我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年2月

2010年2月 9日 (火)

ARAIさんちのプロジェクター

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先日、我楽多屋にご来店のお客さんが、「あっ!これは家にあったプロジェクターだ!」と言われました。

お話をさらに伺ってみると、お父様がかなりなカメラ好き・コレクターだそうで、カメラやレンズ以外にも、8ミリなどのシネ系やスライドプロジェクターなどが相当たくさん家にあるのだそうです。

初めは「ツインキャビン スーパー」なんてたくさん出回っているし(実際、我楽多屋にも4台在庫あります。。)と思いました。それに、私自身、このツインキャビンが、うちの店にいつ頃、どういうルートでやって来たかの記憶が正直なところないのです。。。

しかし、聞いてビックリ!!お客さん曰く「このプロジェクターはオヤジが持っていたのと同じ型で、ここに貼ってある、ネームとかを打たされた記憶があるし、日付も一緒に打った記憶もある」と。

で、お名前が「ARAI」で同じなのだから、そりゃ間違いないでしょう!!

「最近はオヤジと話をすることも少ないから、詳細は分からないけど、たまった機材を処分してるんだろうな、、、」と。

こんな偶然もあるんですね~!

*最近ではネームを打ったりするのに「テプラ」とかを使いますが、かつては「ダイモテープ」というのがよく使われていましたね。今回のツインキャビンに貼られていたのも「ダイモテープ」でした。ダイモテープ絡みのネタでは過去にこんな面白ネタもありました→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2008/11/post-69c1.html

2010年2月 8日 (月)

シグマ Sa-1

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シグマといえば「レンズメーカー」ですが、カメラも時々!?いや細々と…、うーん、地味に…売っています。今回入ってきたのが、1983年に発売された「Sa-1」というカメラです。

先日紹介したペトリと同じように、これまた希少な専用(自社ブランド)のストロボが付いています。そして、また同じようにボディはジャンクですが、、、

レンズマウントはKマウントなので、ボディから外してしまえば、レンズ自体はジャンクレンズの中に良く見かけるシグマレンズです。

今回、私がピンと感じてしまったのは、その取説の表紙に書かれた「Zoom Man」の肩書き。へえ~ズームレンズを付けるのが前提なのか!?

おそらく、ズームレンズとセット売りがメインだったのでしょう。それに、当時はまだまだズーム全盛ではありませんから、自社製ズームレンズを売るためのカメラボディ、そんな位置づけだったのでしょう。でも、だからといってズームレンズを装着した時に、どう!すごいでしょ!という専用機能があるわけでもなし。

強いていえば、ズームを操作する左手に対して、右手でAEロックや測光スイッチを操作出来るように、それらのボタンをボディ右側に集中させているからという説もありますが、、、それは、左手でピントを合わせて、右手でシャッター等を操作するのと同じことじゃないかぁ・・・。まぁ、いいか。

ちなみに、このSa-1、実はリコーのXR-7あたりとかなり共通性があるらしい…とのこと。OEMか。

当時の価格:ボディ45,000円、35-70ミリ付き86,800円

2010年2月 7日 (日)

2月10日の閉店時間

2月10日(水)の閉店時間を18時とさせていただきます。

通常は19時閉店ですので、1時間の繰り上げです。ご注意ください。

当日は19時より、「野田康司のカメラ四谷快談」の出版記念パーティーを行うためです。誠に勝手ながら、閉店時間を繰り上げさせていただくことをお許しください。よろしくお願い申し上げます。

翌日11日建国記念の日は、通常通り、祝日営業時間の10時~17時の営業になります。

第32回世界の中古カメラ市

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さあ、今年も銀座の松屋で行なわれる中古カメラ市が近づいてまいりました。

  • アンティークから新品同様まで「第32回世界の中古カメラ市」
  • 2010年2月17日(水)~22日(月)
  • 松屋銀座8階大催場
  • 東京都中央区銀座3-6-1 電話03-3567-1211
  • 午前10時~午後8時(最終日5時30分閉場・入場無料)
  • 主催=I.C.S.輸入カメラ協会

 

私が勝手に決めた今年の目玉!?は「女性限定特別サービス」です。ブローニーフィルム使用カメラを買った女性には、カメラ1台につき120ネガカラーフィルム1本と無料現像プリント券をプレゼントしてくれるそうです。う~ん、女装して行ってみようかな?なんて考えてしまいました。。。

ところで現実的な話、その無料現像プリント券はどこで使えるの?と、ちょっと気になったので調べてみました。期間中会場内に専用カウンターが出来て、そこで現像出しと受取りが出来るらしいです。ということは、のんびり構えていられるサービスではないですね。詳しくはここで確認してください。→http://www.matsuya.com/ginza/topics/100223e_camera/index.html 

