我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年6月

2017年6月 2日 (金)

タンク奪い合いライカ対決

東京東奔西走中の長徳先生が我楽多屋に立ち寄られている最中に、以前紹介した爆発ライカトゲトゲライカの持ち主の若人がご来店されました。

そのお客さんに、「あっ、ここにあった現像タンク無くなっちゃいましたか?6本現像できるやつ」と質問されました。

そしたら、長徳先生が「あっ、それ少し前に私が買っちゃいました」と。

そうなんですよ。その現像タンク、1年近くは売れ残っていたんですが、1ヶ月弱前にやっと長徳先生にお買い上げいただきました。最近はかなり現像で活躍しているようです。

さて、現像タンクを奪い合ったお二人、ご持参のカメラが渋い対決となりました。

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左は長徳先生のDⅢ+コシナフォクトレンダーのウルトロン35ミリ、右は若いお客さんのMD-2+ゾナー50ミリ。

 

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2017年6月 1日 (木)

微妙なOM10

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オリンパスOM10は「絞り優先AE機」で、OM-1やOM-2の普及版という位置づけです。

20年ほど前の中古カメラブーム以来、このカメラの立ち位置は微妙...。プリズムが腐食してしまったOM-1やOM-2にプリズムを移植するための部品取り用とされることが多く、ファインダーを覗くとプリズムが取り去られて真っ暗けになっている個体をたびたび見かけます。

今回の個体に電池を入れてチェックをしてみると、シャッター切れるんだけども動作がイマイチ。それでも、プリズムはキレイ。

この状態だとジャンクで売ることになるので、やはりプリズム移植用になる運命なのかな...と思いつつ、さらにチェックしてみると、こんな状況でした。その状況をラベルに書いてボディに貼り付けてあります。

「電池入れるとシャッター切れますが、オート不良。マニュアルアダプター有ればOK。でもファインダー内ランプ×」

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もう少し説明を加えると、「電池を入れてもいい加減にシャッターが切れてるだけで、絞り優先機なのにちゃんとシャッター速度が変化していないから、これでは一般的に使い物になりません。が、OM10用のアクセサリー「マニュアルアダプター」を付けてみたら、マニュアル操作ならシャッター速度の調整が可能になりました。これは使えるな~思うかもしれませんが、本来ならファインダー内に点灯して適正なシャッタースピードを知らせてくれるランプが付かないので、露出計ナシの完全マニュアル機と割り切ってもらえれば使える状態です。」

いやはや、立ち位置だけでなくて、その状態自体が実に微妙。

 

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