我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年10月

2015年10月 5日 (月)

そのひとカメラ

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常連Mさん、かなりこだわり系というか、マニアック系というか、ディープ系な嗜好の方です。

いつもカメラのストラップをたすき掛けにされています。ご来店いただくと、たすき掛けのストラップに提げられたカメラに目をやるのが、私の習慣になっています。

あまり見たことない珍しいカメラや、カメラは普通でもレンズに変わったものが付いていたりすると、いつも通り~ってことで、ひとまず安心します。

で、疑問に思うと、「それは何ですか?」とかお声掛けするのですが、ニコンFに普通にニッコールが付いていたり、今回のようにライカM5にライカレンズが付いていたりすると、つい早々に「あれ!?今日は普通のカメラですね!」とか声を掛けてしまいます。

すると、Mさんが苦笑いをされながら会話が始まるのですが、、、

普通の人(普通という表現がMさんに対して失礼になるのかも…と思いながら)が、ニコンFやライカM5を提げていると、「いいカメラですねぇ」とか「M型でもM5なのはこだわりですか?」とかお声をかけるはずなのに、何で、Mさんの場合は「普通のカメラですね」になってしまうんでしょうね!と。

あと、田中長徳先生が最新型のデジタルカメラなんかを持っていると、「変わったカメラ持ってますぇ~」なんて風にもなりそうですよね!?とか。

まぁ、初対面ではないので、その人の雰囲気というか空気にあったカメラを、見る側が勝手に決めてかかっているところがあるわけです。だから、「普通」とか「変わった」とか。

しかし、Mさんにしてみれば、何で私には勝手そういう階級みたいのが与えられて、持参のカメラの評価をされてしまうのだろうか?的な疑問があるようでした。。。

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さて、今回のカメラは、ライカM5にエルマリート21㎜F2.8が付いています。強いて言えば、スーパーアングロンじゃなくてエルマリートなんだ?という見方も出来ますが、、、Mさん曰く、「これエルマリートでも初期のもので、最短撮影距離が0.4mの玉なんですよ!」と。やはり~地味に変わったもん持っていらした!(笑)

 

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2015年10月 4日 (日)

カメラ屋だぜ!

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うちの店、カメラ修理は原則受付ておりません。それは自分とこで修理する技術がないのと、買取りのアローカメラで買取らせていただいた品物は現状で必要とされている業者へ転売しますし、我楽多屋に並ぶものは、壊れていたって現状売りが基本、そういう店なので~。

ただ、お友達関係!?にある修理屋さんはいるので個別で対応させていただくこともあります。

少し前に、「家にあるカメラが壊れているみたいなんですけど、修理できますか?」と相談を受けました。どこが壊れているのか?伺うと。そのカメラはフィルムカメラで、使い方自体もイマイチ分かっていない~というので、「今度取りあえず持って来て見せてください~」とお答えしました。

それから、半月?1ヶ月?正直、ちょっと忘れてしまっていたのですが、その方が再びご来店されました。

ご持参のカメラは、ヤシカFR-1。(上の画像はイメージ画像でFR-1ではありません)

あぁ~多分電子シャッターが逝かれちゃってんだろうなぁと思いながら、電池を入れて動作確認したらシャッター反応している。「大丈夫そうですよ」というと、「フィルムが進まないような~」と言われる。

そうかそうか、そこまで見ていない…。テストフィルムを入れてチェックすると、ちゃんとフィルム送られてる。「装填が悪かったのでは~?」と。

「とりあえず、フィルム1本試しに撮ってみてください。多分、大丈夫です!」と。だって、レンズは綺麗なヤシノン50㎜/F1.4が付いてるのです。いい写真を撮ってもらいたい。

ただ、ピント合わせないといけないし、絞りも決めないといけない。幸い動作OKなので、絞り優先で撮れることを簡単にお話しして。

でも、絞りの選択が不適正だったり、手ぶれ、ピンボケなどが原因なのに、テスト撮影の結果をカメラ不良~と判断されても勿体ないので、「結果が気になったらもう一度、その写真やフィルムと一緒に持って来て下さい」と補足。あと、光線漏れもは撮ってみないと分かりませんしね。。。

