我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

Powered by Six Apart

2013年6月 9日 (日)

開けるの怖い・・・

Z1940

買取り依頼でお持ち込みいただいて、触るのが怖いものがあります。

ペンタックスオート110用のワインダーがそれ。

何故って、電池ブタにあるツメが折れやすいから。これ、もともと製造上の弱点だと思うんですけどね。電池ブタを引っ掛けて留めるツメに無理な力が掛かるから、開閉時に気を付けないと、折れちゃうんです。

さらに、経年劣化で折れやすくなっているってこともあるんでしょう。

まぁ、今でこそ、オート110自体の市場性が乏しくなってきているので、ワインダーの動作不動作云々は買取り価格に関係なくなってきているので、いいものの。

15年くらい前、まだちゃんとした市場性があった頃は、買わせていただく側としては、ワインダーが動作するのか壊れているのか確認したいわけです。なのに、電池の出し入れが怖いんですよ。。。

まだ買わせていただく前の品物ですから、そのツメを折ってしまうわけにもいかないですからね。。。

下の画像ご覧ください。外した電池ブタ側にある2つの金属接点の上にそれぞれ、小さなL字型のツメがありますよね。これが折れやすいんです。電池が入っていない状態であれば良いのですが、電池が入った状態では、このツメに負荷が掛かってしまうのです。

Z1941

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

164回目のテーマは「初めて『高級一眼レフ』のコンタックス137を買う」です。

こちらより、お楽しみください。

*閲覧は2013年9月初旬までです。

2013年6月 8日 (土)

軍艦部

Z1927

我々カメラ業者やカメラマニアなら、何の気なしに使っているであろう「軍艦部」という言葉。

カメラ初心者や若い人には通じていないのかも。。。と思ったりして、念のため調べてみました。

日本カメラ社発行の「写真用語辞典」によると、まず書き出しでビックリ! 「昔のカメラ用語で~」で始まりました。「昔」ですって!

さらに説明はこう続いて、「カメラ上部のファインダーカバー部分を指す。最近のカメラは上面が比較的平らだが、以前のものは上部に段が付いていたり、大きなフィルム巻き上げノブ、巻き戻しノブ、埋め込み式でないアクセサリーシューなど配列されていて、一見、軍艦の甲板構造に似ていたため~」とありました。

この辞典の発行自体が1991年。その時点で「昔」呼ばわりされてました。。。

もともと、ニコンSPのファインダー窓の左下方が、レンズマウントに沿ってアーチを描いているのを美しいな~と思いながら眺めている時に、おいおい~!って感じで、ニコンSPの軍艦部がまさに軍艦の甲板のように厳めしいことに、今さら気付いてしまったわけです。

で、ライカM3と比べてみたところ、軍艦性では確実にSP優勢って感じです。

Z1931

2013年6月 7日 (金)

羊の皮を被った狼

Z1923

昔から、クルマの世界では「羊の皮を被った狼」っていう表現を使いますよね。

外観は大人しめな4ドアセダンなんだけど、エンジンや駆動系はバリバリのスポーツ仕様なんかだったりするクルマのことを。

私自身はそういう系のクルマが案外好きで、今までに乗った自家用車に3台程(バリバリスポーツじゃなくて、ちょっとスポーティー系くらいだけど)、それ系のがありました。

これに似たようなパターン、カメラの世界にはあんまし合致する例えが無いよな・・・。

何でこんなこと思ったのかというと、我楽多屋のウインドウにたまたま並んでいた3台(上の画像を参照)。よくあるオリンパスOM-1、ニコンF、ニコマートFTNかと思いきや、実は、オリンパスM-1ニコンF(640~)ニッコールマートFT2なのです。

それぞれ、最近Facebookページではチラ見せしていたのですが、こうやってふつうにウインドウに並べていたら、「ちょっと値付け高めなんじゃ???」って思われても仕方ないかもなのです。でも、それぞれ、マニアには通じる一癖があるんですよ、「古くて希少」とか「輸出用」とか。

ちょっと横道にそれちゃってますが、カメラの世界で「見た目はファミリーユースの普及版を装っていて、実はプロ仕様にも耐えうる高性能機!」ってのは無いような。。。

2013年6月 6日 (木)