あと、男性陣にも耳寄りな情報があります。1万円以上の35mmフィルムカメラを買えば、カメラ1台につき、ネガカラーフィルム1本と無料現像プリント券をプレゼントしてくれるらしいです。こちらの券も使用方法・期間は、女性限定~と同内容でした。

このサービス企画、どちらもフジフィルムさんの協賛による企画だとか。偉そうなこと言ってしまいますが、フジさん頑張ってくれてますね、ありがとう。

他にも、いや、こちらがメインになるのか、特別企画として以下3点掲げられています。

  • 「アンティークカメラの歴史」:戦前から2000年まで年代別に展示し販売するそうです。
  • 「松屋銀座店開店85周年記念 アンティークカメラ8,500円均一セール」:2月21日(日)限り、限定100台。
  • 「サタデーサービス・最終日感謝セール」

うちの店は出店するわけではありませんが、年に数回行なわれる中古カメラのイベントですからご案内させていただきました。それと、今月半ばから販売される「野田康司のカメラ四谷快談」を三共カメラさんで販売していただける予定です。

2010年2月 6日 (土)

お騒がせビッグミニ

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先日のこと、お昼前だかお昼過ぎに電話がなり、「日本カメラ編集部ですが、コニカビッグミニは今ありますか?」との問合せ。ジャンクでも良いというので、1台くらいあるだろうと思って探してみたけど、ありませんでした。

あっ、我楽多屋では基本的に在庫の確認等はご遠慮いただいておりますが、、、日本カメラさんの場合、理由は何も聞かされていませんが、編集記事か何かで必要なんでしょう、お手伝いが出来れば~ということでの対応でした。

その数時間後、日本カメラの営業担当さんから電話があり、同じく「ビッグミニありませんか?」と。営業さんとは日頃からお付き合いもあります。先に編集スタッフが連絡していたことを知らなかったようで「あぁ、すみません」と。

それにしても、そうとうビッグミニを必要としているな!!という雰囲気。でも、無いものは無いのでお手伝い出来ず。

さらに、1時間後くらいの出来事。我楽多屋にご来店のお客さんが、「知り合いからこのカメラもらったんだけど、全然使わないから、あげます!」って取り出されたカメラがコニカビッグミニ!タダでいただくわけにもいかないので、お買上げ品を少々値引きさせていただきました。

で~、日本カメラさんに電話をしました!が、「編集部内で持っている人間がいました!すみません、お騒がせして・・・」。ん~、確かに。

何のためにビッグミニが必要だったのか、あえて聞いていませんが、ずいぶんとお騒がせなビッグミニでした。それから、1週間ほどが過ぎましたが、いまだに我楽多屋に残っています。

*コニカビッグミニ 1989年発売 
シンプルいずベスト!という感じの、コンパクトカメラ。今では安価になってしまいましたが、描写には定評があり人気を維持しています。
http://ca.konicaminolta.jp/history/konica/1980/1989.html

ただし、このカメラの弱点を一つ。裏蓋の蝶番部分にあるフレキ配線の断線が多々あります。ここがイカれると裏ブタにある操作ボタンが使用不能になってしまいます。お気を付けください。下の画像の黄丸の部分。ちなみに、この個体は異常なしです。

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2010年2月 5日 (金)

KFC RICE BOWL

KFC

南の島フィジーの知人から送られてきた画像です。「RICE BOWL」と書いてありますが、要は「ケンタッキーフライドチキン丼」です。

私はこの画像を見た途端に「いや~これは…」と思いました。鶏肉は好きだし、ケンタッキーフライドチキンも好きです。丼物も好きで、美味しいおかずは白いご飯と一緒に食べたい傾向にあります。が、これには正直なところ興味が湧きませんでした。

だからといって、ケンタッキーフライドチキン丼が美味しくないものとは思いません。おおよそ、味の想像も出来るのですが、何ででしょう?画像を送ってきた本人も、現地で噂になっていたらしいので、店先のポスターを撮って送ってくれたのですが、「食べようとは思わない。。。」と言ってました。

さて、無理やりカメラネタに結び付けるならば、マウントアダプターを使ったレンズ遊びが、これに近いかもしれません。ニコンレンズをキヤノンEOSボディで使うとか、ライカレンズのマイクロフォーサーズのペンデジで使うとか。

ただ、M42レンズをニコンで使うアダプターには「?」を言う人もいます。素のままのアダプターでは、フランジバックの関係で、近接しか撮影出来ません。そこで、レンズ入りにして無限遠まで撮影可能なアダプターもあるのです。
この後者のアダプター、レンズを介してしまうから本来のレンズの性能でない…というわけです。

まぁ、確かにそうです。。。それでも試したいと言う人もいるでしょうし、間に介されるレンズのことを差し引いても元のレンズが好きという人もいるでしょうし、持ちレンズが少ないから、アダプター利用でという人もいるでしょうし、どれがどうとは、ここでは言いません。

それは、ケンタッキーフライドチキン丼についても同じこと。もしかして、食べてみたら、超美味しいかもしれないし・・・。

我楽多屋で買ったモノ・マガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。今回で124回目!!

