我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年1月

2010年1月13日 (水)

フジカミニ

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「フジカミニ」と、「エピオン1000MRC ティアラixチタニウム」です。どことなく似ているような2台。

「フジカミニ」は1969年登場した135ミリフィルムを使うハーフ判カメラ。女性をターゲットにしているとのことで、とても小柄でオシャレなボディ。フィルム感度が宝石の色で表示されているあたりに遊び心も感じられます。当時定価9,600円。

「フジ エピオン1000MRC ティアラixチタニウム」は1998年に登場したAPSフィルムを使うカメラ。フィルムが小型化されたことを有利に取り入れた、APSカメラの中では傑作のひとつだと思います。上の画像ではカバーが閉じていますが、ボディを横に引くとスライドしてレンズが出てきます。当時定価50,000円。

30年の時を隔てた2台ですが、女性を意識したようなオシャレなデザインに共通性が見い出せ、ボディの片側がアールでデザインされているところや、シンプルな丸型のボタンなど、後発のティアラixが明らかに意識しているのでは?と思えるくらいです。

さて、フジカミニのポイントを数点クローズアップしてみましょう。

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まず、装填するフィルムの感度に合わせて、ボディ上面にあるメーター内の指標をまるで宝石を埋め込んだような印に合わせます。ASA25なら赤、ASA50なら青、ASA100なら黄、ASA200なら緑。そして、撮影時にレンズ部分にあるノブ(ここにも白い宝石(のような)が埋め込まれています)を動かして、メーター内の針を、最初に合わせた指標と合致させれば、適正露出が得られる仕組みです。

シャッタースピードは1/125秒固定。ピント合わせはパンフォーカスなので必要なし。先程の操作をするだけなので、露出の意味を分かってなくても撮影できるわけです。

また、これは現物を使って説明しないと難しいのですが、フィルムの巻上げ方法が、親指をボディ上部のギザギザがあるダイアルに、そして、人差し指を底面にある窪みに、という感じで挟み。カメラを回すような動作をすることで巻き上げがしやすくなっています。

2010年1月12日 (火)

ジャパネットたかた

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ジャパネットたかたのテレビCMでちょっと気になることが…。

TOKIOの国分太一さんがメインで出ててきたことに、まず「おぉ!」と思いました。忙しい国分さんは実家のご両親になかなか連絡さえ出来ない生活。

ある時、母親からの電話で、「お父さんね、まだ使っているのよ、あの古いカメラを」と聞き、国分さんがジャパネットでデジタル一眼を注文して、実家に贈る~という内容。こちらで見られます(国分太一の長男編60秒バージョン)。→http://www.japanet.co.jp/shopping/tv/cm01.html

父親が使っているカメラはオリンパスペン。親孝行もいいけど、お父さんは銀塩派でこだわってフィルムカメラを使っているのかも知れないじゃないか!?すぐに型落ちするデジカメじゃなくて、M型ライカでも買ってあげた方がお父さんが喜ぶのでは!

と、勝手に大騒ぎするのは冗談ですが。ただ、こんなところにもデジタルカメラ偏重の変な感覚が垣間見えるようで、ちょっと不思議な感じというか、疑問を感じたのでした。

でも、もっと前向きに捉えて、カメラをきっかけに親子の親交が深まり、父親もデジタルをきっかけに、さらにフィルムの良さを理解して、デジタル・フィルムを使い分けていく~なんていう、ハッピーな流れを期待しましょう。勝手に締めくくってます(笑)

上の画像はイメージ画像です。

2010年1月11日 (月)

盗まれた・・・

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週末に通勤に使っていた自転車を盗まれました。。。それも店の前で~。その時に限って鍵をかけていなかったので、私の不注意もいけないのですが。ちょっと奮発して購入した自転車だったので、より悔しいのです。