もし修理が必要であれば、また改めてご指南も出来ると思うので~と。

最後にその方、「お代は?」と。いやいや、こんなことでお金をいただくわけにはいきません。大丈夫です。「お時間取らせてしまったのにすみません」とも。。。いえいえ。

これぞカメラ屋さんの仕事だなぁ~と思いながら、自己満足な二代目でした。

フィルム世代ではない人に、こういうことするのは、これからのカメラ屋さんの大切なサービスだと思いますから。

*後から気付いたのですが、FR-1ってフィルムカウンターの故障が多いみたいですね。フィルムが進まない…というのはそれのことを言われていたのか...。でも、巻き戻しクランクが、巻上げ時に回転しているので送られている~という説明はしたので大丈夫かな。 

 

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2015年10月 3日 (土)

あの爪の正体は!

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早速ですが、昨日のブログで「教えてください!」とお願いした件について、いくつかお返事をいただきました!

その結果、これで間違いないだろうと納得のいくお返事がありました。そのご本人も「思います」「思われます」というご表記をされていらっしゃって、多分、取扱説明書などをご覧になった結果ではなさそうなので、当ブログとしましても、「間違いないだろう」という記述をさせていただきます点、ご理解ください。

当時、ニコンボディ側の露出計の測光方式には、外部測光式とTTL測光式の2種類が存在していました。

ニコンFのアイレベルファインダーやウエストレベルファインダーの前に取り付けるニコンメーターや、最初期のフォトミックファインダーはともに外部測光式、それに対してニコマートや後期のフォトミックファインダーはTTL測光式です。

さて、撮影をしようとしてこのテレコンバーターを介すと、何枚かのガラス玉が余計に追加されるのでフィルム面に届く光の量は減ります。

そもそも、この爪はレンズの絞り値をボディ側にある露出計へ伝えるための連動装置の一部。TTL測光式の場合は問題ないのですが、外部測光式の場合は露出計が示した絞り値に見合った光量がフィルム面に届いていないことになってしまうのです。よって、光量の差分、爪の位置をずらして(絞りを開いて)、必要な光量を満たしてやらないといけないわけです。

このテレコンは2×ですから露出を2段変えることが必要で、爪は2段分位置がズレているのです。

これがこの不思議な爪の形状の実態と思われます。

じゃあ、「T」と「F」の表示が何を指すのか?

例えば、「T」はTTLの頭文字だとすると、「F」は何の頭文字なのかは不明です、、、。または、「T値」と「F値」って見方も出来ますね。いや、それでいうと、「T」と「F」が逆のような...。

最後に画像を添えようと思って、爪が二重になっていないテレコンを探していたら、なんと~!外部測光式専用のズレた爪だけが付いているテレコンも見っけてしまいました。

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2015年10月 2日 (金)

この爪の正体は?

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もう、ギブアップなのでどなたか教えてください!

ニッコールレンズには、ニコマートFT系やニコンFのフォトミックファインダーなどの露出計に絞り値を伝えるために、ボディ側にあるピンに合致させる爪状のものが付いています。

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その爪の形には、初期型・後期型のほか、さらに後期で絞りリングに記された数値をボディにある覗き窓の邪魔をしないように切り欠きの入った型など、大きく分けて3種類の形状があります。

ところが~、ここにある社外品のテレコンバーターの爪には2か所の凹みがあるのです。

これの意味がどうしても分からなくて、ここしばらく、これを思い出すたびにイライラしています。

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その特殊な形状の爪にある2か所の凹みに合わせて記されているのか!?その側には「T」と「F」の文字があります。

どなたかご存知の方教えてください。よろしくお願い申し上げます。

 

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2015年10月 1日 (木)

2灯使い

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ずいぶん前ですが、、、ヤシカの不思議なアクセサリーが出て来て、その時に一度話題にしています。そのアクセサリーとは、ホットシューの上に載せるダブルシューアダプター的なもの。

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あの時は、取扱説明書からこんな案内画像を見つけて、スゴイな~と思ったのでした。

今回、別の取扱説明書を見ていて気付いた画像。今度は、こんな2灯使いをしています。

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これも見た目インパクトありますよね。

使っているカメラは、一般向けのコンパクト系カメラ・エレクトロ35ですからねぇ。当時、このカメラでここまでした人はいたのでしょうかね!?(笑)

 

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