我楽多屋で買ったモノマガジン更新
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第261回目のテーマは「コロナ関係の40日間のお休みの後、最初に行って買ったオリンパス顕微鏡カメラ」です。
こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html
*閲覧は2021年10月初旬まで
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このコンパクトデジタルカメラ、以前ちょっと欲しかった機種です。
数年前まで、通勤などの移動時にスマートフォンとは別にコンパクトデジタルカメラを持ち歩いていました。何故ならば、暗いところの撮影などでコンパクトデジタルカメラの必要性を感じていたからです。
そういう使い方の中で私が求めていたのは、なるべく嵩張らないデザインで、なお且つ電源のオンオフでレンズが出て来ない機種でした。出来れば、防水機能や耐衝撃性能も高いに越したことがありません。
その条件にバッチリだったのが、このリコーPXだったのです。
でも、手に入れる機会が無いまま時が過ぎて行くうちに、スマートフォンの性能が上がってコンパクトカメラを持ち歩く必要性を感じなくなってしまいました。
先日、ジャンクカメラの中にこのPXがありました。凹凸の無いデザインも含めて握った感覚がとても良く惚れ直しましたが、この個体は不動品...(>_<)
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このレンズ、マウントはM42です。
「LENS MADE IN JAPAN」の刻印はありますが、社名やブランド名、レンズ名、焦点距離もF値も記されていません。
多くのレンズでそれらの刻印がされているレンズ前面の円周部分はツルンとしたまま。もしかして、もう1枚名板が入るのだろうか?とも推測しましたが、形状的にどうなんだろう?って感じ。
ツルンとしたままのところに文字がプリントされていたけど消えてしまった可能性もありますけど、レンズ鏡胴などから判断して、プリントじゃなくて刻印する時代のものっぽいし。
辛うじて!?使用上必要と思われる、絞り値や距離、被写界深度などは記されていますけどね。
まさか無印良品のレンズじゃないですよね(笑)
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国産ではかつてニコンのレンズにありましたし、舶来ではライカやハッセルブラッドのレンズでも見かける、プラスティック製のレンズケース。ツッコミを入れられないように言っておくと、上記以外のメーカーでも無いわけではありません。上の画像はハッセルブラッド、ニコン、キヤノン。
この手のプラスティックケースのほぼすべてが底側にネジ切りやバヨネット加工がされていて、レンズを固定出来るようになっています。そして、透明の上カバーをネジ込むようになっています。
が、このゼンザブロニカ製のケースには、底側にネジ切りやバヨネット加工がされていないのです。
通常のリアキャップを付けた状態で、ちょうど収まるような溝があるだけ。そこにレンズを置いて上カバーをネジ込むと、現状ではフィルターの厚みがあるので、上カバーがフィルターに当たってレンズ自体を押さえつけるような感じになって、ガタつくことはありません。
ただ、上カバーを開ける時にニコンやライカ、ハッセルブラッドのケースのように底側にレンズが固定されているものと思い込んでケースを傾けながら上カバーを回したりすると、ある時点でガタッとレンズが動いて、下手に慌てるとレンズを落としたりしかねません…。気を付けましょう。
このレンズとケースを持ち込まれた方も、お買い上げいただいた方も、どちらの方も「何でこんな作りしてんだろうね、訳わかんないね…」と言われてました(>_<)
SOLIGOR(ソリゴール)のTELE-AUTO 135mm/F3.5というレンズ。
絞りの動きがイマイチ良くないので、交換式マウントの連動が上手くいってないのかな?などと思ってマウント部を外しました。
外したものの、この交換式マウント(この時点ではTXマウントだと思い込んでいました)は取り付ける時にちょっとお作法があったような気がして、不用意に外したことを一瞬後悔しました。でも、外さないことには解決もしないので様子をみると、外した状態では絞りがちゃんと動いています。
いろいろ調べているうちに気付いたのは、トキナーがソリゴールへOEM供給していたレンズの交換式マウントはT4マウントで、このレンズに付いていたのはマウント部に記されているようにTXマウント(トキナー自身のレンズに採用していたマウント)。ということで、微妙に差があるのだそうです。