640にチックマーク

Z1917

人気メーカーの人気機種ですから、「ニコンF」絡みのレアモノ系は既に研究しつくされていて、文献やネット上でいくらでも情報が得られたりします。

まぁ、なので詳細は譲るとして、こうやって~現物を目の前にすると、やはり感慨深いものです。

14年の長きに渡って製造されていたニコンFのごく初期、発売から10ヶ月くらいの間に製造されたことを示す番体が、製造番号の最初の3ケタが「640」のもの。

マニア間では「ロクヨンマル」という通称で、レアモノ扱いされています。

どこが違うのか?って、巻上げレバーや、セルフタイマーレバーなどの形状が微妙に違うのです。ただ、使われている間に新しい部品に交換されていく個体もあるので、完全にオリジナルな状態のものがより珍重されたりします。

それから、レンズの方でいうと、ニッコール5cmF2の鏡胴に記された指標に微妙な違いが発見出来るモノがあります。

Z1919

被写界深度を示す指標に通常なら赤い丸だけで記されている赤外線フィルム使用時の指標。初期の個体では「R」の文字も記されています。

それから、ピントリングや絞りリングに数字だけでなくて、「|」印の目盛線が刻まれているのです。

さらに、この初期モデルには絞り羽根が9枚(以降は6枚)あるという!違いまであるのです。

まぁ、言われないと分からないレベルだったりもするんですが、ニコンものはこういう調査がシッカリされているんですよね。

なので、このブログではウンチクを掘り下げるより、富士山マークのレンズキャップまで付いて「どうだっ!見たかっ!」的な扱いにしておきます(笑)。

*本当は三角アタマのアイレベルファインダーが付いていれば美しかったんですが、、、ウエストレベルファインダーでスミマセン。。。でも、このウエストレベルファインダーも4種ある中で最初期の型です。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2013年6月 5日 (水)

いよいよ水曜

Z1920

先月からお知らせしております。6月から毎週水曜日を定休日にさせていただく件。

いよいよ、今日6月5日がその初日でございます。

皆さん、間違って四谷荒木町を目指されないようにご注意願います。

ところで、このブログ。ここ数年、毎日更新を継続しているので、今後水曜日はどうするの?って感じです。定休発表後にある方から、「ブログもお休みして~脳ミソの仕事モードをオフに~」というコメントもいただいたのですが、さて、どうしましょう。

  • 何事もなかったようにブログは毎日継続しようという案
  • ブログも週に1日お休みにしちゃう案
  • 1日だけ違うテーマでブログをアップする案

などなど、検討中です。

まぁ、今週はこんな風にお茶を濁した感じですが(笑)。

2013年6月 4日 (火)

ダメ!?

Z1910

買取相談に来られた方の発せられたお言葉が、、、

その第一声、『どんなものか、ちょっと見てもらって…』。で、見せていただいたカメラがペンDとペンEES-2。

見させていただこうと包みから出している時に、『シャッター動いてる、レンズもキレイ~』をご強調。

そして、その雰囲気から買取り値を期待されている感じ。買取名人でなくて私二代目でも、そのくらいの感覚はもう把握できます。

こちらとしては、もうこの時点で少しお気の毒な気持ちになってしまっているので、私の前置きの発言などから、それを察せられてか、『ダメなのね』と。

ご持参されていないカメラ (~機種をうかがうと、やはり市場性が厳しそうなもの多し、あとは古いモノなので状態を見てみないと判断できない~) についての相談に対しても、『ダメなのね」と。

いやいや。。。

このお客さんには、最終的にちゃんとご理解いただけたので、こうしてオープンにいたします。

まず、お持ちいただいた機種的には、シャッター動いてないと、レンズがキレイでないと、単品での値付け自体が非常に厳しいのです。でも、見させていただくと腐食している部分が実際にあったりするわけで、あまり「状態の良さ」をアピールされると、かえってお気の毒になってしまうのです。

それから、「ダメ」というのはお客さんの価値観であって、私どもとしては、その市場性やこちらの価格に納得いただければ喜んで買わせていただくので、全然「ダメ」じゃないんです。

考えすぎかもしれないけど、「ダメ」を連発されると、なんの罪もないカメラに「ダメ」と烙印を押してしまっているようだし、はたまた、うちの店に「ダメ」の烙印を押されているような気分になってしまいます。

