我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年3月

2008年3月20日 (木)

ニコンに始まりニコンで終わる

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結局1日雨降りでした…。

雨の中、ご予約通り朝一番でご来店いただいたお客様からニコンF2とF3 Limited、オリンパスペンF他を買わせていただきました。

この手の中古カメラ市場において市場性のある品物は、欲する業者に早々に転売されていきます。今日の場合、お昼には引き取られていきました。ちなみに、このお客様の品物の中で転売されずに我楽多屋に回ってくる品物はニコンのストロボSB-12のみ。箱付でほとんど使用されていないような美品ですが。

閉店間際の午後5時頃、ご来店のお客様からはニコンF5とニッコールレンズ1本を買わせていただきました。ニコンの一つ前の最高級機F5も、在庫を数多く抱えている中古屋さんの場合、今現在あまり欲しがらないところが多いようです。しかし、私どものような買取り専門店の場合、自分の店で小売りをするわけではないので、買取価格が自店の在庫に左右されることはありません。

というわけで、今日の買取りはニコンで始まりニコンで終わったわけですが、その間に買わせていただいた品物の一部にはイカレックスなどもありました。5年ほど前に数万円かけてオーバーホールされたらしいのですが、それ以後あまり使わなかったとのことで、残念ながらかなり程度が悪かったです…。ボディはCdS TTL露出計付きアイレベルファインダーが装着されたイカレックス35CS。しかしながらメーターが不良、レンズは標準がウルトロン50/1.8、少しカビが生えてます。セットの広角・望遠ともかなり難あり状態。明後日はがらくた市ということもあり、イカレックスは我楽多屋に並ぶことになりました。

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買取りに出す際に、修理に出してから持ってこられる方がいらっしゃいますが、これは得策ではありません。同じ修理をするなら、われわれ業者の方が安く直す手段を持っていますから、お客様が高い修理代をかけるより、そのままで買わせていただいた方(当然ながらマイナス査定になりますが、お客様が修理代にかける金額よりは少なく済むことがほとんどだから)がお客様には有利になるわけです。また、単価が安い品物の場合は修理代の方が買取価格の何倍かにもなってしまう場合もありますから、先に修理をすることは避けた方が賢明です。これはオーバーホールでも同じことです。

 

有明放置プレー

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結局、今年もやってしまいました!フォトイメージングエキスポが開催されている有明ビッグサイト近くの駐車場に宣伝カーを置いてきました。

今朝は駐車場開場と同時に行って、目立つ場所に駐車するつもりだったのですが、早起きが出来ませんでした…。いちおう、大通り側には停めましたが、最近は背の高いミニバン系のクルマが多いので、他の車に埋もれてしまわないか心配です。

料金を先払いしてしまったので土曜日の夜まで放置しておく予定です。見かけたら手を振ってください!と言いたくなってしまいましたが、それじゃ仕方ないですから、写メでもいいからうち宛てに送信してくれたら何だか嬉しいです。ゆりかもめの車窓からも見えます。国際展示場前駅から有明方面に乗って、進行方向左下手に。

もし本当に宣伝カー画像を送ってくれる奇特な方がいらしゃったら、こちら宛てにお願いします。arrow.noda@nifty.com  もしかしたら、何か特典を差し上げられるかもしれません。でも期待しないでください。

入場の際、料金所のオジサンに「おたく、時々利用してくれてるよね!」と言われました。やはり、インパクトありですな! だって、実際に利用したのは去年だけ。時々じゃなくて2回目なんですもの。

 

2008年3月19日 (水)

雨降りの予報

今日の午後から降りだした雨、明日 春分の日も降り続くとのこと。

有明ビッグサイトでは今日からフォトイメージングエキスポも始まったことだし、せっかくの祝日、たくさんのお客様のご来店をお待ちしたいところなのに憂鬱です...。

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で、考えたのが上の画像。本日閉店後の我楽多屋のウインドウです。意外とズラリと並んでいます!ここに写っている品物はほとんど現状OKのものばかりです。何か気になる品物があったら、ぜひ明日(20日)お店にご来店ください!もちろん品物はこれだけじゃありません。珍しいものでは木製額やアルミフレームがゴチャゴチャと特価で出ています。

それと、何故に売れずにここしばらく残っているのか不思議な品物がこれ(下の画像中央)。ペンタックス オート110のセットです。ボディにレンズ3本(18/2.8、24/2.8、50/2.8)とワインダー(電池ブタの爪折れ、動作はOK)、ケースが付いてとてもお得な価格なのに...。我楽多屋通販部で送料込みで20,000円、店頭ではもう少し低い価格を付けています。*我楽多屋通販部は終了しました。

もしかしたら、あまりの安さにジャンクと思われているのかもしれませんが、発光不良なストロボ以外は全部現状OKです。明日(20日)お買い上げいただけたら特別割引します。表示価格から15%引いちゃいますので、「ブログを見てきた!」と必ず言ってください。

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カメラ雑誌4月号本日発売!

