少し前に紹介した露出計の「GOSSEN Sixtomat」の記事をご覧になって、翌日すぐにご来店くださったFさん。
来店早々に店内を確認して「あった!良かった!」と。「でも、動作や精度はジャンク扱いですよ」と言うと、「いやいや、もうカッコだけで十分なので」と。
その時にも言われてましたが、家にバージョン違いがあるのだと~。
後日、画像を送ってくださいました。たしかに、3つともSixtomat。でも、微妙に色や素材が違いますね。
また、カッコでいうならこんな露出計もありましたねぇ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/07/agfa-lucimeter.html
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一眼レフの「ミラーずれ」って、故障というか状態悪化をご存知でしょうか?
ボディ内で斜めになっているミラーが、下方へ微妙にズレ落ちて来るような症状のことを、「ミラーずれ」と言ったりします。
あまりズレると、シャッター切ってミラーアップする際にレンズの後端部に接触してしまうため、撮影がちゃんと出来なくなるし、ミラーにヒビやカケ、ワレが生じることになります。
このミラーずれ、ミラーを接着剤で貼り付けて枠などで押さえたりしていない機種で起り得る症状ですが、まぁ、ほとんどの場合はそうそう起りません。ただ、ごく一部の機種で起こり易いカメラがあります。ここではあえて何かは言いませんけど。
ある常連さんが言ってました。「この症例が出易いカメラを保管する時は、ボディを上に向けて置いておいた方が安心かもしれない~」と。
接着面が弱ってズレて来るのなら、保管する時くらい、その重力を逆の方に向けた方がいいから~というわけです。
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こんなことあるんだ(◎_◎;)
ミニ三脚とジャンク露出計などをお買い上げいただいたお客さんが、お会計後に「ブログに出ていたベルクハイルはここに並んだんですか?」と質問されました。
すると、まさにその瞬間、先週そのベルクハイルをお買い上げくださった写真家の中藤さんがご来店。苦笑されながら「すみません、それ私が買わせてもらったんですよぉ」と。
先のお客さんがお帰りになってしばらくしてから、今度は中藤さんが「ここのアンティーク系の露出計の中に使えそうなモノはありますかねぇ?」と。
大らかに見てもらえれば、とりあえず使えそうなモノは有ったはずなのに適当なのが見当たらない...。そういえば、さっきのお客さんが2個買って行かれた露出計が、ボチボチ良さげのだったかもしれない!
しかし、こんな行き違いの奪い合いみたいなことってあるんだ!と、かなり不思議な体験が出来ました(笑)。
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カメラの動作チェック時のボケ話なんですが、ちょっとややこしい話になるかもしれません。でも、分かる人にはそのウッカリ加減を笑ってもらえるのではないかと。
ミノルタX-7は、かつて(1980年過ぎ)宮崎美子さんのCMで有名になったカメラです。このカメラは、撮影モードが絞り優先AEに特化されたモデル。
電池を装填し、レンズを付けていない状態でシャッターを切ってみると、まず最初は切れたのです。が、次に切ろうとしたら切れないのです。何度か試しているうちに、カメラを下に向けていると切れるのに、正面や上を向けていると切れない…不思議な状態であると判断しました。
品物としてはジャンク品扱いになるけども、これはこれでネタになると思って、わざわざ三脚に載せて、どのくらいの角度から切れなくなるのか試して、それを画像に残してネタにしよう~!なんて、今思えば馬鹿なことをやり始めたのです。
が、レンズが付いている方が体裁が良いだろうとボディにレンズを付けて、まず正面を向けてシャッター切ったら、切れるんです。斜め上方に向けても切れるんです。
おかしいなぁ~?直っちゃったか?と思って、レンズを外してやってみたら、やはり下の方を向けている時にしか切れない。。。
そこで、やっと気づいてしまいました。自分がなんと恥ずかしいことを発表しようとしていたのか!ってことを。
そう、このカメラ。絞り優先AE限定のカメラなのでレンズ付けてなきゃ、それこそいくらか明るい方を向けたら光入り放題になるので「超露出オーバーですよっ!」ってことで、シャッターにロックを掛けてくれてるんです。だから、レンズを付けていない状態では、入ってくる光が押さえられる下の方を向けた時だけシャッターが切れていたってわけでした...。
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ちょっと前…(と言ってももう1年以上経ってた)に、写ルンですの30周年記念でアニバーサリーキットなんていうのが発売されましたよね。
あれは現行の写ルンですに、初代のデザインをあしらった厚紙で出来た箱のようなカバーを被せるような仕組みでした。
今度の『「写ルンです」プレミアムキット』はシリコン素材出来た、またまた初代のデザインをあしらったカバー付きのセットだそうです。富士フィルムさんも商魂たくましいなぁ~(笑)。今度のは写ルンです2本とシリコンケース1個のセット売り出そうですよ!
