昭和23年発売のコニカⅠ型と、その元箱です。正確には、元箱は昭和25年に発売されたヘキサー50mmF2.8付のコニカⅠのもの。
カメラは特にレアものじゃありませんが、当時の元箱が現存しているのは稀かと。そのデザインとロゴに何とも時代が感じられて、とても素敵ですね。
ただ、カメラに対してずいぶんと元箱のサイズが小さい気がしませんか?最近のカメラは、元箱の中では発泡スチロールや段ボール製の緩衝材でガッチリとガードされていますよね。
ちなみに、F2.8付も初期のF3.5付もボディーサイズは全く同じですし、レンズの大きさもほとんど変わりません。
実際にカメラを元箱に入れてみたら、こんな感じ。元箱の底面いっぱいいっぱいにカメラなので、緩衝材など入るスペースは無しに等しい。その分、カタカタ動きませんが、外からの衝撃は直に伝わってしまいますね。
ただし、元箱の高さには余裕があるので、上下に振ればカタカタ動きます。。。う~ん、当時はどう梱包されていたのだろう~?
あるお客さんが、カメラをその向きに入れるんじゃないのでは?と。その場合、カメラの横方向にスペースないですが、前後方向には十分に緩衝材を入れることが出来ます。でも、上の画像でも分かるように(箱の高さよりカメラの方が背が高い)、高さが足りないんです。それはキッチリとフタが下まで降りなくていいんですよ、と。確かに、そういう箱もあるけど。
最後に名人は、「当時の梱包は覚えてないな。。。」と言いながら、沈胴レンズを引き出して入れてみたら~?と。すると、上下方向にガタついていた最初の入れ方でも、キッチリおさまって、振ってもカタカタ言いません!しかし、前後左右上下とも緩衝材無しってのは非現実的でしょ!?
結論が出ないままでしたが、ずいぶんと長い時間潰しが出来ましたよ(笑)。