Lマウントのキヤノンレンズ
少し前にfacebookで 昭和20年代のキヤノンレンズの画像をアップして、「イイ造りしてるよぁ。重量感あるし」とコメントしたところ、たくさんの反応をいただいて少し驚きました。
「作り手の命が宿っている」や、「ライカやツァイスなどドイツのカメラメーカーを技術で追い越そうと壮大な目標を持っていた時代」などのメッセージをいただきました。
まさに、その通りな時代だったのだと思います。
そして、ここにある同じくライカマウントのキヤノンレンズ2本(上の画像)。どちらも1956年ですから、昭和30年代に入ってから発売されたレンズです。
光学的な面での比較は置いておいて、見ため的にずいぶんとデザインが変わってしまいました。
当然に好みもありますけど、明らかに重量感は乏しくなってしまった感が大ですよね。。。
これも、いただいたメッセージを拝借して、「コストダウンによる販売で経済的売上で追い越すことに方向転換してしまった」から、なんでしょうかね、やはり。
ただ、良くも悪くもキヤノンさんのカラーとして、以降、新しいことへの挑戦は積極的であり、あまり古いモノに固執しないスタイルが出来上がっていくのだとも思います。
*下の画像は、昭和20年代製の重量感ある系の2本です。
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