すぐに最寄りの交番に行きましたが、自転車防犯登録カードの登録番号が分からないと盗難届は作成出来ない…ということで、帰宅後、防犯登録の控えを見つけて、家の最寄りの交番へ。しかし、管轄外なので届けを受け付けても、締め後に四谷へ移送し、届けが処理されるのに時間がかかるというので、翌日朝一で再び四谷の交番へ。私自身、一刻も早く盗難届を処理してもらいたかったから。

自分の不注意もあったのに、こんなこと言うのは良くないかもしれませんが、悪い人間が居るものだと痛感。。。

思い付きで乗り捨てなら~出てくる可能性はあるでしょうが。。。防犯登録で再確認出来たのだけど、購入は2000年でした。その直後に絶版になったモデルなので、転売目的の可能性もあり、そうだとすると出てこないでしょうね。。。

カメラに例えると…、ライカM3を路上に置き忘れたら?「そりゃ無くなるよな~」。やはり、自分の不注意を反省。

唯一の望み!?は、数ヶ月前、路上に落ちていたお財布(万単位で現金が入ってました)を交番に届け出たら、数日後に無事落し主の元へ戻って喜んでもらえた!そんなことがあったので、私にも…と。

2010年1月10日 (日)

白レンズ

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どうです!お年玉で買っちゃいました!キヤノンの白レンズを!EF600ミリF4L IS。軽自動車が買えるくらいのお値段ですから~、当然ながらウソのお話です。

実はこの画像も、最近ネタに続いているミニチュアフィギュアです。ボディはEOS-1Ds MarkⅡ。

で、話題は「白」レンズ。

各種競技場でスポーツ系プロカメラマンの機材はもちろんのこと、アマチュアカメラマンが集まる撮影ポイントでも、一際目をひいたりするのが、この白鏡胴のレンズです。高級望遠レンズに多く採用される、この「白」の理由が何だかご存知ですか?

望遠レンズは全長が大きくなる宿命にあります。さらに、F値が明るい高級望遠レンズは、口径も大きくなります。こうして、必然的に表面積が大きくなってしまう高級望遠レンズ、炎天下などではもろにその影響を受けやすくなり、レンズ内部の空気が膨張したり様々な悪影響を生じる可能性が出てきてしまうのです。そこで、鏡胴を白く塗り、光線を反射させて熱を吸収しないようにしているのです。

プロカメラマンの中でも、特にスポーツ系カメラマンはAF機能が高性能なキヤノンのシェアが高いと言われます。そのキヤノンの高級望遠系はほとんどが「白」レンズ、名称的には「Lレンズ」。なので、白レンズというと、キヤノンのLレンズという印象が強いのですが、ミノルタやペンタックスの高級望遠にも同様な「白」があります。

ただ、ニコンには「白」が無いのです(その昔、とてつもなく大きなレフレックス2000㎜レンズが唯一白鏡胴でしたが・・・)。ここら辺に、ニコンの頑固さやこだわりが垣間見えるような気もします。他にも、レンズのボディへの取り付けが逆回転だったり、絞りリングの回転が逆だったり、、、どうしても、独自の道というか、他に追従しないというか、そういう部分がニコンにはあるような気がします。

ただ、苦肉の策なのか、ここ数年の高級望遠の2機種に限り「黒」鏡胴のほかに、「灰色(商品名はライトグレー)」鏡胴のものも選べるようになっています。

2010年1月 9日 (土)

グリコと1/1モデル

グリコと1/1モデル

年末に紹介したグリコのおまけ(ニコンF)に反応して、お客さんから楽しい画像をお送りいただきました。

「得?or 特?」ならぬ、「真?or 偽?」と言わんばかり?ですが、どちらがグリコで、どちらが1/1モデルかは、画像を見れば一目瞭然ですね(笑)。

でも、こうやって並べると、実に面白いですね。個人的には、本物(1/1モデル)の1000mmミラーレンズの大きさ、特にボディに対しての大きさに改めて驚愕しました。ちなみに、グリコの方は500mmミラーレンズをモデルにしています。

