我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年9月

2012年9月14日 (金)

キヤノン777

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「キヤノン777」、勿論そういう名のカメラがあるわけではありません。

画像のように、「キヤノン7」が3台揃ってるから「777」。

キヤノンのライカマウント・レンジファインダー機というのは、カメラ・機械として良く出来ている~と言われていますが、中古カメラブームと言われた今から10~20年前でさえ、何故かあまり人気がなくて、値の高騰もしない部類でした。

もともとライカを買えない人のお財布に優しい相棒として、存在価値を見出されていたコピーライカ各機。中でも、キヤノンは露出計内蔵、可変ブライトフレーム、トリガー巻き上げなど、凝った機能をプラスしていたにも拘らずです。

このキヤノン7もシャッタースピードに連動するセレン式露出計を内蔵していて、ライカ最初の露出計内蔵機M5より10年近く前に出てるんですけど。。。

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ただ、ちょっと大き目なボディと大きな受光部が、デザイン的にマイナスに捉えられてしまうんでしょうかね。。。

あと、こんな局部フェチネタが過去にありました。私もあの時以降、この巻上げレバーを見ると、不思議に癒され感があります。

 

2012年9月13日 (木)

値付け間違い…を

N029
昨日のお昼ごろ、田中長徳先生がご来店。

その第一目標はカロワイド用のフードだったようですが、残念なことに既に販売済みだったので、ローライのかわいいポシェットをお買上げいただきました。ありがとうございます。

さて、本題はここから。

うちの店の前にペンタックスフォーラムへ行かれたことや前日の東京大周遊のことなど、いろいろと雑談をしていたら、長徳先生が「ネタ探ししましょうか!?」と。これをご覧いただいての反応に違いない・・・。

すると、程なく「おっ、これはホントに¥35000ですか?」と、明らかな値付け間違い品を発見されました。これはネタになりますねー!と二人で笑ってしまいました。

「TOKINA」と書かれたこの筒は何かと言いますと、スライドコピア。

筒と言っても中にレンズが入っています。この筒にはミノルタマウントが付いているのでミノルタのカメラに付けて、前側のホルダーにスライドフィルムを挟み、ライトボックスなどの光源に向けると、複写が出来るって撮影道具です。

N030
それこそデジタル時代の今、過去のスライドフィルムをこれでデジタルデータ化している人もいらっしゃるようです。スキャナーは時間がかかって面倒…という人も多いらしいですから。

ケンコーの同様な現行品の定価が2万円程のもの。いくらなんでも、35,000円は間違えで3,500円です。失礼しました。そして、長徳先生、「ネタ振りと間違い探し」をありがとうございました。

2012年9月12日 (水)

このフタの閉め忘れ注意

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「今さらお前に指摘されるほどのことでもない…」と言われてしまうかもしれませんが、、、こんなパターンにご注意ください。

バッテリー充電や画像を取り出したりする際に、つい、デジカメのバッテリー・メモリーカードの取り出しフタを開けたままにして、そこら辺に放置してませんか?

何かの拍子にカメラを床に落としてしまい、開きっ放しの取り出しフタを破損!!!してしまうパターンがありますよ。。。

というか、実際、私はそれを2~3回やっていて、ついにはメモ用コンデジの蓋をひん曲げてしまいました。幸いテープで補強して使えていますが。

デジイチの場合、撮像素子に埃が付着することを気にして、レンズを外したまま放置することや、レンズ交換作業自体にも神経を使う人、多いと思います。

でも、バッテリーやメモリーカードのフタは「ちょっとの間だから~」って、開けたままにしている人多いハズですよぉ。余計なお世話と思われるかもしれませんが、いちおう経験者としての助言です。

上の画像、ストラップに引っかけたり、本が崩れたりして、思いもよらずカメラが落ちてしまう・・・危険例です。

2012年9月11日 (火)

ネタ振りの脅迫

N021
「♪毎日毎日ボク等は鉄板の~」じゃないですが、毎日毎日店に出ているので、こうやって毎日ブログを更新するためのネタ集めには、そんなに苦労しなかったりもします。

