我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年11月

2024年11月10日 (日)

富岡様のマクロレンズ

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お客さんに見せてもらった、富岡様のマクロレンズです。

「YASHINON」だけど「TOMIOKA」ともハッキリ刻印されてるんでビックリしたんですが、よくよく考えてみたら、過去にこのブログでも標準レンズで両方刻印されたものを紹介していました。あの時は「YASHICA」で「TOMINON」表記の広角もありました。

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今回のマクロヤシノン60mm/F2.8を見せてくださったお客さんは、フジのGFXに付けて撮影されているそうで、撮影画像を数枚見せていただきましたがイイ感じでした。

で、このブログ的には鏡胴に記された白と黄のヒゲが美しい~ので取り上げさせていただきました。

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白い方は被写界深度、黄色い方は露出倍数で良いのかな???

富岡様はこのヤシノン(ヤシカ)以外に、同レンズをリコーとマミヤにも供給していたようで、リコーのリケノンの方はカメラレビュー別冊クラシックカメラ専科No.39(朝日ソノラマ発行)にこんな記事を見つけました。鏡胴に記されたラインが一緒です。

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2024年11月 9日 (土)

なっげぇ~レリーズ 2

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エアーレリーズ自体を久々に見たような気がします。ちょっと前まではもう少し頻繁に見ていましたが、それでもゴム球の部分が変質して機能しなくなっているものがほとんどでしたけど…。

さて、この個体。リールに相当な長さのチューブがグルグル巻きにされたままの状態でゴム球を握ってみたら、なんとか機能していました。で、どのくらいの長さがあるんだろう?と思って、リールからチューブを解き始めたら~長い長い。

長いケーブルレリーズで話題にしたライツの「FISEX」を思い出したので、同じように店内中央のテーブルの周りを這わしてみました。

こっちの方がちょっと長いような気がします。計ってみたら、6m30cmありました!

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最近滅多に見ないような書き方をしましたが、調べてみたら今も新品が売られていました。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第301回目のテーマは「阪神タイガーズではなくて、阪神エレファンツ」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2025年2月初旬まで。

 

2024年11月 8日 (金)

「定価」と「概価」

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文京区大塚にあった日本フォートサービスさんの冊子「日本フォートサービスが推奨する 内外カメラ綜合カタログ No.3」。1952年5月に印刷されたものです。

先日、Facebookページには~エキザクタ・ヴアレツクスのビオターF2付きが定価154,000円で載っていることをアップしました。

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ライカのページを見ると、「定価」表示されている品物と「概価」表示されている品物があることに気付きました。一瞬何だろう?と思ったけど、中古の概ねの相場のことだろうと推測しました。

店に国語辞典が無いのでネットで調べたところ、「概価」という言葉は一般的な単語としては存在していないみたいです。

でも、冊子の最後の方に注釈がありました。「本カタログに記載致しました価格は一般に公表されているものを定価とし、中古及び今後発売を予想されますものは概価(概算価格)としました。」と。

改めてライカのページを見ると、当時(1952年)最新型のⅢFとそれ以前のモデルとの価格差についていろいろな見方が出来て興味深いです。初期モデルのスタンダードやDⅡでさえ、その時点では20年経つか経たないかの中古品なんですからね。

国産カメラとの比較も必要でしょうから、ほんの一部だけ載せます。

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また、当時の物価なども参考として必要になるでしよう。1952年の大卒公務員初任給が7,650円というデータがありました。

★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

 

さらに、この冊子の内容をよく読むと、日本フォートサービスさんがとても真面目に営業をされていたであろう姿勢がうかがい知れます。

冒頭の一部分を抜粋すると、「弊社は広い視野と正しい公平な観点から良いものをより廉く皆々様の
お手許に御奉仕申上げたいという主旨から、一部粗悪品や体裁の良い形態ばかりのカメラを排して、本当に使用者に喜ばれ、お使いになつて為になるもののみを厳選の上収録致しました。粗悪品を売るということは、弊社で製作されたものでなくても、選んでお買い求め願った弊社の側に一切の責任が帰属致して参ります。営業本位の経営を離れて、価格の高低を問わずその価格にふさわしいカメラ、実質的にその価格として価値のあるカメラを過去の経験を通してお薦めして参りました。人間には人間としての人格があるように、カメラにはカメラ自身の品格があるべきであります。このような意味であくまで良心的製作態度から出発して製作された一流厳選カメラを皆々様にお薦めしてゆきたいと存じます。」と書かれていました。

