ライカの赤丸
ライカの歴史は長く1913年(市販1号機は1925年)にまでさかのぼりますが、30年くらい前からライカのカメラには赤いロゴマークが付けられるようになりました。
これを高級カメラ、ライカの象徴として前向きに捉える人が大多数なのですが、中には、目立ってイヤだ!という人も居るようです。
実は10年以上前、私もライカM6を所有していたことがありました。その中古のM6のロゴマークは、赤い塗料が剥がされて地のグレーっぽい色をしていました。シルバーボディーだったので、見た目の締まりがちょっと無くなったような印象もありましたが、私はどちらかといえば、控えめな印象と捉えて好意的に受け止めて、しばらく所有していました。
その後は、一年もしないうちに、私には贅沢すぎるカメラと思って手放してしまいましたが。
上の画像は先日アローカメラで買取らせていただいた品物の中にあったライカM6のブラックボディー。この個体の赤いロゴマークも、私が以前所有していたものと同じように塗料が剥がされていました。ボディーがブラックだと、ちょっとシックなイメージになるようですね。
この赤いロゴマーク、M型ライカだと1981年発売のM4-Pから、M6、M7、M8。一眼レフのR型だと1976年発売のR3から、R4、R5、R6、RE、R7、R8、R9に付いています。デジタルカメラには全機種付いているはずです。
また、初期は当時の社名エルンスト・ライツの「Leitz」と刻印されていましたが、1988年以降は社名がライカに変わったので刻印も「Leica」になっています。