我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2010年1月 | メイン | 2010年3月 »

2010年2月

2010年2月19日 (金)

IIKAGEN 時計

R0011149

DAITAI時計に反応して、フィジーから再び便りがありました(前回はケンタッキーフライドチキン丼)。

これは、「IIKAGEN 時計」だそうです。フィジーの旅行会社が、日本への営業時にノベルティとしていくつか持ち込んだことがあるらしいです。

私もずいぶん前に一度、フィジーへ行ったことがありますが、フィジーのイメージは、キレイな海と何もない所・・・そんな南海のリゾート。それゆえに、「時間を忘れられる場所~」そんなイメージに合わせた時計なのでしょうか、、、文字盤の数字がいい加減に並んでます。しかし、現地の日本人スタッフに言わせれば、「みんな時間にいい加減だから・・・」だそうです(笑)。

また、さらにオチもあって、この時計、文字盤の表示がいい加減なだけでなく、精度もいい加減だそうで、あまり使いものにならないらしいです。

さらに、所変われば・・・で、先日はバレンタインデーでしたね。フィジーではマクドナルドで、キャンドルライトディナー!なんて企画があるらしいです。マックバリューミールを2つ注文すると、ストロベリーサンデーをサービスしてくれるそう。完全にカップル狙い!?日本では、マクドナルドで、そんな雰囲気出されても~という感じですがね。。。

Mac1

2010年2月18日 (木)

銀座松屋で始まってます

IMG_0518
IMG_0512

昨日から銀座松屋にて「世界の中古カメラ市」が始まっています。毎年恒例のお祭りのような行事ですから、始まると「行かなきゃ・・・」とソワソワしてしまうカメラマニアも多いようですね。

32回目になるという今回のポイントは少し前に案内しておりますが、初日の様子を買取名人が視察してきました。その時の画像が上のものです。

三共カメラさんのカウンターには、発行されたばかりの「野田康司のカメラ四谷快談」が並べて置かれています。一般書店では早いところで、今日あたりから並ぶようなので、確実に即買いするなら、銀座か四谷(うちの店)でどうぞ。

ところで、以前紹介した一日太郎さん。誰だそれ?って、言わないで・・・。

東京メトロ一日乗車券の地味なキャラクターなのですが、今、駅構内で見かける(どこの駅にもいるわけじゃないので、やはり地味・・・)ポスターでは赤いマフラーをしています。わたしはそれが気になって仕方ないのですが、、、それは良いとして、、、

東京メトロの一日乗車券を買えば、銀座行って、四谷三丁目寄って、新宿に行く・・・などという、都内のカメラ屋巡りがお得になります。一日乗車券は710円ですから、初乗り160円の東京メトロを5回乗れば、もとが取れます。

で、やっぱり一日太郎が気になるので、東京メトロに確認してみました。。。まさに今の期間は、露出度が低いそうです。何故なら、、、本来貼られている一日乗車券のポスターの上に、「東京マラソン」のポスターが重ね貼りされているのだそう。なので、今、一日太郎を見かけたら、それは東京マラソンのポスターが盗まれた跡・・・と考えていいらしい。しかし、悪いヤツがいるものだ!私なら、一日太郎を盗むけど~(笑)。

IMG_1753

2010年2月17日 (水)

□(四角)と○(丸)

IMG_1749

前回ご来店時にお買い上げいただいた、レチナⅠbを肩から提げてご来店の常連Fさん。パッと見た瞬間に、わたし的にはとても興味深いドレスアップをされていました。丸いボトムグリップに、丸いビューファインダーが装着されているのです。

正面から見ると、ファインダー窓、開閉式レンズ蓋の四角い形状から、案外と角基調なデザインのレチナなのですが、そのボディ上下に、思い切って丸いアクセサリーを配してしまったあたりが、なんとも印象的なのです。

ちょこっと憎まれ口調系で「レンズを収納すると、かなり薄くてコンパクトになるレチナに、こんな大きくて丸い嵩張るグリップ付けて~」という意見があるかもしれませんが、肩から提げて歩く分には、全然気にならない大きさですし、握ってみたらずいぶんといい感じのホールド。

レチナのここら辺のタイプはストラップの釣り金具の幅が狭くて、一般的なストラップが通らないことが多いのですが、コニカ現場監督のストラップがちょうど使えたということです。

実は、プロ野球はG党のFさん、以前に「色がオレンジ」という理由でたまたま購入していたこのストラップが偶然にも使えて、かなりご機嫌な様子でした。ストラップの布部分に反射テープが貼られているうえ、パトローネを留められるゴムバンドまで付いてる、現場仕様のストラップです。

2010年2月16日 (火)

OM707用レンズ

IMG_1751

昨年、こっそりお見せしたズノー50ミリ/F1.1の後ろ玉は、まるでピンポン玉のような見事な半球状でした。で、このレンズの後ろ玉も、案外ピンポン玉に近いと思いませんか?

