お山万歳!
フォクトレンダーのカメラです。なんと、100年以上前の1914年に発売された乾板フォールディングカメラ。
その名を「Bergheil(ベルクハイル)」と言います。ドイツ語で「お山万歳」的な意味だそうで、頂上を征服した時に発する歓声なんだとか。
実際、このカメラは実にシッカリと出来ていて、当時のフォクトレンダーを代表する高級機だったそうです。
全体の造りがシッカリはもちろんのこと。水準器が付いていたり、フレームファインダーは手前側のフレームが上下してパララックスの補正もされるし、文字が小さすぎて読みずらいですけど鉄板製の被写界深度表もボディに貼られています。
この個体には日本製ですがロールホルダーも付いているので、ブローニーフィルムでの撮影も可。
このベルクハイルを我楽多屋に並べてから程なくしてご来店された写真家中藤毅彦さんが、「このカメラはブラッサイ(1899-1984)がパリの夜を撮ったというベルクハイルですね!」と大変興味を持たれていらっしゃいました!
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