T4マウントとTXマウントには互換性が基本的には無いものの、装着可能な組み合わせもあったり、装着できても連動に制限があったりするそうです。
そんな中途半端なんだったら、装着出来ないようにしてくれた方がいいのにね。
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ローライの二眼レフカメラで35mmフィルムを使えるようにするアクセサリーを「ローライキン」といいます。日本のカメラでも、同様の「リコーキン」なんてのがあります。
上の画像も同様のカメラアクセサリーです。ケースに「二眼レフ用ライカ判撮影装置 捲返型」と書かれていますし、部品の内容を見てもそうであろうことが分かります。
でも疑問点があって、どこのメーカー製か不明だし、どの二眼レフに使用できるのかが分かりません。汎用品なんでしょうか??でもカメラごとに構造に差があるので、汎用品と判断するのにはちょっと無理もあるような...。
本来は当然、使用説明書などが付属されていたんでしょうけど残っておらず...。
ネットで検索してみると引っかかって来た僅かな情報の中に、これと同一品であろうものに「バンザイキン」と書かれた使用説明書らしきものがチラッと写っていました。
「バンザイキン」って何よ?です。
ローライキンやリコーキンに習えば、バンザイって二眼レフカメラ用のアクセサリーのようですが、バンザイって二眼レフカメラが存在していたのを聞いたことないです。それとも、バンザイって用品メーカーが汎用品として売ったものなんでしょうか??
また、ちょっと無理があるかもしれませんが…。このバンザイキンを製造したと思われるメーカーのマークらしきものが、マスクと値札に描かれていました。そのマークは鳥を模ったように見えるのですが、バンザイしている姿のようにも見えるのです(>_<)
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★本日7月1日(木)、我楽多屋は出張買取業務の為、開店時間を午後1時とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
以前、お客さんから「資料にどうぞ!」と頂戴した、昭和34年7月1日現在のニコンカメラ・ニッコールレンズ定価表のコピー。今日でちょうど62年前のものです。
改めて見ていて見慣れない文字がありました、「負革付」。
ガゼットケースや速写ケース、超望遠レンズ50cm用 木製二段伸三脚に「負革」が付属されているようです。
その見慣れない「負革」を検索すると、読みは「おいかわ」で、
とのこと。
どうやら、肩や首から提げる用のストラップのことと思われます。
62年前の定価表に書かれているということは、当時は普通に通じた言葉なんだと思います。52年前に生まれた私は知らない言葉でしたが。
これは私が無知なだけなのか、現在ではほぼ使われなくなった言葉のか…。後者だろうと思ってこのブログを書いています。
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ケンコーとトキナーは今でこそ、ケンコー・トキナーという社名ですが元々は別々の会社でした。
ケンコーは1957年に設立された写真用品メーカーでレンズフィルターなどで有名。後に系列に光学機器製造の会社も併せ持つようにもなります。トキナーは1950年に設立された光学機器メーカー。サードパーティーレンズメーカーとしての地位を確立していきます。
トキナー側の歴史で見ていくと、1990年代早々に資本増強のためHOYAの支援を仰ぐ~とあります。1994年にはケンコーの100%子会社となって、トキナーレンズの営業販売をケンコーが行うようになります。そして、2011年にケンコーとトキナーが合併します。
大人の事情は分かりませんが、現在のケンコー・トキナーの社長さんはHOYAの創業社長の甥っ子さんなんだそうです。
で、今日の話題は画像のレンズとグリップ。
レンズはトキナーが1980年代前半に発売したモデルのAT-X300(300mm/F2.8)。かなり重量級のレンズですので、持ち運びには画像のようなグリップがあると便利なのです。こういう便利グッズは写真用品メーカーのケンコーが得意とするところです。店にある資料で調べたとこと、ケンコーとトキナーが合併する1997年のカタログに既にこの「アクションキャリー」は載っていました。
トキナーのレンズとケンコーのグリップ、当時はまさか会社が合併してしまう~などとは誰も思っていなかったかもしれませんね。
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