我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年9月

2010年9月 7日 (火)

ペンタックスMF

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ご覧のカメラは、ペンタックスMFです。Mシリーズには、MEやMX、MV-1などありますが、「MF」というモデルは一般市場には流通していません。これ、医療用の特殊カメラらしいです。

実はお客さんがあるところで見つけて、標準装備の特殊なスクリーンを交換したりして、通常使用可能な状態に手入れしたものなのです。

ベースはMEのようなんですが、いくつか面白い部分を発見したので報告しておきます。

外観からは分かりませんが、このカメラはハーフ判です。フィルムカウンターもちゃんと72枚まであります。

外観で一番気になるのは、ペンタプリズムの頂上部分にアクセサリーシューがなくて、成形されたカバーみたいなのがついていること。変なたとえですが、なんとなくどこかの電車の連結器カバーみたい。。。それと、セルフタイマーが省略されています。

そして、シャッタースピードのモード切り替えが、MEでは固定スピードが1/125秒なのに対し、このMFは1/4秒。また、露出補正ダイアル、MEが1×以外に1/4×、1/2×、2×、4×の4段階あるのに対し、MFはA、B、C、D、a、b、c、dの8段階もあるけど、その倍数が何なのかは不明・・・。

2010年9月 6日 (月)

ペトリのダブルネーム


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世の中、ダブルネームというと色々な製品がありますが~、と言い出しておきながら、すみません、、、パッとすぐに思い出せるものがなく・・・、検索してみたら、パソコン用のマウスで「エレコム」と「フランフラン」のダブルネームなんてのがありました。

カメラ関係では、ライカのエルメスエディションなんてのがありましたし、テンバのカメラバッグにニコンのネームが入ったものもありました。

ところが、ここにあるレンズは、「PETRI」と「petri」のダブルネーム(?)!!

実際のところ、これじゃ、ダブルネームとは言わないんでしょうけどね。何で、繰り返し表示されているんでしょう。。。それが、何かとやらかしてくれるペトリなので、こちらもついつい突っ込みたくなります。

このレンズ、Kマウントの50mmF2.0。「あれ?ペトリにKマウントのボディなんてあったっけ?」と、疑問に感じた人は、かなりなペトリ通。

そう、国内では販売されていませんが、ペトリが倒産後、コシナがブランドを買取ったとかで、ヨーロッパ方面では、コシナ製CT-1Aにペトリネームを付けて販売していたことがあるそうです。そのボディにセットされたレンズがこれなんです。

ということは、「しつこい」ペトリのダブルネームは、本家ペトリの仕業ではないと。。。

2010年9月 5日 (日)

OPEN君

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カメラの底にいました!OPEN君!!

ホントのところは電池ブタなんですが、まるで「ニコ~っ」とした顔に見えませんか?

なんともリアルな目と、鼻筋が過度に通っていて、口は微笑みながらも、片方の口元はキュッと締めています。見れば見るほど、顔に見えて来ますよね!?

この顔の、いや、電池ブタの持ち主は、フジカ 35FSというカメラ。1971年にフツーに発売された簡素なコンパクトカメラですから、あの電池ブタは「何かを狙って」、ということではないでしょう。

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2010年9月 4日 (土)

Gマーク

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数日前から店の前の地面に貼られている3つの「G」マークが気になって仕方ない。

このマークに気付く前に、東京ガスの人らしき人が行ったり来たりしたのを見掛けた記憶があるので、工事か何かの目印に貼って行ったものと思われます。「G」は、ガスのGでしょう。

しかし、矢印(←)とGで、ゴールの方向を指しているのか!なんてふざけたことを想像したり。いや、一番左の矢印の方向には知人の「源間」(Bar)という店があるので、「ゲンマ」の「G」か!?なんて、ふざけた妄想をしているのが楽しかったりするもの(笑)。実際、どういう意味を持つものなのか?は、実はどうでも良かったりする。

ただ、店を出入りするたび、外に目をやるたびに、視界に入ってくるので、気になって仕方ないのです。マーク自体の大きさは、4cm×7cmほど。「G」マークが目立つのは、色が黄色と赤のツートンだから。

でも、昨日、店の近辺を歩きながら、地面を見まわしていたら、案外とこの「G」マークが貼られていることに気付きました。

これに似た現象がカメラのファインダーにある汚れ。うんとひどい汚れや腐食は別として、ある程度までなら、気にしなければ気にならないもの。実際、フレームが見えて、ピント合わせが出来ていれば問題なく、フィルムに反映されるわけではないのだから。。。

でも気になり出すと、ファインダーの中でそこにばかり視線が行ってしまう~なんて経験ありませんか?で、注意力散漫になって、撮れるはずのものも撮れず、さらには、自らの失敗をその汚れのせいにしてみたりなんて~!