このレンズ、今では存在自体がかなり淋しい、オリンパスAFレンズの「AF ZOOM 35-70mm 1:3.5-4.5」です。

対応ボディーがOM707の1機種しかないこともあり、希少といえば希少ですが、需要もないので…。

ここでちょっとお勉強をしておきましょう。オリンパスのレンズ交換式AF一眼機というと、OM707の1機種のみなのですが、他にも近しい存在で、専用レンズでオートフォーカスが可能になるOM30という機種と、OM707用のレンズを使ってパワーフォーカスが可能になるOM101という機種があります。

OM30の方は、ペンタックスにも同様なモデル(ME-F)がありました。AFへの過渡期に登場したタイプです。

OM101の方はかなり特異な存在で、「パワーフォーカスとは何ぞや?」という疑問点が第一に挙がると思います。電動式のマニュアルフォーカスとでもいいましょうか、ボディにあるレバーを動かすと、ヘリコイドが動いてピントが合わせられるというモノ。

正直あまり意味のない機構のようだし、一部では「敗戦処理カメラ」と陰口されているそうです。何故なら、OM707用に大量に製造されたAFレンズ、しかし、レンズ交換式一眼レフのAF化に後れを取り、そこから撤退したオリンパスが、残されたレンズ用に無理やり造ったカメラがOM101とも言われています。。。

IMG_1752

2010年2月15日 (月)

DAITAI 時計

Da344_1

先日、テレビで知って欲しくなった時計が、これ!。時間表示が「12時 半頃」とか「13時 前半」とか表示されるそうです(他には「後半」「前後」「丁度」という表示もあるそうです)。

その名は「DAITAI時計」。

「これじゃ、実際には使えないだろ!」と言う人も多いでしょうが、日常生活の中で「何時?」とか聞かれると、「1時ちょっと前」とか「12時半過ぎ」とか、答えたりしてませんか!?

企画者の所ジョージさん曰く「スローライフだから~!」と。

それを聞いて何故かフィルムカメラを連想してしまった私。フィルムカメラが「ダイタイ」でアバウトな存在というわけではなくて、それくらい、時間のゆとりを持って撮影したり、持ち歩いたり・・・そんな意味で何か近いものを感じたのです。

欲しいな~!と思いましたが、ネットで調べてみて、お値段が3万円台半ば・・・。あっ!だいたい表現しちゃいました~。34,650円と案外よい値なので、実際は買う勇気・余裕がありませんが。。。

ちなみに、切り替えることで、正確な分表示も出来るらしいです。

2010年2月14日 (日)

ペンタックス R7

IMG_1741

時々ご紹介しているカスタマイズねた。今回は「これはーどうなのー?」という系です。

「ペンタックス R7」です。いやいや、そんなカメラは存在していませんから、型名の刻印をよーく見ると、「X」が消されているのが確認できました。正しい型名は「XR7」なのです。これで、多くの人はピン!とくるでしょう。ホントは「リコー XR7」なのです。

社名ロゴの刻印部分はずいぶんと巧みに加工されています。よく見ると微妙な盛り上がりや、ゴツゴツ感がありますが、疑わないと気付かない程度。実に上手くPENTAXの名版を貼り付けてあるようです。

リコー一眼レフはKマウントですから、こうしてペンタックスのレンズをすまーして付けてしまえば、まるでペンタックスのカメラのようになってしまうのです。。。

このカメラ、先日、アローカメラで買取らせていただいた品物の中にあったのですが、どうも、、、何年か前に我楽多屋で売ったことがあるような、、、そんな記憶がかすかに残っています。今回売りに来られた方が直接ではないようなので、間に誰かのところを経由して、また戻ってきたのかもしれません。

2010年2月13日 (土)

第16回 得? or 特?

IMG_1742

今回は十分に撮影できる中古ペンタックスSP 55ミリ/F1.8付が2台!なんと、2,000円と2,500円!!

どちらもメーターはNGです。また、2,000円の個体はかなり使われた形跡があります。2,500円の個体は結構キレイですが、プリズムに黒い線が横一直線に入り、レンズのフィルター枠にアタリがあります。

ともに、撮影には問題無さそうで、「まず撮る」には十分かと。オマケにアクセサリシューと24枚撮りフィルムも付けましょう!ついでに、ストラップも付けちゃいますから、ホントにそのまま使えます。レンズ付フィルム(使い捨てカメラ)を観光地などで買うのと、さほど金額差はないかと思います。

ちょっと肩や首からぶら提げて1日歩くだけで、「元」が取れた気分になれるのでは?現像が・・・という人も多いでしょうが、時間や仕上がりをあまり気にしなければ、スーパーなどにある窓口を利用で、1000円以内で仕上がります。