テーマは「10万台目製造番号のペトリレンズをゲット 価格1.8カメラ円(カメラ本体つき)」です。

それでは、こちらよりどうぞ。

2010年2月 4日 (木)

第15回 得?or 特?

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ソリゴールというブランド名のレンズ、輸出用ブランドなのですが、案外数多く見かけられます。逆輸入品ということになるのでしょう。

この品物、28+35ミリという焦点距離で、28-35ミリのズームレンズではありません。表記上、「+」や「-」になってますが、足し算したり引き算したり・・・しないでください。そういう問題ではありませんので~。

商品名は「SOLIGOR DUALFOCAL 1:3.5/28mm+1:3.8/35mm」というレンズ。2焦点レンズとでも言えば分かりやすいでしょうか。28ミリと35ミリの焦点距離をカチッカチッと切り替えて選んで使うわけです。その途中でも撮影は可能なようですが、通常のズームレンズよりとても不安定。まぁ、2焦点構造なのだから、無理してそんな使い方をしてはいけません(笑)。最近では、コニカがヘキサーRF用のレンズで21ミリと35ミリの2焦点レンズを造っていました。

しかし、何故、デュアルフォーカルなのか?それぞれの焦点距離で描写性能にこだわる為ならば良いのですが、このレンズ、噂では決してそこまで特化した性能でもないようです。。。

また、このレンズ、その外観からサンのOEMのようです。さらに、85+135ミリというデュアルフォーカルレンズも存在します。ちなみに、サンブランドではダブルフォーカスというネーミングで同仕様のものが存在します。

サードパーティーグルメや、珍焦点グルメの貴方にオススメの一本です。お値段はちょっと強気な!?6,800円。毎度のように、我楽多屋ご来店早い者勝ちの限定1本です。

2010年2月 3日 (水)

学研フレックス・コンテスト結果発表

大変お待たせしました。昨年末に応募受付しました、学研「大人の科学」のふろくカメラ「学研フレックス」のカスタマイズコンテストの結果を発表いたします。

まずは、賞品付の特賞に選ばれた作品はこちらです!パンパカパーン!!

おめでとうございます!!

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応募作品の多くは、塗装や貼り革のカスタマイズが中心でした。その中でこの作品は、コルクを貼り付けるという、素材選びのユニークさとともに、巻上げノブにもコルクボールを使ってしまったり、フードが実はヨーグルトドリンクの容器を加工・塗装したものだったりと~。発想も豊かというのが、受賞のポイントになりました。

賞品(そんな立派なものではないのですが・・・)は、135ミリフィルムを何本か差し上げることにさせていただきました。もちろん、受賞作品のカスタマイズ・学研フレックスで最低でも1本は撮影してください。

 

で、他の優秀作品も少し紹介いたします。

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↑ このクオリティーの高さは、もう、製品化出来ちゃいますね!そして、また、画像が素晴らしい・・・(だって実はプロカメラマンさんなんですもの、ずるい!)

 

 
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↑ これは本物!?のクラシックカメラ調に仕上げた作品。貼り革部分を油絵の具の白・黒・濃緑を混ぜて擦れた汚れた感じを出し、地金が見えてる風にした金色部分もツヤを落として仕上げたとのこと。なんと高校生の作品です。

 

 

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↑ これは完成させた学研フレックスがあまりにも愛想無しな姿だったので、お子さんが飾り付けてくれたらしいです。「笑ってやってください・・・」とのコメント付でしたが、このストラップ、案外お洒落でペンなどのハーフサイズカメラにも応用できるかもしれませんね。

他にも多数ご応募いただきました。ご協力ありがとうございました。

2010年2月 2日 (火)

ゆるカメ!?

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以前にもこのブログで愛機を紹介させていただいたことのあるお客さんが、こんなカメラを首から提げてご来店されました。

う~ん?このカメラは?と思って見ていたら、「こちらのブログで紹介されていたのを見て、買っちゃいました」とそのお客さん。それを聞いて私も、すぐにヤシカのデジカメと気付きました。そして、すかさず「早速塗っちゃったんですね!」と切り返してしまいました。

そう、以前はニコンFM10を濃紺に、そしてオリンパスペンを濃紺&赤に、カスタマイズされていた方だったので。

ある意味今回の塗りは、クラシックカメラ調への変身ということでは正統派!?しかし、ずいぶんと印象が変わるものですね。色味的にはオリジナル状態を維持されている突撃隊長のライカMPD(通称)の画像も載せておきます。

Mpd2__

あんまり構えずにこういった「ゆるめな」カメラ遊びもアリですよね。