我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2021年5月24日 (月)

微妙な違いが...

【臨時休業のお知らせ】

緊急事態宣言発出に伴う東京都からの休業協力依頼の対象店舗に該当するため、我楽多屋は5月31日まで臨時休業を継続いたします。よろしくお願い申し上げます。

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3つとも、フィルター径34.5mm用のフロントキャップです。1個は「NIKKOR」ネーム入りで、残りの2個は「Nikon」ネーム入り。

前から何だか気になっていたのですが…、これらのキャップにネームの違いだけじゃない微妙な差を感じていたのです。今回3種一同に揃って検証することで、その差がどうやら判明しました。

その差というのは、「NIKKOR」ネームのものと画像の中でその左にある「Nikon」ネームのもの2個と、その下にある「Nikon」ネームのものとにある差です。下の「Nikon」ネームのものだけ、ネームが浮き彫りされて地がギザギザになっている部分の周りにある縁が僅かに幅広く見えるのです。逆の見方をすれば、ギザギザの部分の面積が狭いということです。

で、ギザギザの部分の直径をノギスで測ってみたのですが、ほとんど差が無いのです。ならばと幅広く見えている縁の部分を測ってみたのですが、外に向かって面が少し傾斜しているので測りずらい...。

しばらく考えて、まさか?と思ってキャップの外径を測ったら、下の「Nikon」ネームのだけ、ごく僅かに大きいのでした。同じデザインで同サイズ用のキャップなので、外径は同じと思い込んでしまいますよね。

結果、ギザギザの部分の面積は同じなのでしょう。外径がごく僅かに大きいので、縁の部分が幅広く見えていたわけです。

あと、裏面にある刻印から推測して、外径が小さい上の2個は古い時代のものと判断出来ます。

ちなみに、ニコンのレンズでフィルター径が34.5mmなのは、レンジファインダー用SマウントやLマウントレンズの他、一眼レフ用Fマウントの初期に10.5cm/F4なんてのがあります。また、引伸ばしレンズにも数種あります。

引伸ばしレンズの方が後の時代まで作られていたので、外径が微妙に大きい「Nikon」ネームのキャップは引伸ばしレンズに付属されていたであろうことは、まず間違いないと思います。

じゃあ、外径が微妙に小さい方が「NIKKOR」ネームから「Nikon」ネームへ切り替えられたタイミングがいつなのか?というのは、これまた難しい問題と思いますし、そこまではもう関心が湧きません。

まぁ~どうでもいいことに時間を費やしてしまいました。画像ではその差が分からないレベルですからね。

そして、このことをブログネタにしようと思ったものの、この経緯を文字にするのにまた時間を費やしてしまいました。

 

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