最近、何度か話題にしているオールドデジタルカメラ。今日は「キヤノンEOS Kiss デジタルN ダブルズームキット」の未使用品と思われる状態のもの。
一部開封された跡はあるんですけど、バッテリーや充電器などはビニール袋から出された形跡もなし。
でも、動作確認しないといけないからビニール袋から出して、まず充電から始めないといけません…。
ところが~充電器のランプが点かないので、ランプの点き方を確認しようと取扱説明書を見ようとしたら、全くの未開封なので封を切るのが勿体なくなりました。
もしや、接点がかぶってたりするだけ?と思って、バッテリーを充電器にセットする作業を何度か繰り返しているうちにランプが点灯。それも赤色。まさに充電してますよ!カラー。
充電器のランプの色ってメーカーや世代によって点き方が違うので、ものによっては充電しているのかどうか?分かりずらいものもあるんですよね(>_<)
念のためウェブで取扱説明書を開いて確認すると、充電完了すると緑色に灯るとのこと。調べるまでもなく、分かりやすいランプでした。
数時間後、ランプが緑色に変わっているのを確認してから、ボディに標準ズームをセットしてバッテリー装填。動作確認を始めると、2度ほどシャッターを切ったらバッテリー容量不足の表示。
もしや?と思いつつも、とりあえずは望遠ズームのAFも動作確認したいので、もう一度バッテリーを充電器にセットして今度はそんなに時間を待たずに、望遠ズームをボディにセットして動作確認したら、やはりすぐにバッテリー容量不足の表示。
このカメラが発売されたのは2005年ですから、約17年未使用放置されている間にバッテリーの寿命が終わっちゃったってことですよね、これ。
ま、いちおうボディもレンズ2本も動作しますしレンズに目立つクモリやカビも無く程度良好品ですが、バッテリーの寿命がダメダメな未使用セットという結果。
フィルムカメラだって、未使用の状態で長期間放置していると壊れてしまうことあります、そりゃ機械ものですから。でも、壊れているのは案外と簡単に判明するものなんですが、、、デジタルカメラの場合は今回のように何か判明するまでに時間を要してしまう場合があるのが面倒というか。
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普段はあまり触れないようにしていますが、先日少し他店の話題をしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/06/post-f77e.html
その時に買ったカメラがこれ「ネオカ 35 ⅠS」です。故障品ランクで「シャッター不良」の書き込みがありました。店員さんに声を掛けてウインドウから出してもらい、「値札に書かれていますがシャッターがダメなんですよね?」と聞くと、店員さんはシャッターを切る操作を試すものの、何の音もせず切れてない様子を受けて「はい」と言われました。
私はカメラを手に取って外観をひと回り見て(その間3秒くらいかな)、「これをいただきます」とお願いしました。
そして、動作保証が無いこと返品や交換が出来ないことを了承した旨、念書にサインをして買って帰ってきたわけです。
その後ずっとカメラに触れることもなく半月ほど経過、先週になってブログネタにした数日後「さぁ、このカメラどうしよう?」と思ったら、なんとシャッター切れるじゃないですか!これぞジャンク買いの醍醐味の一つ、直っちゃったのかもしれません…まぁ、また動かなくなるかもしれませんが(^^)
さらに、レンズを見たら~そこそこというか写真を撮るには十分に綺麗だし、勿体なくなりました。
というのは、諸々勉強をさせていただくのにタダで帰って来るわけにはいかないので買って来たカメラ、一通り話題などに使わせてもらったら我楽多屋で売ろうとも考えていたのです。
転売ヤーって言わないでくださいよ…。程度や状態によっては損して売ることも覚悟でしたし、そもそもこれで利益が出せるなんて思っていませんでしたから。
最後に、私もよく見ていなかったので自信がないのですが。購入直前に店員さんが試された操作が正しかったのかな?って点。このカメラはセルフコッキングじゃないから、まずレンズ脇にあるレバーでシャッターをチャージして、巻上げノブを回してからレリーズボタンを押して、いよいよシャッターが切れるカメラなんですが、それをすべてやっていたのかな?という点。
あと、店のどこか?いやウェブだったかな…。「スタッフによる動作確認などは致しません」って書いてあったような...。
少し古めなスリックの小型自由雲台、2種です。
下部のデザインは共通ですが、ボールから先のデザインが違います。
左側の方はよく見るのですが、右側のは今回初めて見たと思います。
これはお客さんからの提供ネタなんですが、この右側の方のボールから先のデザインが「何かに似てるでしょ?!」というネタ振りでした。
はて?
お客さんに言われて~というか、現物ご持参されていたので並べてビックリ!
