我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年1月

2018年1月13日 (土)

フジのS1 Proって

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富士フィルムのデジタル一眼レフ機「FinePix S1 Pro」は、2000年7月に発売された機種。

その名称にもあるようにプロ仕様にも耐えうる製品というウリでした。でも実際はプロと言っても、報道関係者や写真家より、写真館などに限定されていたようにも思います。

基本ボディはニコンで、レンズマウントもニコンFマウント。価格は375,000円とそれなりにいい価格でした。

ちなみに、前年1999年発売されたニコンの最上級機D1は650,000円、2001年発売された中堅機D100は300,000円。

機能や装備は抜きにして、価格だけで比較するという大胆な方法ですが、フジS1 Proの存在がどれほどの位置付けなのかが、何となく分かると思います。

なのに~!私が言いたいのは、そのS1 Proの外装がニコンのフィルム一眼レフ、それも普及機のF60(62,000円:1999年発売)とほぼ同じ!ってこと。なんかちょっと残念なんです(笑)。

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*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。 

*田中長徳写真集「WIEN MONOCHROME 70's」の特別販売をアローカメラ&我楽多屋のウェブ限定で行なっています(1月15日まで)。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/12/wien-monochrome-00d4.html

2018年1月12日 (金)

ENSIGN FUL-VUE

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宮崎駿監督の映画に出て来る妖怪のような恰好をしたカメラです。

イギリス製のエンサイン・フルビューというカメラ。このモデルは1946年頃から4年ほど作られていたモデルのようです。

二眼レフタイプのボックスカメラで、120フィルム使用の6×6判。

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手のひらにも乗るサイズですが、黒い結晶塗装の金属ボディゆえに、オモチャっぽさはなくて、やはり妖怪っぽいです(笑)。

シャッタ―速度はバルブと単速のみ。レンズ絞りは固定でヘリコイドもないのですが、レンズをわずかに前方へ引き出すことが出来て、いくらか近接の撮影も可能なようです。

あるサイトの情報によると、通常2メートル以遠にピントが合うのに対して、引き出すと1メートル付近に合うらしいです。

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2018年1月11日 (木)

芸が細かい革ストラップ

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カメラ好きのお客さんの中には、自分で革のストラップやケースを作ってしまう人もいらっしゃいます。20余年のカメラ屋人生の中で、何人かの人に自信作などを見せてもらったことがあります。

今回は革ストラップの実に細かい部分の処理方法について感心してしまいました。

常連Kさんのこのカメラは、もともと写真家Kさんが使っていたカメラ。

カメラに装着されたストラップは写真家Kさんご自身が加工された革製。ストラップの両端はカシメ加工された上に革の端はキッチリ接着されているので、切らないと外れません。

そして、端は先端を斜めに薄く削ったうえで接着しているので、とてもスマートに処理されているのです。

そこまでしなくても、端が何かに引っ掛かってしまうことはまずないでしょうが、ここまでの丁寧な作業にビックリしてしまいました。

上の画像が見難かったり、文章では分かりづらかったりするかもしれないので、下手な絵ですが…これが一番分かりやすいような気もするので、絵を添えておきます。一緒に写っている革ストラップは、革に厚みがあるのに、端を斜めにせずにずいぶん段差が残ったままの既製品です。

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2018年1月10日 (水)

恐怖の大王

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、銀座数寄屋橋です。

厳密には先週の水曜日ではなくて、7日の朝です。この日の朝は不思議な雲がいくつか出ていて、数寄屋橋交差点付近からビルの合間に見えた雲は、まるで「空から恐怖の大王が降りてきた」みたいな雰囲気でした。

なので~iPhoneで撮った画像はもっと雰囲気を出すために白黒にしてみました。

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が、これを見てSNSに「君の名は。!?」とコメントもらったので、それならこんな色彩の方が!?ってことで再びいじったのが、これです(笑)。

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2018年1月 9日 (火)

ゾロ目出た!

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お正月恒例の「ちんちろりんキャッシュバックサービス」は、昨日8日でサービス期間を終えました。

これを楽しみにわざわざご来店される方もいらっしゃいますし、ややもすると、サイコロを振る権利を得るために無理矢理3,000円分の品物を発掘される方もいらっしゃって、主催側としては嬉しい限りです。

そして、最終日の昨日にやっとゾロ目を出された方がいらっしゃって、お買い上げ金額の20%をキャッシュバックさせていただきました。

ルールを簡単に説明しますと、3,000円以上お買上げいただくとサイコロを振るチャンスが訪れます。

3つのサイコロを一緒にどんぶりに振って、ゾロ目が出たら20%キャッシュバックです。10%キャッシュバックの目は下の画像のような感じで、確率で言うと7.87037%で出る目になります。