お客さんとの会話の中に、買取りで入って来た品物の中に、我楽多屋の品物の中に、ネタのヒントが隠されていたりしますので。

でも時々、ネタ切れを起こすことがあって、狭い店の中をフラフラと徘徊してネタ探しをしていたりしますが、、、

先日のこと、いよいよ明日のネタが無いぞ…と思っていると、常連のKさんとBさんが来店されました。

「なんかネタないですかねぇ?今日はカメラ、何を持ち出されたんですか?」などと、ネタ振りのお願いをしてしまいました。

Bさんは「いや、特に。前にもお見せしているし~」的なご反応。

Kさんは「つまらないもんですよ、今日は」と。「いいですよ、つまらなくても~」と、なかば脅迫めいた感じでKさんに催促してしまったところ。カバンから出て来たのは、純正パンケーキレンズが装着されたペンデジでした(確かに、つまらない…失礼)。

ただし、ロシア製ターレットファインダーが付いてるじゃないですか。(ターレットファインダーとは、回転させることで、数種類の画角を見ることが出来るようになっているファインダーのこと)

実はこれも、我楽多屋的にはそんなに「珍」ではないんですが、一般的には「珍」扱いされるようで、Kさんが言われるには、街中で撮影中にジーッと見つめられる視線を感じたり、ご家族にも「何それ?長さの違うのがいっぱい付いてて~」なんて言われてしまうそうです。

四谷系銀塩組に所属する、うちの店のお客さんの場合、こんな経験を実はたくさんお持ちなんじゃないでしょうか?フィルムカメラで写真撮ってること自体が「珍」扱いされる時代だったりもしますからね。。。

おまけ:ネタ振りの脅迫は「どうです?このカメラに偽貫禄しちゃいませんか?」なんてレベルまで行ってしまい。本貫禄で剥げた部分の状態をチェックまでしちゃってるのが、下の画像。。。

N022

2012年9月10日 (月)

悪魔の本!?

N026
昨日のこと、アローカメラへ買取りでご来店されたお客さんが、買取り成立後に我楽多屋の方にも立ち寄られました。

そして、古本棚にあった「間違いだらけのカメラ選び 1993年版」(田中長徳氏:著)を手に取り、「これが悪魔の本だったんですよ~(笑)」と切り出されました。

今から約20年前のこと。会社帰りに立ち寄った本屋さんで、この本を見つけて買ったのがきっかけで、いろいろなカメラを買い集めてしまったんだそう。だから、この本が「悪魔の本」だというのです。

それで、たくさん増えてしまったカメラの一部を整理するために、今回買取りに来られたわけです。カメラとレンズで10数点ありました。

N025
この本を見て買ったキヤノンEOS RTも、今回手放された中にありました。画像内の開いたページでも確認出来ると思いますが、データ内の「粋」度に星が付いているカメラをメインに買い集めたそうです。

また、それが作為的なのかどうなのか、、、ある時、「間違いだらけのカメラ選び」は奥様により処分されてしまったそうで、そのお客さんは昨日、改めて懐かしそうにこの本のページをめくられていました。

ちなみに、悪魔の本、いや、「間違いだらけのカメラ選び 1993年版」に掲載されているカメラは、こんな感じ ↓。

N027

2012年9月 9日 (日)

RICOHの新製品!?

N011
「RICOH」と書かれた立派なデジイチ風カメラ。

たしか、、、いやいや、そんなに考えるまでもなく、リコーさんからこんなデジイチは出ていませんし、ペンタックスリコーになった今、出てくることもないでしょう。

これ、店のお客さんが秋葉原で見つけて来た~!と知らせてくれた、実は「USBメモリー」なんです。

レンズを外すと、レンズ自体がメモリーになってます。なので、ボディは大きなキャップみたいなもの。

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しかし、何でリコーなんだろう?

ペンタ部の形や全体の雰囲気は、ソニーのα900に似ているような気がします。で、レンズを見てみると、「70-300/4.5-5.6SSM」と書かれています。おぉ!同スペックのレンズがソニーのαシリーズにありますね、、、

やはり、モデルはαかぁ? 

すると、ある意味で謎はますます深まる~。αがモデルなのに、何でリコーなの~???って。

2012年9月 8日 (土)

DeAGOSTINI

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DeAGOSTINI(デアゴスティーニ)???