クルマやバイクの場合は愛車のミニチュアを一緒に所有している~なんてパターンがよくあったりしますが、カメラの場合は稀なパターンでしょう。

2010年1月 8日 (金)

イルミネーション

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うちの店の最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅か、都営新宿線曙橋駅。どちらも地上出口からは徒歩3分くらい。ただ、都営新宿線が深いところを走っているので、曙橋駅ではホームから地上に出るまでに少し時間がかかります。さらに、曙橋駅A1出口からは、上り坂を歩く必要があります。よって、最最寄りは四谷三丁目ということになります。

その四谷三丁目交差点付近の新宿通り沿い街路樹に、先月12月からイルミネーションが灯っています。題して「よつさんキラキラストリート」。折りしも、表参道のキレイ なイルミネーションが11年ぶりに復活したらしいですが、私の知る所では、六本木ヒルズけやき坂のイルミネーションもキレイ です。

で、四谷三丁目のイルミネーションですが~、大きな声では言えませんが、いやいや小さな声でも・・・やはり言えません。上の画像を見て判断してください。

多分、新宿通りが広すぎて両サイドの街路樹が離れ過ぎちゃってるとか、街路樹が小振りだったりとか、まばらだったりとか、、、というのが原因でしょうか。。。

先月中頃、お客さんに「新聞でイルミネーションのフォトコンテストをやるって広告を見て、カメラを持って来たのだけど、四谷三丁目のイルミネーションって・・・?」と聞かれました。私は三丁目商店街ではないので、勝手なことを言えませんが、「私もちょっと寂しいな・・・と思いました。これからイルミネーションが増えるとかではなくて、現状がそうみたいですよ・・・」と。

予定ではイルミネーションの点灯は12月いっぱいだったようですが、1月10日くらいまでは点灯しているそうです。フォトコンテストの締め切りは15日なので、急げば間に合いますけど。。。上の画像を見て判断してください。

2010年1月 7日 (木)

キヤノンRC-701

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私は今回初めて見たカメラです。

大きめな一眼レフボディにレンズ交換式のこのカメラ。その名称は「キヤノンRC-701」、分類は「電子スチルビデオカメラ」。系譜的には現在のデジタルカメラの祖先と言ってよいカメラです。

CCDなどの撮像素子を利用して撮影画像を電気信号に変えて、即時に記録できる点は今のデジタルカメラと同様ですが、その電気信号をフロッピーなどの磁気媒体にアナログ記録する点が大きな違い。ちなみに、今のデジタルカメラは半導体メモリーにデジタル記録している。

電子スチルビデオカメラとしては、1981年にソニーが「マビカ」という試作機を発表したものの発売には至らなかったので、このRC-701が世界で初めて市販された電子スチルビデオカメラとなります。当時の価格はボディのみで390,000円、システム一式揃えると5,000,000円近くになったそうなので、報道・業務用として使用されたのがほとんど。

現在、システムとして利用するのは難しいでしょうし、あえてそれをしようという人も少ないと思いますが、今、我楽多屋で目の前にして思うのは、このレンズを何かに使えないのだろうか・・・?ってこと。まるで、NFDレンズのような外観のレンズをボディから外してみると、そのマウントはまったくの専用マウントでした。

こうなると、保存用、観賞用としての生き方が使命になってしまうのでしょうか!?しかし、歴史的にみればそれでも十分な価値のあるカメラかもしれませんね。

キヤノンRC-701→http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/dcc/data/1986-2000/1986_rc701.html?categ=crn&page=1986-2000

2010年1月 6日 (水)

赤パール

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カメラ界において「パール」というと、コニカのスプリングカメラを思い浮かべる人が多いと思います。

