我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年5月27日 (木)

ヤシカの変り種

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ヤシカの変り種ではなくて、ヤシカが変り種なのかもしれませんが、、、

画像のカメラ(左側の2機種)は、8ミリカメラみたいですが、どちらもスチルカメラです。一番右のは参考に置いた8ミリカメラ。

2機種に共通しているのは、135ミリのハーフ判であること。そして、普通に構えて撮影した時に横位置の写真が撮れること。オリンパスペンやキヤノンデミなど多くのハーフ判は、通常、縦位置に撮れてしまいます。

こういうスタイル・デザインになったのは、横位置撮影を基本にするためだったのか?それとも、単に奇をてらったのか?ヤシカの真意は不明です。。。

また、どちらもフィルム巻上が特徴的です。

左のラピード(1961年発売)は手動巻上げなのですが、ノブを回したり~、レバーを動かしたり~、という方法ではなくて、ストラップをも兼ねている革ひもを引くことによって行います。この例えが通じる人も少ないかな、、、ポラロイドのヒッパレーみたいな感じです。

中央のセクエル(1962年発売)はモーターで巻上げるのですが、一般的なスプロケットではないので、コマ間が撮り進むうちに少しずつ開いてしまいます。36枚撮りフィルムを装填しても、65枚しか撮影出来ません。(通常のハーフ判は倍の72枚撮れるのに)。

右のは繰り返しになりますが、参考に置いてみた8ミリカメラ、ヤシカ8です。

個人的にはずいぶんと前から気にしていた2機種ですが、今回、特別にお客さんから参考品ということでお預かり出来たので、我楽多屋に展示しております。

フィルム縦送りで、ハーフ判を横位置で撮影してしまおうという発想は、ヤシカが吸収合併された京セラでも、一眼レフ構造のハーフ判コンパクトカメラ「SAMURAI」(1987年発売)に引き継がれたようです。

2010年5月26日 (水)

標準ニッコール

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ニコンFの標準レンズと言うと、「ニッコールSオート50mm/F1.4」のイメージが強いと思いますが、ニコンFの発売当時(1959年)、標準レンズは「ニッコールSオート50mm/F2」のみで、当然、宣伝写真などにもそのF2が使われていたのです。

3年後の1962年に「ニッコールSオート50mm/F1.4」が追加され、宣伝写真などもこちらが多用されるようになって、標準といえばF1.4のイメージが定着したのだと思います。

F1.4の登場が遅れた理由は、当時は一眼レフ方式のレンズ設計で明るさ1.4の50mmレンズに困難な課題があった...とか。

以後、販売戦略的にも価格の高いF1.4が露出されていくのだと思いますが、F2も併売されていくわけで、実際は単なる明るさの差による価格差だけでは語れない、撮影者の好みの問題などもあり、F2の方が良いという人も意外と多いようです。

ところが、明るさF1.4の標準レンズの登場は、実はニコンF発売の翌年1960年なのです。ただ、焦点距離は50mmではなくて、58mm。このことは、当時からのマニア以外には案外知られていません。困難な課題を克服する前に、場つなぎ的に発売されたレンズと言えなくもない。。。

ホントにごく初期の一時期だけだったからでしょう、現在ではかなりレアなレンズであります。また、焦点距離の刻印が「mm」表示ではなくて「cm」表示なのも、マニアにはたまらないポイントなのです。

*文中、焦点距離は「mm」に統一して表記しましたが、初期のニッコールは「cm」表示でしたので、上の画像のレンズ自体には「5.8cm」と刻印されています。

第26回 得?or 特?