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各誌毎月20日発売がお決まりですが、今月は休日なので、本日19日発売です。

月刊カメラマンは、今号が創刊30周年記念号とのこと。増ページでボリューム満点。さらに特集「We love 中カメ!」内で我楽多屋が取材されております(207ページ)。撮影・取材は藤井智弘さん、今までにも何度かお世話になっているのですが、藤井さんはいつもうちの店の特徴を見事にまとめあげてくれます。感謝です。うちのサイトより上手に我楽多屋を紹介してる。

日本カメラは付録が見事です。「ニコンカメラの60年」というタイトルでニコンのカメラ全部(多分)の画像が見られます。それと、気になった!?のが田中長徳先生の連載「一眼レフの王国」(172・173ページ)に出ている京セラ・サムライ。うちのサイトの我楽多屋で買ったモノ・マガジン第101で紹介されたものと同じじゃないのか~?ってことで。

アサヒカメラは「手動カメラエンジンに点火せよ!マニュアルフォーカスでピントを極める」なんて特集があって、われわれ中古カメラ屋には嬉しい限りです。また、田中長徳先生の連載「カンレキからの写真楽宣言」でも、うちの店の「シドニー」こと、がらくた市でのトークショーが紹介されています(272ページ)。

さぁ、書店に走れ~!

 

2008年3月18日 (火)

新サイト効果かな

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昨日夕方、上記の品物を持ち込まれた女性のお客様がいらっしゃいました。「シャッターも切れないようでジャンク品だと思うのですが、引き取っていただけますか?」と。

見れば、ニコンFE。付いていたレンズは標準ではなくて、AI(AI-Sではないけど)35mmのF2。望遠はEシリーズの70-210mm。お客様の言われるとおり、しばらく使われていなかったようで程度に難点があるものの腐ってもニコン。電池を入れ替えたところ、シャッターは何とか動き出しました。ペンタ部分に大きなアタリもありますが。レンズはヘリコイドがスカスカになってますが、クモリやカビは大丈夫。1万円は無理でしたが、○千円で買わせていただきました。

聞けば、当店のホームページを見てご来店いただけたとのこと。新サイトの見やすさ分かりやすさがマニア以外の方に評価いただけた成果でしょうか!

業者によっては、程度や状態を理由に値が極端に下がったり買取りを断るような品物でも、私どもはいただきます。古いからとか壊れているからとか諦めないで相談してみてください。

 

通販部 少し追加しました

*我楽多屋通販部は終了いたしました。

まだまだ些細で地道な体制の「我楽多屋通販部」ですが、本日、5点ほど品物を追加しました。

中古品、それも何か難ありの品物は通信で売り買いするのは難しいところがあります。皆様の中には、品物が届いてから「話が違う~!」とか「こりゃヒドイ品物だ!」なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。現在、我楽多屋ではこちらから決めた一部の品物に限って通信販売をしております。それが「我楽多屋通販部」。ですから、お客様からの「こんな品物はありますか?あれば送ってください」的な通信販売はしていません。

我楽多屋通販部」を立ち上げた理由には、我楽多屋に行けばこんな品物があるのか!とお店の雰囲気を理解していただく目的もあるのです。よろしくお願いいたします。

 

2008年3月17日 (月)

買取名人 思い出のカメラ

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この2台は買取名人の思い出のカメラらしい。

左のカメラは「ダン35」。タレント萩本欽一さんのお父様がカメラ屋さんだったってご存知ですか?このカメラはそのお父様が昭和22年に製造販売したカメラです。

もともと買取名人がカメラ屋になったきっかけはというと、ふるさと小豆島で進学か就職か決めかねていた名人は、担任の先生に「野田君は商人になれ!」と言われて決心がついたそうです。

その担任の先生が欽ちゃんの叔父様。その叔父様の親戚が経営する神戸にあるカメラ店に住み込みで就職したのです。そういう経緯があって、このカメラが名人の思い出の1台なのです。