そして、「カメラの種類は極めてその種類が多く、どのカメラを御自分の御予算からどのようにして選ぶかということは仲々難しいもので御座います。カメラにはみなそれぞれの特徴がありますので、まず御自分の御予算と御自分の御使用目的をはつきりお定め願いまして下記の各種カメラの特徴を御斟酌の上、御自分の御希望カメラを御選択下さい。何れも弊社の厳選一流品の責任票を附して販売致しておりますから御安心の上お買い求め下さい。」と書かれた後に、商品紹介のページに移っていきます。

 

 

2024年11月 7日 (木)

写ルンですじゃなくて~

Flashback

世の中いろいろと訳の分からないことが起こりますが、こんなカメラ「FLASHBACK ONE35 CAMERA」が登場していたことを数日前まで知りませんでした…。

レンズ付きフィルム(写ルンですなどの使い捨てカメラのこと)みたいな格好をしていますが、デジタルカメラなんですって。

その特徴は、写ルンですと同じように巻上げダイアルを回してはシャッターを切って、1枚ずつ写真を撮っていくスタイル。でも、液晶画面など無いので撮った画像を見ることは出来ません。27枚撮り切るとスマホアプリと接続して(疑似)現像に出すことが出来て、24時間後に画像データをアプリで見られるようになるのだそうです。

撮れる画像は最近の若い人がフィルム写真に求めているような!?~偏った色味だったり粗めの画質だったりするエモい系の画像らしい。

だったら、写ルンですを使えばいいじゃん!とオジサンは思っちゃいますけど、それを言っちゃ~ダメなんでしょうね。

価格が15,500円だそうです→https://joinflashback.co/products/flashback-one35-camera

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2024年11月 6日 (水)

ホンモノとニセモノ

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、苔リウムです。

8年前に苔リウム(左)を作りました。しかし、手入れを怠ったので数年後には無残な姿になり、結局は枯らしてしまい放置していました。

今度は荒れないし枯れない…ニセモノで復活させました。名付けて、偽リウム(右)。

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2024年11月 5日 (火)

身内から譲り受けた2台

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義父からカメラ2台を譲り受けました。

デジタルカメラの方は何年か前に、それまで使っていたデジタルカメラ「キヤノン IXY200a(2002年発売)」が壊れたとのことで、私が送った中古の「ニコン COOLPIX L16」(2008年発売)。

これは使用バッテリーが単三電池ということもあって、16年も前の機種だけど~今でも十分に気軽に使えるのですが、「もう写真を撮ることもない...」のだそうです。

フィルムカメラの方は、1978年発売の「ヤシカ AUTO FOCUS」。

こちらは当時新品で買ったそうだけども、数回しか使っていないという。勿体ない...と思われるでしょうが、義父は当時ヤシカに勤務していたので何かのキッカケで入手したのかもしれない。新品定価4万円程したもの。

ヤシカの方も使用バッテリーは単三電池。装填されたままだったので少し液漏れを起こしていましたが、接点を磨いたら動き始めました。

ヤシカの方は手元に置いておこうかと思っています。

 

 

2024年11月 4日 (月)

Canonの何用キャップでしょう?

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「Canon」と記された、このキャップは何用のキャップでしょうか?

