我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2021年4月25日 (日)

ロードSEのリング

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少し前に不動品のロードSEを買って行かれたお客さんがいらっしゃいました。お買い上げの時にお話はいろいろさせていただいてたのですが、一昨日のご来店時に現物を見せてくださいました。

そのお客さん、もともと動作品のロードSEを所有されていらっしゃったのです。

そのロードにレンズフィルターを付けようとしたものの、ネジ径が特殊なサイズのようで適当なものが見つからずに悩んでいたそうです。また、付属フードの装着がイマイチ頼りないのも気になっていたそうです。

その問題が前回のご来店時に、我楽多屋にあった不動品のロードSEを見て解決したのです。

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ロードSEにはレンズ先端部に付ける専用リング(上の画像でフードの左にあるリング)があって、そのリングと鏡胴の間にシリーズフィルター(枠にネジ切りしていないフィルター)を挟み込むスタイルだったのです。そして、そのリングを付けることで専用フードの装着も固定部分がごく僅かに増えることで、キッチリと装着出来るようになるのでした。

不動品とはいえ~そのリングが装着状態だったことで、このことに気付けたことを非常に喜んでくださいました。目的のリングに不動品ボディが付いてきてしまうけども、万が一の部品取り用に出来るし、リングだけでもその値段の価値がある~と。

ロードの刻印も無くて片側に雄ネジだけが切られている薄っぺらな単なるリング状なので、これだけではそれがロードSE用であることに気付くのは、中古カメラ屋であってもまず不可能と思われるレベル。ということは、バラでそのリングだけ出てきたら廃棄されてしまう可能性も高いわけです。

そんな背景からも、今回の問題解決の喜びが大きいことは想像に難くありません。で、こうしてその完成品!?状態を見せてくださったのです。これは我楽多屋としても嬉しい限りです。

 

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★昨年7月から我楽多屋は、それまで定休だった水曜日に加えて、第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。よろしくお願い申し上げます。

2021年4月24日 (土)

里帰りカメラ

本日4月24日は、第4土曜日なので我楽多屋は午後2時からいつも通り「全品1割引きサービス」を行ないますが、閉店時間は都合により午後5時とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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最近、我楽多屋の黄色い値札が貼られたままのカメラやレンズ、フードなどのカメラアクセサリーが物々交換や買取りなどで里帰りすることがちょいちょいあります。

フジフイルムのこのコンパクトカメラ「カルディア トラベルミニ DUAL-P」にも黄色い値札が貼られていました。「¥2,500_」の印字とともに「W/C」の書き込み。これは「with case」の略。

ところで、この「W/C」を書いたのが誰?っていうくらい昔のものと思われます。私ではないので、いつのアルバイトさんの筆跡だろ?確実に10年以上は前のもの。

その間に一度、この手のカメラの相場は下落しましたが、ここ1~2年で回復しました。いや、回復を通り越して、この古い値札の頃より良くなってるかな…?

今回、ケースは一緒に里帰りしませんでしたが動作チェックをしたら大丈夫そうだし、レンズの状態も問題ナシ。古い値札より少しプラスした新しい値札を付けられそうな感じです。

 

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2021年4月23日 (金)

改造品なんですが

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複数のニコンボディ・レンズが持ち込まれた中にあった、ニコマートFTN2台。

このカメラを知らない方でも、2台あるので一目瞭然だと思います。片方は巻上げクランク部が明らかに改造されています。

どうやら、クランク部分が壊れてしまったのでご自身で巻上げノブ状の部品を付けたそうです。

このように欠損部分を補修したような改造に限らず、何かの目的で改造されたもの~それがたとえ、プロの業者による改造であっても中古市場においては、価格的に弱くなってしまいます。

でも、このニコマートの改造ノブ。何だか、その無骨な感じ(失礼を承知で言えば雑…)や赤いアルマイト仕上げっぽいノブが、ある意味で魅力的。我楽多屋のお客さんの中には関心を持つ人が居そう~なのでブログネタにしようと思って、とりあえずレジカウンターに置いていました。

そこへ常連Hさんがご来店。このニコマートを差して「これは!?」と言われました。ブログネタにする前から見事に網にかかった~という感じでした(^^)

 

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明日はがらくた市

 

明日4月24日は第4土曜日なので、我楽多屋の「がらくた市」です。

いつも通り午後2時からは、全品1割引きサービスを行ないます

また、田中長徳先生トークショーは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今回もお休みします。

あと、ご注意願いたいのは~当日は17時に閉店させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

 

念のため、がらくた市当日のタイムスケジュールを記しておきます。

  • 午前10時:開店
  • 午後2時  :全品1割引きサービス開始
  • 午後5時  :閉店
  • ☆田中長徳先生トークショーはお休みさせていただきます。

2021年4月22日 (木)

キャップが合わない…

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縁あって、最近の中国製ライカMマウントレンズを使ってみています。

外へ持ち出すのにレンズフィルターを付けようと思いました。私物であれば、あまりレンズフィルターは付けない方なんですが、大口径で前玉面積大きいし傷を付けては勿体ないからです。

が、55ミリ径のレンズフィルターを付けたら、純正のカブセ式キャップがユルユルで使い物になりません…。一般的なレンズよりも、鏡胴に刻まれたフィルター用ネジ径に対してレンズの外径が微妙に大きいんですね。だから、純正のカブセ式キャップが大きめ。なので、内ヅメ式の55ミリ径のSIGMAネーム入りキャップを使うことにしました。

