指紋なの!?
レンズの中のカビやくもりなど…買う人にしたら気になるのは当然だと思います。
ただ、カビやくもりが描写にどれほど影響するのか?簡単に言ってしまうのは危険も伴いますが、少しくらいなら案外と影響しないものなんです、実際は。それでも、カビやくもりは増加する可能性もありますし、結局は難しい部分ではあります。
我楽多屋は現状販売をするのが基本なので、整備点検済みと同等やそれに近い状態のものをお求めの人には向かない店・品揃えと言っても過言ではないと思います。こういう前提というか、ジャンク品や現状品なりの値付けで販売している実情をご理解いただかないといけないと思います。
厳しいことを言っていると思われるかもしれませんが、中古品を楽しむのであれば~ご利用される側のお客さんにも広い意味でそういう知識や理解が必要になるのは、当たり前のような気もします。今の時代にこういうことを言うのはちょっと怖いですけどね…(^^;)
我楽多屋に並んでいるレンズは個々の状態に合わせた、うちの店なりの判断で値付けをしています。いろんな意味で世の中も変わって来ているので、ここ数年は特に気にしてレンズの状態を見てから値付けをしているつもりです。
いろんな意味~というのは、前述のような中古の世界の知識に乏しい人や新しい世代の人などが増えていることや、転売ヤーなどの影響も多いと思いますが修理のプロじゃない人に一度バラされている品物も増えていることなど。それから、私の目の劣化もあります。以前なら天井の電球や蛍光灯でも見えていたものが今では見えなくなって来たので…涙。
さて、今日の画像のレンズ。パッと見た目では特に気にならなかったのですが、LEDライトで照らしたら指紋のような跡が中玉に残っていました…。マウント部を留めているネジの色も違うし。
このくらいは描写にまず影響しないと思うんですけども、明らかに修理のプロじゃない人にバラされていますよね…。なので、そういう危険性をはらんでいる…という値付けをすることになります。
*指紋と思われる跡、そういう生え方をするカビかもしれないし、そういう剥がれ方をするバルサムかもしれないので断定は出来ません、念のため。
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