お客さん的に手放すのを「ダメ」と判断されるのは、自由です。

そして、そのカメラを手元に置いて、使ったり愛でたりするのであれば素敵なことです。

しかし、お客さんの価値観で「ダメ」と判断して、再び死蔵させるのも自由ではありますが、広い目で見ると勿体ないお話し。

その方も言われていました「実際に使わないものが沢山あって整理をしないといけないし、自分の子供たちがカメラに関心を持っているわけでもないと。。。」

それでも、「×,000円」の提示をしましたが、カメラ2台は持って帰られました。

(*上の画像は、本文に出てくる相談されたカメラとは違ってイメージ画像です)

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2013年6月 3日 (月)

Canon VI-T

Z1896

キャノンVI-Tというと、特徴的なトリガー巻上げが、見た目の一番のポイントですが、実は見えない部分でとても価値ある機種なんですね。

1958年に登場したこの機種から、シャッター機構が刷新されていて、1981年発売のNewF-1まで継承されるほど、完成度が高かったそうです。(←枻出版さんの書籍より、ほぼコピペ・・・)

Z1890

Z1894

でも今回、私の目が留まったのは、底面にあるトリガーレバー及び、裏蓋開閉ロック用のノブまわりの美しいデザインでした。

でも、見れば見るほど魅力的なので、気にしながら見ていたところ、軍艦部より底面の方が明らかに塗装がシットリしていて良く、角の面取りなども秀逸なのです。

その両方から得られる指先のスベスベした感触がまた良いのです!

もしかしたら、この個体がたまたまアタリなのかもしれませんし、塗装の差は経年変化なのかもしれません。ただ、面取りなどの秀逸さはそんなにアタリ・ハズレが出るものでもないでしょうから~。

下手な画像でどこまで伝わるかどうか不安ですが、、、

2013年6月 2日 (日)

黒塗りの理由は?

Z1874

Z1875

今でこそ、レンズのフロントキャップというと、そのほとんどが黒いプラスティック製ですが、40~50年以上昔のキャップは金属製が主流でした。

キャップの表側は、社名などの文字が刻印されていて見た目が良いものが多いのは、皆さんもご存知でしょう。

では、その裏側を意識されたことありますか?わざわざ黒く塗装しているキャップがほとんどなのです。

見える部分じゃないから手を抜いても良さそうなものを~。

やはり当時、カメラは高級品だったから手をかけていたのか、それとも、レンズに被せた時に隙間から入る光の乱反射を防ごうという真面目な理由なのか。。。いや、フードじゃないんだから、そこまで神経質にならないか。。。

と、いろいろと考えてみますが、わざわざ黒く塗装している理由が分かりません。

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2013年6月 1日 (土)

こっそりコレクション

Z1879

先日、Facrbookページで2台だけお見せした、私 二代目のこっそりコレクション

実は1年ちょっと前にもブログに載せていました。あの時はデジタルのIXYも一緒に写っちゃってましたが、こっそりコレクションのテーマとしては、「APSのIXY」にこだわりたいですね。

今でこそ、IXYといえばデジタルのイメージですが、元々はAPSフィルムカメラに与えられた名称ですから。

それに、APSフィルムの製造が既に終わって、先行きの無い…APSのIXYだからこそ、イイんです。変態っぽいですかね。。。

あと、カメラ屋はカメラを売ってナンボ~いやいや、皆さんに楽しみを提供しないといけない立場なのだから、カメラ屋がカメラをため込んでどうする???なんてことも言われがちですが、APSカメラなら、そういう矛先も向かないと思われ~(笑)。

で、現状9機種をコレクションとして捕獲しております。うち2機種で色違いがあるので、合計台数は11台。

APSのIXY、シリーズでここまでキープコンセプトのカメラも珍しいんじゃないかと思います。レンズの周りが同心円状にデザインされていること。ストラップが片吊りで、ボディ正面の刻印が縦位置(コレクション中1機種除く)で読み易い向きであること。

あぁ、買取りコーナーのウインドウにディスプレイされてる中に、こんなAPSのIXYもあった。。。でも、これを勝手にこっそりコレクションに加えるわけにはいかんだろうなぁ。あと、APS・IXYシリーズがトータルで何機種存在していたのかは、今のところあえて確認していません。先が見えてしまうとつまらないので。

Z1880

以上、去年のアップと重複する部分もありますが、数台増えた途中経過も含め~ということでお許しください。