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今回はミノルタのマニュアルフォーカスレンズです。以前は人気薄のミノルタMDマウントでしたが、マイクロフォーサーズ機の登場でボチボチと品物が動いています(マウントアダプタで使用可能)。なので、今回、この値段はやはり得?だと思います。

どちらも35-70mm/F3.5ですが、左はMD、右はN(ニュー)MD。お値段はMDが2,000円で、NMDが2,500円。まとめてお買い上げなら、4,000円!ただ、当然ながら各一本ずつの特売品ですので、ご了承ください。

単焦点レンズのようにシッカリとズッシリした造りのレンズです。また、とあるサイトにあった記述では、単焦点並みの描写~と書いてありましたので、2本の描写の差を楽しんでみるのもいいかも。

MDとNMDの違いは、最小絞りにロックボタンが付いているか、いないか。右のNMDの方、鏡胴の右下付近に黄緑色の線が入った部分がロックボタンです。他にもこの35-70mmに限らず、多少のデザイン変更や設計変更もあったりするようですが。

で、この絞りリングのロックボタンは、AFニッコールにも存在します。露出モードに、プログラムやシャッタースピード優先モードなどがある場合に、絞りリングが動いて実絞りになってしまわないように!という目的のロックボタンです。

2010年5月25日 (火)

当り馬券がコンタックスT2に

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このタイトルでピン!と来た方は、このブログの濃ゆい方です。

先日、防湿庫絡みで話題にしたお客さんが、昨日月曜の午前中に来店されました。ドアを開けるなり笑顔。「おぉ!これは取れたのだな!」とすぐに分かりました。

で、フィルムカウンターの液晶が少し濁り?かけてるけど、他はキレイで状態の良いコンタックスT2をお買上げいただきました。週末にどれほど稼いで、T2代がその何パーセントなのか詳細(笑)は知りませんが、、、

馬券を買う前に来店されて、出物があれば、馬券より確実に形のあるモノを購入されたり、当たった翌日には、あぶく銭的な使い方をせずに、確実に形のあるモノを購入される。

お馬さんと、カメラ趣味の実に理想的な?両立をされていると思いませんか?

そうそう、ついでに一点、私がずいぶんと前から気になっていることがあります。地上にはたくさんの動物(哺乳類)がいますが、「馬」と「猿」だけ、前に「お」を付けて、後ろに「さん」を付けて呼ぶんですよ。「お馬さん」、「お猿さん」と。例えば、「象」。「象さん」とは呼んでも、「お象さん」とは呼びません。

また、前の「お」だけでもいいんです。「お馬」、「お猿」と。例えば、「お象」とか、「お狸」なんて呼びませんよね?

人間の生活に深く結び付き助けられたりしているから、「お」を付け、「さん」まで付けるのかな?なんて考えてみました。「馬」には荷物の運搬や、移動の足として助けてもらっているかもしれませんが、「猿」が人間の生活を何か助けてくれえいるとは考えにくい。。。ですよね?

この理由というか、真実を知っていらっしゃる方がいたら、是非とも教えてください。

2010年5月24日 (月)

ライカM2のアイレットが

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H君の初めてのライカM2は、1年数ヶ月前に紹介させていただきました→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2009/03/post-b7fa.html

つい最近、ちょっとした不具合の修理から戻って来た時に、アイレットがすり減っているので交換した方が良いよ!と言われたそう。で、改めて見てビックリ!「こんなに危うい!!」と思ったそうです。

で、証拠写真がうちのブログに残っていました(下の画像参照)。購入時にすでに、すり減った感はかなりあったようですが、上の画像のように、虫歯みたいにえぐられた感は明らかに新しいもの。H君曰く「手に入れてから、毎日のように提げて歩いてきたからかな~」と。

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ストラップをつなぐ金属の丸環が持ち歩く時に動いて、アイレットを削っていってしまうのでしょう。また、丸環の材質がステンレスでアイレットより硬質だと、明らかに摩耗が早くなるはず。

しかし、1年程でここまで使い込むH君の行動力、写真力に敬服です。大事な初ライカですから何か対策をして、これからもますます使い込んで欲しいものです。

ステンレス製アイレットへの交換修理をしてくれるところもあるようです。ちなみに、M6以降は最初からステンレス製ですが、それ以前は真鍮製です。

2010年5月23日 (日)

ニコン クローズアップ デバイス

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「デバイス」というと、コンピュータ関連でよく耳にする言葉ですが、機器とか装置、道具という意味。クローズアップデバイスというよりは、クローズアップアタッチメントという呼び方の方がピンとくるかも。

赤い化粧箱の底にニコンS2用と書かれていました。いい感じの造りで、富士山マークと呼ばれる、昔のマークの刻印もちゃんとあります。私自身にとっては、初めて見掛けると思われるレアモノです。