フィルター付けたから保護のキャップは要らないんじゃ?とならなかったのは、このM6が私の手元にやって来た時すでにシャッター幕にごくごく小さな穴が開いていて塞いだ…経緯があるのです。その原因がレンズで集光された太陽光で焼けてしまったのではないか~と推測されていたので、そういう悪縁は何となく繰り返しそうな気がして、キャップの必要性を感じたのでした。

で、戻って来てから考えたのは、フィルターの枠自体に厚みのあるヤシカコンタックス純正のレンズフィルターなら、大きめなカブセ式の純正キャップが合うんじゃ?ということ。でも試してみたら、今度はフィルター枠が厚すぎてキャップがカブリませんでした…。

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2021年4月21日 (水)

バール

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ホームセンターです。

ホームセンターへバールを買いに行ったのです。その犯行の動機は…先週金曜日に臨時の店舗休業をいただいて行った出張買取りで、もしかしたら防湿庫の鍵が見つからないかもしれない…と事前に相談を受けていて、最悪の場合は防湿庫の扉をこじ開けてもらってもいい~と言われていたから。

結果、バールは無用の長物になり…というか、防湿庫は壊さずに済んだので良かったんですけどね。

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2021年4月20日 (火)

C.P.E.のストラップ

★昨年7月から我楽多屋は、それまで定休だった水曜日に加えて、第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。4月20日・21日と連休いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

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一昨日、ちょい下取り的に持ち込まれた中にあったキヤノンのストラップです。

そして昨日、これに値付けをしようと思って紐付き値札だけ付けていた時点で、「最近フィルムカメラを始めたばかりで~」というお客さんがご来店されました。

最近キヤノンF-1を買ったそうでそれに付けるストラップをお探しだったので、これから値付けをしようと思っていたこのストラップを「F-1であれば、このストラップが時代考証が合いますよ。そこに掛けてあるのはオートフォーカスのEOS世代のばかりですから~」とお勧めしたところ、即「いただきます!」と言ってくださったので、「普段は○○円くらい付けるんですけど、値付け前なので~」と、その30%オフくらいの値段にしました。

さて、このストラップ。80年代前後にキヤノンを使っていた方には特に印象深いと思います。「C.P.E.」(CANON'S PERSONAL EQUIPMENT)と言って、当時のキヤノンが力を入れていたオリジナル用品です。このデザインは当時のプロ向けストラップに似せたデザインです。

 

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2021年4月19日 (月)

フィルム室のモルトプレーン

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昨日のキャップに続いて、私 二代目が我楽多屋の品物について、こんなことを気にしている~という話題です。

古いカメラのフィルム室を開けると、光線漏れを防ぐために背蓋とボディの隙間などに貼られたモルトプレーンが劣化してボソボソになっていて落ちて来たり、ベトベトになってズレていたり…と面倒なものです。

我楽多屋では検品時にモルトプレーンの状態を確認して、劣化して落ちて来るような場合やベトベトの場合は、先に拭い取ってしまうようにしています。

以前、どこかの歯医者さんに歯ぐきから出る血について「ちょっと磨いたくらいで出るような悪い血は出してしまった方がいい」と言われたことがあります(ホントにそうなのかどうかちょっと疑わしいですが…)。それと同じで、簡単に落ちてしまうようなモルトプレーンなら先に拭い取ってしまおうという考えです。

だって、これをしないと関心を持ったお客さんが陳列中のカメラの背蓋を開くたびに、劣化したモルトプレーンが其処ら中に落下する場合があるので、店内が汚れるは他の商品に被ってしまうは…などの問題が起こりうるので拭い取っているのです。

ということは、我楽多屋でカメラをお買い上げいただく場合はモルトプレーンの状態も少し気にしていただいた方が良いのかもしれません。

まぁ、ほかの中古カメラ店でも販売前に事前整備をしていない(ということは保証無しが多いと思います)カメラの場合、モルトプレーンだけ手直ししている…というお店も少ないとは思いますが…。

でも、乱暴な言い方をすれば~モルトプレーンが劣化しているからといって、必ず光線漏れをするわけでもありません。中古カメラ遊びの中でもジャンク系で遊ぶ場合は、やはり少し大らかな姿勢で臨むことをおススメします。

上の画像ですが、劣化したモルトプレーンを簡単に落ちて来ない程度にザッと拭い取った状態です。実はこのザックリとした拭い方にもポイントがあると思っています。買ってからご自身でモルトプレーンの貼り直しをしようという方のために、元々どこにモルトプレーンが貼られていたのかを分かるようにしているつもりなのです。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第258回目のテーマは「1968年のホリゾントパノラマカメラ/ビロード革命を勝利させたカメラ」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2021年7月初旬まで

2021年4月18日 (日)

キャップを別に売るかどうか

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画像に写っているのは、比較的稀少な類いのフロントキャップです。

中古カメラ屋の中でも、我楽多屋の場合は特にカメラ関係のアクセサリー販売もウリにしている店なので、レンズ本体とキャップの売り方については以下のような判断をするように心がけています。

状態が良いレンズにフロントキャップが付いて入って来た場合、基本的にレンズとキャップをバラすことなく値を付けることにしていますが、レンズの状態がかなり悪い場合や使えるような状態でない場合は、レンズとキャップをバラして別々に値を付けることの方が多くなります。

ところが、今回のような稀少なキャップの場合は「キャップだけでもそれなりに値が付けられるよなぁ~」と少しスケベ根性が出て悩んでしまうことが稀にあります。

でも、原則は前述の法則に従って、バラすかバラさないかの判断をするようにしています。それがお客さんの様々なご要望に広く応えることになると思っているからです。

幸い、今回のキャップはレンズが無くて、キャップだけでがらくた箱の中から出て来た感じなので悩むことなく、キャップ単体で値段を付けて行けるな~と思いながら、このブログを書いています。

 

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