で、フィルム面白いじゃん!と思うようになったら、ペンタックスSP用のレンズはM42マウントですから、広角から望遠系まで、案外といろいろなメーカーのを楽しめます。そういったレンズ探しの方が、今回のセットよりも高価になってしまうかもしれませんが、、、我楽多屋で少しカビ・・・程度のものなら、135ミリ中望遠は1,000円代からあります。また、フィルターで特殊効果を楽しむのもいいかもしれません。難ありフィルターなら50円からあります。

この特別価格の2台は、いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちですので、よろしくお願いします。

2010年2月12日 (金)

私のニッカ

IMG_1731

「私の日課」でもなければ、「私の日記」でもなくて、「私のニッカ」です。

ニッカの歴史は、戦中、ライカの入手が困難になったことから、軍の命令により製造したライカのコピーカメラ、ニッポンカメラに始まります。以後、カメラ名・社名ともニッカカメラに変更されて1950年代まで製造されますが、ヤシカの子会社化し、1966年には吸収合併されます。

バルナック型ライカのコピー機の軍幹部に刻印される「Nicca」ネームの書体までが、「Leica」と酷似しているのも興味深いところ。

初期のころ、ニッカのカメラにセット売りされたのは日本光学(現ニコン)のニッコールレンズであったのは、今、考えれば、ずいぶんと立派な印象に受け取れます。

で、この「私のニッカ」は何なのか? しつこく言えば、「カメラ四谷快談」に似た黄色の表紙も気になるところ。

巻末に非売品とあるので、ニッカを購入した人に配られたものと思われます。オーナーズ・ガイドとでもいうのでしょうか。中には、カメラの使い方から、撮影の仕方や作例、付属品や周辺機器の案内などが196ページに渡って書かれています。

ちなみに、「ひのまるや」とは、東京大森にあったニッカカメラの販売総代理店のこと。

2010年2月11日 (木)

御礼申し上げます

06

昨日は「野田康司のカメラ四谷快談」の出版記念パーティーへ、たくさんの方々にお集まりいただき誠にありがとうございました。深く深く御礼申し上げます。

主人公の買取名人野田康司にとっては71歳の誕生日であったこともあり、まさに感無量だったようです。私自身は進行役だったこともあり、正直、客観的に見渡すことが出来なかったのですが、皆様からいただいたお言葉から、いい雰囲気の中、楽しんでいただけたようで、ホッと一安心です。サプライス企画の往年の大スター浜田光夫さんのミニトークショーと、愛川ゆかりさんの歌謡ショーも楽しんでいただけたようで何よりでした。

あとはこの本が皆様にどう評価されるか・・・です。

買って読むのはシャクだっ!という方もいらっしゃるかもしれませんが~、この本がどんなに売れても、私どもの懐が潤うシステムにはなっていないので(←これ、ホントです)、ちょっとでも関心がおありでしたら、書店で買って読んでみてください。(もちろん、うちの店でも販売しています)

最後に、下の画像。田中長徳先生、飯田鉄先生、赤城耕一先生、カメラ界の重鎮ご3名との5ショット、大変光栄な記念写真になりました。

P1030055

2010年2月10日 (水)

ついに納本されました!

IMG_1730

ついに出来上がりました。出版記念パーティーにギリギリセーフで間に合いました!

いやいや、ちょっとドキッとするくらいの表紙です。納本に来られた東京キララ社の方も、「これは目立ちますよ!」と言われていました。

買取名人がカメラ屋人生、一つの節目として企画していたものが、こうして一冊の本として出来上がったのには、たくさんの方々のご協力があったからこそです。本当にありがとうございました。

内容は買って!?読んでいただくとして、表紙や裏表紙などを画像でご覧ください。そして、表紙のカバーを取ると、なんとこんな印刷が!まるでアローカメラの包装紙のように、淡いピンク系の色でロゴが繰り返し。

私二代目も「あとがきにかえて」という形で、巻末に4ページほど文章を書いています。

うちの店にご来店いただいてのお買上げも歓迎ですが、お近くの書店でお買上げいただくのも、我々にとってはヨシなことです。で、もし、その書店に入荷されていなければ、ご注文いただくのもヨシなことです。「この本、何?」と書店さんにも印象付けられるから~です。

本日のパーティーにご参加いただける皆様、お気を付けてご来場ください。ホントにささやかなパーティーですので、あまりご期待なさらないでくださいね。。。

  • 「野田康司のカメラ四谷快談」 【既に絶版になっています】
  • 著:吉岡達也
  • 発行:東京キララ社
  • 発売:K&Bパブリッシャーズ
  • 定価:1,300円+税
  • 四谷の中古カメラ店、アローカメラ店主野田康司のカメラ道&哲学、写真家田中長徳氏とのロング対談も収録、貴重なカメラやアクセサリー、果てはノスタルジックな広告など図版も満載です