我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年8月30日 (金)

謎個体では無かった…

8月22日付けブログで「謎個体?」として話題にした、ニコンの通称「ズームファインダー」について内容に誤りがありましたので、修正させていただきます。

「しかし!なんです。少し前に我楽多屋にあった画像の個体は変倍式じゃなかったんです。」と書いてしまったのですが、その部分が誤りでした。

やはり、このズームファインダーは変倍式でした。申し訳ありません。

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そして、ここからは言い訳。変倍式なんですが~覗きながら望遠側へシフトして行くと視野枠はかなり狭まっていきます。ただ、視野枠内の像は変倍して少し大きくなっていくのでした。像が大きくなってることより視野枠が狭まっている方が印象強く、勝手な思い込みをしていました。

なので、通称「ズームファインダー」、正式名「変倍式ユニバーサルファインダー」(当時ニコンは英語表記では「VARIFOCAL VIEW FINDER」としていた)はそういう性能のビューファインダーであって、先日あった個体が特別な個体ではなかった…ということです。

長徳先生からご指摘のコメントをいただき、改めて現物のズームファインダーを覗くまでに、あの個体をお買上げいただいた人も含めて数名のお客さんにヒアリングをしましたが、皆さん私と似たような思い込みをされていらっしゃいました。

上の画像内の下のズームファインダーは我楽多屋にあった後期型、上のズームファインダーは別のお客さんが持参してくださった前期型。パララックス補正のやり方が違うのですが、覗いた状態はどちらも同じ仕組みでした。

ユニバーサルファインダーって便利なようでいて、実際には使う人があまり多くないのかもしれませんし、覗きながら広角側や望遠側に繰り返し変化させるものでもないですしね…。

 

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さて、前回は広角側と望遠側を比較するためにそれぞれ撮った画像を並べて載せましたが、ちょっと分かりづらかったですし、別々に撮ったものなので少し誤差もあったかもしれません。今回はファインダーもカメラ(iPhoneですが)もシッカリ固定したうえで、広角側から望遠側へズームしていく様子を動画で録りました。


YouTube: 日本光学 変倍式ユニバーサルファインダーを覗いた様子

動画は最初の状態で視野枠が焦点距離35mm、次の段階で50mm、次が85mm、最後が135mmです。