ニコンに始まりニコンで終わる
結局1日雨降りでした…。
雨の中、ご予約通り朝一番でご来店いただいたお客様からニコンF2とF3 Limited、オリンパスペンF他を買わせていただきました。
この手の中古カメラ市場において市場性のある品物は、欲する業者に早々に転売されていきます。今日の場合、お昼には引き取られていきました。ちなみに、このお客様の品物の中で転売されずに我楽多屋に回ってくる品物はニコンのストロボSB-12のみ。箱付でほとんど使用されていないような美品ですが。
閉店間際の午後5時頃、ご来店のお客様からはニコンF5とニッコールレンズ1本を買わせていただきました。ニコンの一つ前の最高級機F5も、在庫を数多く抱えている中古屋さんの場合、今現在あまり欲しがらないところが多いようです。しかし、私どものような買取り専門店の場合、自分の店で小売りをするわけではないので、買取価格が自店の在庫に左右されることはありません。
というわけで、今日の買取りはニコンで始まりニコンで終わったわけですが、その間に買わせていただいた品物の一部にはイカレックスなどもありました。5年ほど前に数万円かけてオーバーホールされたらしいのですが、それ以後あまり使わなかったとのことで、残念ながらかなり程度が悪かったです…。ボディはCdS TTL露出計付きアイレベルファインダーが装着されたイカレックス35CS。しかしながらメーターが不良、レンズは標準がウルトロン50/1.8、少しカビが生えてます。セットの広角・望遠ともかなり難あり状態。明後日はがらくた市ということもあり、イカレックスは我楽多屋に並ぶことになりました。
買取りに出す際に、修理に出してから持ってこられる方がいらっしゃいますが、これは得策ではありません。同じ修理をするなら、われわれ業者の方が安く直す手段を持っていますから、お客様が高い修理代をかけるより、そのままで買わせていただいた方(当然ながらマイナス査定になりますが、お客様が修理代にかける金額よりは少なく済むことがほとんどだから)がお客様には有利になるわけです。また、単価が安い品物の場合は修理代の方が買取価格の何倍かにもなってしまう場合もありますから、先に修理をすることは避けた方が賢明です。これはオーバーホールでも同じことです。