもしれませんね(笑)。値札も書き換えようか!?
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第308回目のテーマは「ChatGPTが採用した新しい店員さんは、広末とガッキーを足して、2で割った人」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html
*閲覧は2025年9月初旬まで