でも、とりあえず注文しちゃうんだろうなぁ。
ところで、その去年出たやつ、撮りきってないのと未開封なのがまだ1台ずつ手元にあったりしますけどぉ…(下の画像)。
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中古カメラを扱っていると、いろいろなカメラやレンズが入って来ます。今日は、いろいろと言っても機種などの種類のことではなくて、状態について話題にしたいと思います。
先週、たまたま2件、同じような状態のカメラが続いたのですが、果たしてこのカメラはどんな保管状況だったのだろうか?って、汚れ方。画像の5台はその2件分を合わせてもの。
まず、中ほどのオリンパスの2台は別々の人からの出なのに、ともにタバコのヤニ系の汚れで間違えないと思うのですが、そのこびり付きようと言ったら半端ない(特にペンの方)。濡れた布で拭くと、布がまっ茶色になりました。
あとは、埃だらけの2眼レフ。まぁ、埃の多い場所に置いておけば、このくらいは程なく汚れるのかもしれませんけど、払えば落ちるのに...。
一番手前の一眼レフは、頭をゴツン!とぶつけたんでしょうね。ファインダー窓のあたりが歪んでるのが分かりますでしょうか??
さて、これらのカメラは家の中で長年放置されていたカメラで、多分お持ち込みいただいた人ご自身のカメラでなくて、親のカメラだったりご遺品なんだと思うんですが、カメラ屋的には「カメラ愛が~」という残念な受け取り方をしてしまうのです。
でも、ゴミとして処分されずに、こうやってカメラ屋ルートに出してもらえることだけでも良しとしないといけないのかもしれませんね。
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過去の画像やブログを見ていたら、個々に取り上げていたカメラに面白い相関関係がありました。
先月下旬に渋谷で行なわれた、I.C.S.主催の「世界の中古カメラフェア」のポスターにも出ていた「コーナン16」。コーナン16はもともと、甲南カメラ研究所が作成したミカ・オートマットをベースに、事情があってミノルタが発売したものなのです。
そして、「ミノルタ16」。コーナン16をベースにしたので外観はそっくりなのですが、真鍮ボディからアルミニウムボディに変更したので大幅な軽量化がされました。
そしてさらに、コピー大国?旧ソ連でミノルタ16をコピーしたの「ベガ16」。フィルムマガジン、フィルター等の互換性もあるらしい。
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一昨日の土曜日は、このブログでも参加者募集の案内をしました。田中長徳先生 古希のお祝い「CT70パーティー」でした。
参加者総勢70名ほど、これはもう~うちの店的には身の丈を超えた規模。でも、今回のパーティーは、私二代目がたまたま言い出しっぺになっただけで、写真家の加納満さんと我楽多屋ご常連の加藤聡さんと一緒に、ともに長徳ファンとして計画したお祝いパーティーでした。
集まってくださった皆さんもそこは同じ、田中長徳という魅力ある写真家を敬愛するファンばかり。よって、堅苦しくないとても良い雰囲気のパーティーになったと思っています。いや、有り難いことにみなさんからそう言っていただけました。
当日まで、ひた隠し続けた記念写真集は1970年代にウィーンで撮影された長徳先生の未発表作の中から、加納さんセレクトで編集された50ページもの。参加者だけに配られた超貴重品です。
見たい!という方は、一昨日のパーティーに参加された人を探して、「見せて欲しい!」とお願いしてみてください(笑)。
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