と質問をしておきながら、特に変哲もない見た目のキャップを裏面も見せずに出題しているところに、我ながらちょっと卑怯さを感じています。

そして、上のコメントにヒントがあるのですが…それでも分かる人は少ないだろうなぁ。

表面がこのデザインのキャップは、スクリューマウントのキヤノンレンズや一眼レフになってFLの時代くらいまで存在していました。

なので、キヤノンにちょっと詳しい人なら、40mm・48mm・55mmあたりのフィルター径に被せるタイプで、このデザインのキャップが存在するのをご存知でしょう。

でも、このキャップは違うんです。裏面が二重構造みたいになっています。

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で、「FOR CANONEX」と答えが記されています。

CANONEX」はキヤノン唯一のレンズシャッタ―式一眼レフカメラで、レンズ前側のデザインがこんな風に二重になっているので、そこへハメ込むような感じで被せるんですね。

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CANONEXについては、こんな裏事情!?を話題にしたことがあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/04/post-7f97.html

 

 

2024年11月 3日 (日)

気が利かない?現場監督

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ウッカリしていました。というのは…コニカの工事用カメラ「現場監督」の発売初期の2機種を覚えていなかったのです。

画像の右側が初期モデルの一つ「現場監督DD」(1989年発売)と言って、40mmと65mmの2焦点式。これと40mm単焦点の「現場監督」(1988年発売)の2種が初期モデル。

左側はその後に出た第2世代(私が勝手に見た目だけで分けてます…)の中の「現場監督28WB」で少しデザインが変わります。第2世代は微妙な仕様や焦点距離の違いで数機種存在しますが、現場監督ズーム(28-56mm)を除けば大きな差はありません。

さて、今日一番話題にしたいのは「現場監督DD」の動作チェックをしている時に、面食らったことがあった点です。

外光に反応して露出が変わっているかを大雑把に確認する為に、ストロボの発光モードをOFFにしてボディ前側からレンズの中を凝視しながら1回シャッターを切った後に、照度が違う条件でもう1回シャッターを切ったら、ストロボが思わず発光して眩しい思いをしたのです。

どうやら、シャッターを1回切る度に発光モードがリセットされてAUTOに戻る機能のよう。そういうカメラも稀に有りますけど少数派だと思います。ちなみに、「現場監督28WB」の方は電源を切るまで設定した発光モードは固定されます。

工事用カメラという位置付けのこのカメラの場合、光らせてはいけない場面や光らせたくない条件での撮影が予想されるし業務上の撮影なのだから、任意で設定した発光モードが保たれた方が気が利いていると思うのだけど…。

わたし的には、電源を切るまではモードが固定されている方が気が利いていると思うんですけど、人によってはシャッターを切る度にモードがリセットされる方が気が利いていると思う人もいるのかもしれませんね。どっちが気が利いているとは一概に言えないのかな…。

 

以下、記録として「歴代の現場監督」(35ミリフィルム仕様のみ)を発売時期を添えて並べてみました。日本カメラ社発行のカメラ年鑑を参考にしました。

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あと、現場監督絡みでは以前に「TITLE HOLDER」なんて珍しいモノや、専用フラッシュなんてのも話題にしたことがありました。

 

 

2024年11月 2日 (土)

採光窓、隠しちゃえ!笑

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マップカメラさんが採光窓が無いデジタルライカ向けに、偽の採光窓を貼ってドレスアップしよう~というステッカー状の「MAPCAMERA illuminating window sticker」を売り出した話題がここ数日、私の近辺で持ちきりです。

偏屈で天邪鬼だったりもする私は「だったら!フィルムライカの採光窓を塞いでしまってデジタルライカ風にしちまえ!」みたいな発想をしてしまうのです。

そんなの実用無視じゃないか!?と言われるでしょうけど、例えばノーファインダーで撮っているような人にとっては、採光窓を塞いでブライトフレームが見えないのなんて全然関係ないですからね(>_<)。

それに、実際にパーマセルテープを一重に貼って塞いだくらいでは、ブライトフレームそれなりに確認出来ました。

青く光って見えるのは、デジタルライカにある「明るさセンサー」と呼ばれる部分を真似てラインストーンを貼ってみました(^^)