「パール」の歴史を調べてみると、1909年までさかのぼることになります。コニカの前身である小西六が、六桜社時代に作った「パール手提げ暗箱」が最初の「パール」。以後、645判のセミパール(1938年)や、ベスト判のベビーパールが登場します。

そして、1949年に登場したパールⅠからが、一般的に「パール」と言われるセミ版のスプリング式カメラ。以後、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ(1958年)と進化していくのですが、最終型パールⅣは135フィルムの流れにおされて、僅か5,000台ほどしか造られていないと言われています。

それでも、Ⅳ型はダイカストボディで、採光式ブライトフレームやフィルムの自動巻き止めなど、スプリングカメラとしては他にない新機構を備えている、高級カメラだったのです。

今回、私がパールⅣを取り上げたのは、名機、高級機だから~ではなくて、、、レンズのヘリコイドを無限大から近接方面に回していくと現れる鏡胴の「赤色部分」に惹かれたからです。私が基本的に「赤」が好き!ということもありますが、この赤色がいい「赤」なんですよ。

ボディ・レンズの他の部分はシルバーとブラックでしか構成されていないのに、意表をつくような赤。それには、収納時に無限大位置まで戻しなさいよ!という喚起の意があるようです。そう、レンズのヘリコイドを無限大位置にしておかないと、鏡胴が繰り出された状態では前蓋が閉まらないのです。

ずいぶん前に話題にしていますが、コニカはセルフタイマーでも「いい赤」を使っていたことがあります。

2010年1月 5日 (火)

運転マナー

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運転マナーについてコメントしようとしているのに、上のような画像、ドライバーが撮影しているようならマナー違反。また、本文とは関係のないイメージ画像です。

正月にちょっとだけ遠出をしました。思えば、久しぶりの長距離の高速道路走行でした(出張買取で近郊に出たことはありましが)。

ただ走ってるだけでも満足できる系のクルマ好きな私としては、もともと渋滞がかなりな苦手。ご承知のように高速料金が特別割引になっているので、この時期、余計にクルマの数が増えているわけで、、、

ただ、今回、渋滞よりも嫌な思いをしたのが、高速道路の運転マナーについて。常識というものが存在しても、それぞれ主観は違うので、今回のネタはもしかしたら反感をかってしまうかもしれませんが・・・。

複数の車線がある高速道路は、ふつう一番右の車線が追越車線で、その左側の車線は走行車線。建て前ではクルマは走行車線を走行し、追越しをする時だけ追越車線を利用するのです。でも、現実には飛ばしまくるクルマの多くは追越車線を走り続けたりしています。でも、それも流れを考えれば、アリな行為だと思います。

じゃあ、どういう傾向にあるかというと、追越車線をダラダラ(必ずしも低速ということではないが)と定速走行しているクルマが多いのです。その手のドライバーの多くは、後ろから自分より速いクルマが来てもお構いなし。下手すると、走行車線より、追越車線の方が交通量が多かったり、速度も遅かったりする。。。これじゃ、余計に渋滞もするは・・・という感じ。

それと、渋滞末尾に付いたら、ハザードランプを灯して後続車に知らせるというマナーも乏しくなっているようで、私がハザードランプを灯しても、後ろの車はいつまでたってもハザードを灯してくれない。これでは、ハザードの連携で渋滞末尾を知らせることが出来ません。

今回は年末年始ということで、普段あまり運転慣れしていないドライバーが多かったことも原因かもしれませんが。。。あまりにも周りを気にしないドライバーが多いことかと痛感しました。

こういうマナーの問題って、クルマだけじゃなくて、カメラの世界でも言えるようですね。例えば、三脚の使い方、フラッシュ撮影などなど。つい長くなってしまったので、カメラ系のマナーはまた機会があったら取り上げてみようと思います。

我楽多屋で買ったモノ・マガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を本日更新しました。

今回で123回目!

テーマは「金日本円八百円也「高級一眼レフスタイルのEDX」です。

こちらより、どうぞ!