我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« ギャシカ vs ヤシカ | メイン | Taron35 »

2015年2月 8日 (日)

携帯式YC75×110

10675705_749780848427450_3688730238

昨年「想いのこし」た案件が、先日お客さんからの情報提供によって、解決しました!

一番最初に公開したのは、去年の10月28日でした。

ネットで検索しても引っ掛からないので、以降、店で時々お客さんに現物をお見せしたりしながら、「何でしょうねぇ~?これ!」って感じで地味に調査をしていました。

皆さんの反応は、カメラの形をした置き物・飾り~でしょ?とか、もしかしてラジオじゃないの?とか、どっかからビームとか出て来るんじゃ?とか、、、ほぼ100%、カメラじゃないだろうというものでした。唯一、一人だけ想像もつかないカメラですよ~!という人が居らっしゃいましたが。

先週、最近ご来店いただくようになったお客さんが、中国製のカメラであることを知らせに来てくださいました。

Img_9305

Img_9304

その型名「携帯式YC75×100」。

「上海电影照相工业研究所」という所で作られたカメラで、ここは「海鴎」などを作っている「上海海鷗照相機有限公司」と同じ系列?のところらしい。

1980年に登場したものの、200台ほどしか作られていないそうです。

フィルムはその場で写真が得られる独自のポラロイド式でロールフィルム。なので「携帯式」を名乗るのでしょう。ただ、この個体のフィルム室には欠品しているものがあるようで、イマイチ理解しずらいのが残念。

それでも、正真正銘の「カメラ」であることは判明したわけで何より。

*いつまで見られるか…ですが、こちらに出品されています→http://h5.m.taobao.com/awp/core/detail.htm?spm=a230r.1.14.1.uofdyF&id=43091520166&ns=1&abbucket=15#detail

ところで、一人だけカメラだろう~と言われたお客さん。多分、昔の中国のことだから(ただ1980年よりもっともっと古い時代を推測)、我々西側には知らない独自のシステムで、ポラロイドっぽいんじゃないですか?と言われていました。ほぼ正解だったわけです、すげぇ~!!Mさん!!

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。