買取りを始めてから、この思い出のカメラを数ある買取り品の中に探し続け、20年目にしてやっと見つけたのがこの1台!2階買取りコーナーに飾ってあります。

右のカメラは昭和29年発売の「リコーフレックスⅦ」。定価8,300円にもかかわらず、人気のために品不足が続き、プレミアが付いて10,000円以上で売り買いされていたそうです。名人が就職したのが同じく昭和29年の4月1日のこと。就職後、最初の里帰りの際に、勤務先のカメラ店から借りて初めて使ったカメラがこのリコーフレックスだったとのこと。

ちなみに、その時の名人(正確にはまだまだ名人ではなく小僧だったはず)の給料が1,500円。2年後に銀座カツミ堂に転勤になった頃、ライカM3+50ミリF1.5付きが24万円くらいしたそうです。

1台販売するとその儲けで店員6人全員の月給がまかなえていたようでしたとのこと。当時のカメラ屋さんが如何に儲けていたことか。名人が時々ボヤきます。もう少し早く生れてカメラ屋さんに成れたら良かったのにと。

 

2008年3月16日 (日)

宣伝カー

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このクルマ、実在しないと思われている方もいらっしゃるようですが、ちゃんと存在します。完成してから早11年が経ちました。

「これで買取りに行くの?」と聞かれることもありますし、街中で見掛けた人から電話で「うちへも来て下さい」と言われることもありますが、実際このクルマはあくまで「宣伝」カーです。

まず、荷物がどこにも詰めないのです。後ろの看板の中は骨組みが占領していて、荷物など置くスペースはありません。だから、扉さえ付いてません。それに、これだけ派手なクルマで買取りに行って、お客様のご自宅の前に横付けすることは場合によってはマズイのです。「あそこのご主人、カメラを手放すらしいわよ、何かあったのかしら!?」などとご近所さんから良からぬ噂をされることも有り得るからです。

ベースのクルマはダイハツミゼットⅡ。荷台に乗ってる看板は確か80kgくらいあるはず。いちおう二人乗りですが、助手席は運転席の70%くらいの大きさしかありません。男2人で乗ったら息が詰まりそうになります。

かつて、3年程、私 二代目が調布~四谷間を通勤で使用していました。とにかく恥ずかしいくらい目立ちます。信号待ちで停車した時など、隣りのクルマや歩道を歩く人から痛いほどの視線を感じることが多々です。

しかし、面白いものでこれに慣れると、自家用車に乗っているときに物足りなさを感じることもあったりします。今は名人が通勤で使用しています。また、アルバイトさんを雇って都心をフラフラと走り回らせたこともありました。

もし、どこかで見かけたら、手を振ってみてください(笑)

 

2008年3月15日 (土)

リンク集作成しました

リンク「集」といっても、まだ本当にわずかですが、お勧めできるお店やサイトを紹介させていただいております。カメラ・写真関係はもちろん、それ以外の分野も増やしていきたいと思っております。

それから、11日火曜日のブログでお知らせした「半切サイズのアルフレーム」はおかげ様で本日売り切れました。ありがとうございました。

 

2008年3月14日 (金)

セルフタイマーフェチ!?

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最近の若い人、20代以下の人はこの道具を見せられても、何に使うのか分からない人が多いのではないでしょうか。

これはセルフタイマーです。

「セルフタイマーってカメラに内蔵されてるもんじゃないの!?」と、若い人は言うかもしれませんね。

これは、セルフタイマーが内蔵されていないカメラで使う、外付け式のセルフタイマーなのです。これをシャッターボタンに取り付けて使います。仕組みはゼンマイ式になっていて、ゼンマイをまいてセットすると、数秒後にレリーズを押した状態のようになってシャッターが切れるというわけ。

目印としてほとんどのセルフタイマーが赤いマークを利用していて、赤いマークが下に向くとシャッターが切れるようになっていたり、物によっては赤いマークが左右に広がって出てくるような凝ったデザインのものもあります。

もう何年も前の話になりますが、がらくた市の長徳先生のトークショーに参加された方で、セルフタイマーをコレクションされている方がいらっしゃいました。手持ちのセルフタイマーの写真を大学ノートに貼り付けて整理されていて、100種以上のコレクションだと言われていました。

今回、セルフタイマーのネタを持ち出した理由は別にあります。

先日、我楽多屋でセルフタイマーをお買い上げいただいたお客様が「ちょっと作動をチェックさせてもらっていいですか?」と言われました。ゼンマイを巻いて、手を離すと「ジーーーィ」というセルフタイマー独特の音が・・・、お客様はニコッと笑って「いやーいい音だ、今晩はこの音で美味しいお酒が飲めるぞ!」と。そのお客様は、晩酌しながらセルフタイマーの音の聞き比べをしているようです。こんな楽しみ方もあるんですね!