携帯式YC75×110
昨年「想いのこし」た案件が、先日お客さんからの情報提供によって、解決しました!
一番最初に公開したのは、去年の10月28日でした。
ネットで検索しても引っ掛からないので、以降、店で時々お客さんに現物をお見せしたりしながら、「何でしょうねぇ~?これ!」って感じで地味に調査をしていました。
皆さんの反応は、カメラの形をした置き物・飾り~でしょ?とか、もしかしてラジオじゃないの?とか、どっかからビームとか出て来るんじゃ?とか、、、ほぼ100%、カメラじゃないだろうというものでした。唯一、一人だけ想像もつかないカメラですよ~!という人が居らっしゃいましたが。
先週、最近ご来店いただくようになったお客さんが、中国製のカメラであることを知らせに来てくださいました。
その型名「携帯式YC75×100」。
「上海电影照相工业研究所」という所で作られたカメラで、ここは「海鴎」などを作っている「上海海鷗照相機有限公司」と同じ系列?のところらしい。
1980年に登場したものの、200台ほどしか作られていないそうです。
フィルムはその場で写真が得られる独自のポラロイド式でロールフィルム。なので「携帯式」を名乗るのでしょう。ただ、この個体のフィルム室には欠品しているものがあるようで、イマイチ理解しずらいのが残念。
それでも、正真正銘の「カメラ」であることは判明したわけで何より。
*いつまで見られるか…ですが、こちらに出品されています→http://h5.m.taobao.com/awp/core/detail.htm?spm=a230r.1.14.1.uofdyF&id=43091520166&ns=1&abbucket=15#detail
ところで、一人だけカメラだろう~と言われたお客さん。多分、昔の中国のことだから(ただ1980年よりもっともっと古い時代を推測)、我々西側には知らない独自のシステムで、ポラロイドっぽいんじゃないですか?と言われていました。ほぼ正解だったわけです、すげぇ~!!Mさん!!
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