しかし~偽物じゃないかと疑う人もいるのです。その理由は、これ自体をほとんど見掛けたことがない。社外品でこういうものが存在した。赤い化粧箱を知らない。

でも、改めて観察するに、繰り返しになりますが、純正品っぽいいい感じの造り。本体の刻印のみでなく、革ケースにも、化粧箱にもしっかり富士山マークが入っている。距離表示がフィートなので、輸出品のみに存在したものなのかもしれない。などの理由が純正品である対抗案です。

対抗案なんて表現してしまいましたが、普通に考えれば純正品で間違いないのですがね。ちなみに、ネットで検索しましたが、決定的な証拠が確認出来ていません。。。実に情報の少ないアクセサリーです。


 

昨日のがらくた市

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昨日のがらくた市は天気にも恵まれ、沢山のお客さんにご来店いただきました。ありがとうございます。

が~、金曜日のブログで紹介した以外にも「本日入荷特価セール!!」として並べたものが、先々月来のジンクスに当てはまり、、、案外と残っております。

本日は一日悪天候が続くようですが、引き続き我楽多屋に並べておりますので、関心ある方は是非どうぞ。

2010年5月22日 (土)

Pioneer

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「Pioneer」(パイオニア)といえば、音響機器のメーカーとして有名ですが、なんと!カメラも造っていたのです!!というのは、間違いで、昭和30年頃に、パイオニアカメラ株式会社というのが東京池袋にあって、その会社が造ったカメラがこれなのです。

ただ、実際の製造はセミライラを造っていた勝間光学とのこと。詳細は不明ですが当時の資料を見ると、パイオニアカメラ株式会社も勝間光学工業株式会社も、住所が同じでした。。。

ちなみに、音響機器のパイオニアは昭和36年に社名をパイオニアに変更しますが、それまでは、自社製のスピーカーの商標名がパイオニアであり、社名は福音商会電機製作所と名乗っていたようです。

このカメラ、645判のカメラです。他のスプリング式645判のカメラより、気持ち小振りなボディであること以外に大きな特徴はないのですが、1点だけ誇れる装備があります。

それについては、当時の広告にも書かれていたようで、「我が国最初のレバー式フィルム巻上スプリングカメラ」と。画像内、親指を引っ掛けているのが巻上げレバーです。

確かに、スプリングカメラの多くは、ノブをクルクル回してフィルムを巻上げるものがほとんどですよね。ただ、レバー式巻上げといってもオートマットではないので、裏ぶたの赤窓でフィルム裏紙のカウンターを見ながらの巻上げになります。

ちなみに、当時の価格は4,800円。レンズの名称は「GOLDER」(ゴルダー)、なんか凄そうです。

2010年5月21日 (金)

明日はがらくた市でした

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日が過ぎるのはアッと言うまで、気が付けば明日22日土曜日が「がらくた市」でした。今月も長徳先生のトークショーがないので、気が緩んで?いたわけではありませんが、、、

先月のがらくた市の後にも書きましたが、今回の目玉品と思った品物が売れないという。。。変なジンクスが出来てきてしまっているようで。。。挫けずに、今回はニコンF2フォトミックを用意しました。どうでしょうか!?メーターが1段ズレてるみたいで、価格は15,000円。

また、それ以外にも画像のように旧型アクセサリー類を多めに、いつもよりお安く出せそうな予定です。オリンパスペンFのレンズキャップ、レンズフードや、キヤノンのビューファインダーなどなど。細かいモノは200円から。


 

写真展「やさしい時間」

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四谷系銀塩組の若手ホープ、日芸のH君が写真展を開きます。

前回の初の個展が昨年末でしたから、半年足らず~に第二回目ということで、素晴らしく前向きな姿勢!!今回は大竹良枝さんとの合作です。

  • 「やさしい時間」 堀野浩司 × 大竹良枝
  • 2010.6.1(火)~6.13(日)
  • 平日17時~24時 土日祝12時~24時 月曜休み
  • 百音(mone)/杉並区高円寺3-45-9
  • http://www.cafemone.com
  • カフェでの展示なので、ご注文が必要です。ラストオーダーは閉店の30分前。