そして、もうひとつ。黄色と赤のツートンで思い出したのが、もう25年くらい前の話。都バスのカラーリングが変更され、黄色地に赤いストライプが入ったバスが走り始めた時がありました。しかし、「警戒色なので、街中で見掛けるとハッとする!」「街に馴染んでいない」などの反対意見が多くて、カラーリングを変更した~という出来事がありました。

私にはとても印象に残っている出来事なのですが、最近、この話をしても通じない人(当時生まれていないから)や、忘れている人も多いので、ちょっと言ってみたくなってしまいました。

2010年9月 3日 (金)

堀野浩司写真展「日々」

 
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先週のがらくた市の日に、皆さんの前で告知するのを忘れてしまったことがあります(H君ごめんなさい)。日芸のH君の写真展が来月10月に開かれます。

嬉しいことに開催するギャラリーは、うちの店からも程近い新宿御苑にある「Place M」ですから、四谷系銀塩情報としても、バッチリなお知らせです。

今回の作品は、以前話題にもしたことがあるパノラマカメラ「ワイドラックスF6」で撮影したものばかりだそうです。

ついでに一つ余談を、、、羽田空港に新しく出来る国際ターミナル付近で、独特なデザインがカッコいい三脚「ティルトール」にワイドラックスF6を据えて撮影していたH君。見回りに来た空港関係者か、工事関係者らしく人に、「御苦労さまです!」と声を掛けられたらしい。撮影していると判断されれば、何か一言あっても良いのでしょうが、どうやら、測量していると勘違いされたようです(笑)。

  •  堀野浩司写真展 日々
  • Place M  ミニギャラリー
  • 2010.10.18(mon)~24(sun)
  • 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
  • http://www.placem.com
  • open 12:00-19:00

2010年9月 2日 (木)

ライカの赤印

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ライカの赤丸については、ずいぶん前に話題にしたことがありました。その時は赤いロゴマークについてでしたが、今回は一眼レフボディのレンズマウント部にある赤印について。

ニコンやミノルタ、ペンタックスなど他メーカーの一眼レフの多くは、レンズ着脱ボタンと、レンズ着脱指標とは別になっていて、指標の方が赤い印などになっています。着脱指標とは、ボディ側にある赤い印とレンズ側の赤い印の位置を合わせて装着する~という指標です。

ところが、ライカの一眼レフは、着脱ボタンが指標も兼ねているのです(M型ライカも同様)。今まで気にしたことなかったのですが、この他メーカーとの違いというか、こだわりに何か意味があるのかどうかは不明です。

さて、ライカ一眼レフのレンズ着脱ボタンは、機種によって形状が違うものの、何らかのデザインで赤い印になっています。

ここにある3機種はすべて違っています。画像内で左のライカフレックスSL2は、丸い着脱ボタンの中心部分が丸い赤印、中央のライカフレックスSLは、着脱ボタン全体が赤いボタン、右のライカR5は、着脱ボタンに赤い線が入ってます。大まかな確認の結果ですが、R7までは何らかの形で着脱ボタンに赤い印が入っているようです。

さらに一つ余計なことですが、中央のライカフレックスSLの着脱ボタンの質感が、どうもライカっぽくないのが気になりました。左右の2台のように金属部品ではなくてプラスチックっぽくて、恐れずに言えば「ちゃっちい」、なんだか、ここだけ見るとトイカメラちっくなのです。

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*すべてのSLがこのボタンではないようで、製造年代によって別の形状のものもあるようです。

2010年9月 1日 (水)

フィルムのホルダー?

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最近、フィルムケース無いですか?と聞かれることが時々あります。以前はあまり聞かれることなかったと思うのですが。。。多分、新品で売ってる数が減ったため、皆さん中古で探されているのだと思います。

フジフィルムの5本くらいまとめて入るケース(販促用かも)や、2本入りの、たとえは悪いですが、バケツ型のゴミ箱みたいな形をしたケース(下の画像)は、時々、中古で出て来ます。

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しかし、一番上の画像みたいなタイプのは見た記憶はちょっと無い。これがノンブランドだったら、あまり気にならなかったかもしれないけど、「Canon」と書かれていたので、ちょいと気になりました。

裏側にストラップを通せる形状になっているので、ご覧のような使い方が可能です。もしかしたら、画像を見てストラップの方に反応してしまう人もいるかもしれませんね。「T50オートマン」なんて書かれているストラップはかなり珍品かも。

でも、厳密にはこれはケース(入れ物)ではなくて、ホルダー(支える物)というのが正しいかも。もともとフィルムが入っているケースを、これに挟み込むだけだから。ちなみに、コダック系、フジ系両方ともちゃんと挟めました。

この記事を書いている最中に、こんなモノも入ってきました!フィルムケースに穴を開けて、直接ストラップを通してしまっています。大胆~!

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