マグライトとそっくりな形をしていました。
マグライトは実用されていらっしゃるのでお持ち帰りになられましたが、マグライトのような格好をした自由雲台は物々交換で置いて行かれましたので、我楽多屋の売り物となっております。
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レンズのフロントキャップ(だと思います)、どこかカメラメーカーやレンズメーカーのものではなさそうです。
面白いのは、メーカー純正だとメーカー名など記してあるおもて面に「54」とサイズが記されていること。
分かりやすくて良いとは思いますが、ここに記さなくても…と。
我楽多屋でキャップを入れたカゴの中から希望のキャップを探すのに、サイズが分かりずらくて難儀している方が時々いらっしゃいますので、そんな時には役に立つのかもしれませんけど。
フロントキャップにサイズを記している場合、普通は裏面に小さくしか記していませんからね。
ちなみに「54」というのは、このキャップはカブセタイプなので、その内径が54mmということ。フィルター径52mm用のキャップです。
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2本ともお客さんレンズです。
ともにゾナー5cm/F1.5なんですが、お客さんご自身が「片方かなり怪しいんですよ…」と。
右側は戦前もので絞りがF11までのタイプ、比較的よく見かけるタイプかと思います。
左側が怪しい~方で絞りがF16まで。名板には右側のとほぼ同じ「Carl Zeiss Jena Nr.0000000 Sonnar 1:1.5 f=5cm」と記されていますが、一番最後に「T」を消したような跡があるのです。
ただ、鏡胴の質感などはロシア製のような雰囲気もあって...。一番怪しいのは使ってみると、焦点距離が5cmではなくて5.8~6cmくらいあるのだと…。
見せていただいた後、私なりに少し調査してみたのですがこのレンズの事情はまったく分かりませんでした。それでも不明のまんまで話題にするのは、ご存知の方がいらしゃったら~と思ってです。何らかの情報があれば、オーナーさんも喜ばれるかと思いました。
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常連さんが物々交換で持ち込まれた品物の中にあった二眼レフカメラ。
戦前にドイツのEho-Altissa(エホー・アルティッサ)という会社で製造された、Altiflex(アルティフレックス)と思われます。
ただ、光学式露出計の前部に記された文字は「WIRGIN」。どうやら、輸出モデルにはこのネームが付けられていたような記述がネット上にありました。
このカメラについて詳しくないってこともあって、いつも以上に動作チェックなどをシッカリしたためか、あることに気付いてしまいました。
最初はあまり深く考えずにテストフィルムを装填して、フィルムを送りながら底面の赤窓に見える裏紙に記された数字が「1」から順番に進んでいくのを確認していたら「8」で終了。
そりゃそうですよね...。現代のブローニーフィルムで裏紙のこの位置に記されている数字は6×9用ですから。
もしや...??と思ってフィルム室を確認しましたが、当然のようにフォーマットは6×6でした。
たしか、戦前のローライフレックススタンダードなんかも赤窓の位置がここ。ローライの場合は赤窓で「1」を合わせるけど、あとはボディ側面にあるカウンターを見てフィルムを送るから赤窓見なくていいんですよね。
でも、このカメラの側面には数字が進んで行くようなカウンターは有りませんが、フィルム送りノブのまわりに貼られた数字が記されているプレートを指で回すことが出来るのに気付きました。
最初に赤窓で「1」を合わせたら、ノブにある白い指標に「1」を合わせる。次はノブを1回転プラスα回して「2」に合わせる。その要領で進めていくと、枚数を追うごとにプラスαの量が少しずつ減って行くことになります。巻軸が少しずつ太くなっていくので、回転量を減らせるわけですね。
ところが、数字が記されたプレート。「9」から「10」へ回すところだけ、僅かに1回転弱になるのです。次の「11」と「12」へは再び1回転プラスαに戻りますが。ここがちょっと謎です…。
それと、「WIRGIN」というと、エディクサフレックスなどを作っていたメーカーでもあるんですけどね…これも謎。
カメラを検品しているといろんなカメラに接しますし、個々の状態から様々な想像や推測が出来ます。
このキヤノンTLbなんですが、ミラーボックス内のモルトが貼り替えられていることから使われていた可能性が高いのかな?と推測出来ます。
が、ボディ表面の磨き跡みたいなのが...よ~く見ると結構あって、どうやって磨いたの?カメラが可哀そうに...と思っちゃうくらい。
別の想像をすれば、相当に程度の悪かった個体をどこかで誰かが救出して使用するべく手入れして、ちょっと方法を間違えちゃったかもしれないけど磨いた結果、こうなってしまったのかもしれない~と考えれば、少しホッとする気持ちにもなります。
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ボディキャップやレンズリアキャップって、純正品であればメーカー名やロゴがキッチリと記されているものです。
でも、社外品の場合はほとんどが~メーカー名の頭文字だけだったり、その略語で記されています。
その表記に様々なパターンがあるので、中には「?」と思ってしまうものもあります。
この4つ、どれもミノルタのMF一眼レフ用です。「M」と「ML」はメーカー名由来でしょうね。「SR」はマウント名由来でしょう。じゃあ、「MX」は何由来??「M」はミノルタで、「X」はもしやSRマウント採用していたXシリーズを指してるのでしょうか!?
この3つは、どれもオリンパスのOMシリーズ用。「OM」は良いとして、メーカー名由来でも「OL」と「OP」があります。
この2つ、ともにペンタックスです。「PK」はバヨネットの方のマウント名由来ですね。もう1個はスクリューマウント対応で「PE」、「P」はペンタックスでしょうけど「E」は??スクリューマウント採用してたESシリーズの「E」?
レア系ではこれ。「PT」って何でしょうか???
答えはペトリなんですけど。これの「T」は、オリンパスの「OL」や「OP」のノリですかね。
あと、長年の謎である「YES」。これはキヤノンEOS用EFマウントのリアキャップなんですけど、「YES」って何なんでしょ?そもそも、マウントとは関係ないのかもしれませんが…。関係あるとしたら「EOS」の読み「イオス」を聞き間違えて、「イエス」になっちゃったとか?まさかね。
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