テレビを見ている人なら、CMで流れている「♪デアゴスティーニ」というフレーズを聞けば、「あぁ~あれね!」と分かるでしょう。

中でも、毎号付録されるパーツを組み上げると最終的に模型等が出来上がる趣向のシリーズの印象が、私の中では強くて、スポーツカーやバイク、蒸気機関車、空母などの模型が出来上がっていく~というのにインパクトを感じました。

でも、買ったこともないし、出来上がったものを見たこともありません。。。

今回、そのデアゴスティーニからF-1マシンを完成させる「週刊マクラーレンホンダMP4/4」が出るということを、店のお客さんがFBでコメントしているのを見て知り、私も「おぉ~」と反応してしまいました。

たしかに、F-1の歴史の中で圧倒的に強い名車ではあったけども、「そこまでニッチな線を行くんだぁ~」と。

これなら、そのうち「週刊ライカM3」なんてのが出て来ても不思議じゃありませんね!

すると、その完成品がカメラ屋のウインドウで本物と並んで売られちゃったり、買取り屋さんが本物と間違えて買っちゃったり、、、大変なことが起こりそうです、、、(笑)

あっ、気付いたのですが、車もバイクも船も、みんなオリジナルは大きなもので、デアゴスティーニではそのスケールダウンした模型。すると、週刊ライカM3もやはり原寸じゃ、まずいですかね。

モノは試し、DVDも付いているというので「週刊マクラーレンホンダMP4/4」の創刊号(創刊号は半額なので)を買ってみました。

そしたら、今回のパーツはフロントウイングとノーズなんだけど、ずいぶんとデカかった。。。一緒に写っているカメラは、MP4/4と同じ年(1988年)に登場した、ニコンF-801とピカイチズームQDです。

ちなみに、カメラは実物ですよ。

2012年9月 7日 (金)

不思議色のペトリレンズ

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ペトリマニアの通称(←うちの店では)ペトリさんから、「こんなレンズを見つけたんだよ~」と聞いたのが1ヶ月くらい前のこと。

「見せて欲しい~!」とせがんだものの、ペトリさんが次回ご来店時に、私は留守していて現物を見ることが出来ませんでした。で、戻ってきたら、残されていた画像がこの2点。

赤というかエンジ系のアルマイト仕上げっぽい鏡胴。

ペトリさん曰く、「こんな手の込んだ塗装を後からする人いないだろうから、ペトリが試験的にやったものが出て来てしまったのでは~?」と。

さて、いかがなものでしょう?

画像を見る限りとっぴ過ぎて、頭には「?」が浮かぶばかりで、まともな思考が保てません。。。

今でこそ、デジカメ用交換レンズにカラフルなモノがありますけど、フィルム時代といったら、黒か銀か、いいとこチタン系までですからね。このレンズの正体は何なんでしょう?

2012年9月 6日 (木)

ちょっと下手くそ!?

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いきなり少し汚い言葉遣いで失礼します。このフードに書かれた「Leica」の筆記体文字、ちょっと下手くそだと思いませんか?

ホントに実に微妙なレベルでなんですが、、、ね。

金属製のカブセ式フードで、全体の造りはいい方なんですよ。カブセ部分は内径36mmなので、サードパーティ製のエルマー標準用フードでしょう。

「L」の文字の背がもう少し高ければ自然なんでしょうけど、少し低いがためにどうも不恰好な筆記体文字になってしまってます。あと、ライカの筆記体ロゴは、それこそ筆で書いたように文字の太さにも強弱があるんですよね。

せっかくシッカリしたフードなのに何か残念な感じ、中途半端に「Leica」なんて入れなければ良いのに…です。

さて、下の画像の二つのフードも、エルマー標準用フード。

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左はまさに純正。、右はサードパーティ製で、これにはちゃんと「walz」と書いてます。

並べて比較してみたら、「walz」の方がシッカリしてるような気が。。。重さだけで判断して丈夫とは言えませんが、純正が8gに対して、walzが14gでした。

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

今回で155回目。テーマは「『本貫禄』と『偽貫禄』の間にカメラの真実は存在する」です。

こちらよりお楽しみください。(閲覧期間2012月12月初旬まで)