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ちなみにゾロ目が出る確率は2.77777%。

(幼いころから算数・数学が苦手です、特に確率の計算とか苦手です。上記の確率が間違っていましたらご容赦ください)

サイコロを振るチャンスは2回ありますが、1回目に10%キャッシュバックの目を出しても、2回目に失敗したら1回目の10%キャッシュバックの権利も失います。ただ、ゾロ目を目指さずに2回目は振らずに10%キャッシュバックの権利でやめてしまう選択もありです。

 

昨日、ゾロ目を出されたお客さんは「4,800円」のお買上げでした。1回目に10%キャッシュバックの目を出されましたが、「こういう運試しは縁起物ですから!」と躊躇わずに2回目に挑戦!そして、見事にゾロ目を出されたのです!凄い!!

4,800円の20%ですから、960円もキャッシュバック!!おめでとうございます!

お客さんは「今年の運を使い果たしちゃったかも。。。」言われてましたが、そんなことありません。これを契機にドンドン良いこと起こりますよ!!

 

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2018年1月 8日 (月)

現場監督ズームブーム、来るか!?

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このブログでも6年半ほど前に一度話題にしたことがある、「現場監督ズーム」

ただでさえゴツいボディの現場監督のレンズをズーム化して、さらにゴツいボディになっています。

また、28ミリ単焦点付きの現場監督は、一部マニアに広角で描写も良いと評判になったこともありますが、「現場監督ズーム」は文字通りズーム。その描写への期待感は薄くなり気味でした。

実際、市場に出回っている個体数も少なさそうで、見掛けるころも稀です。

が一昨年、田中長徳先生が現場監督ズームを使用されて、「使い良い!」と言われていましたし。今、神田お茶の水のギャラリー・バウハウスで開催されている田中長徳写真展「WIEN CT70」では、2016年に現場監督ズームとライカでウィーンの街を撮影した作品が展示されており、その中の1枚にはセルフポートレート的に撮影者の長徳先生が写り込んでいて、構えている(撮っている)カメラが現場監督ズームであるのが分かるものも展示されています。

 

そんなタイミングにあって、常連Mさんからの情報で「現場監督ズーム展」なるものが学芸大付近のショップ&ギャラリーで行なわれていることを知りました。

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昨日我楽多屋でその話題をしたので、早速帰り道に足を運ばれた常連Kさんから、「撮影者は仙台のうら若き女性。ズームになみなみならぬこだわりあり。トイカメラ調、カキンとしたビビッド調、周辺光量落ちとなかなか面白い写真展だった」と報告がありました!

私自身は会場のショップ&ギャラリー「monogram」さんも、出展者さんも直接に存じ上げていないのですが、勝手にリンクを貼らせていただきます、すみません。→http://monogram.co.jp/

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第220回目を迎える今回のテーマは、「超高級カメラDS-100」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2018年4月初旬まで。

2018年1月 7日 (日)

出戻りキャップ

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先日のこと。他店で中古キャップの詰め合わせを買った方から、「中にこんなキャップが入ってましたよ!」と見せられたのが、キヤノンNFDレンズのリアキャップ。

キャップの内側に見覚えがある~というか、今でも我楽多屋で使っている値札シールが貼られていました。

「NFD 35-70/ ¥4,500」と書かれています。

このレンズ、今はもっと買い易い値段になっているので、4,500円というのはもう何年も前の値札と推測できます。手書きの文字も私 二代目の筆跡ではなくて、アルバイトさんが書いたものと思うので、最短でも4年半前。

うちの店ではキャップの内側に値札を貼ることはないので、買われた方が購入価格の覚えとして内側に貼り直したんでしょうね。特価品の文字のうえには「アローカメラ」とも書かれています。

約5年以上前にうちの店で買われて行ったレンズが、どんな経緯で他店のキャップ詰め合わせ袋の中に入れられるようになったのかを想像するのも楽しいものです。

 

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2018年1月 6日 (土)

二代目の値付けが~

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少し前に物々交換で品物を置いていかれた常連さんが、改めて値を付けて我楽多屋に並べられたその品物を見て、「さすが!二代目の目利きも買取名人の域に達して来ましたかねぇ(笑)。もともと私が他の店で買ったときの値段とほぼ同じ金額を付けてますよ」と言われました。

かなり珍品系の品物の値付けについてだし、これは褒めてくださっているのですよね!? 素直に喜んでいる、私ですが(^^)

ふつう中古品を売り買いしていると、お客さん側から見れば「俺から○○円で買ったモノを××円の値段を付けて売ってる!ずいぶん儲けやがんだなぁ~」的な見方をされることも起り得るわけです。

お店側からすれば、整備点検代や在庫のリスク、当然儲けも必要ですから、それなりの上乗せをしないといけません。また、店によって儲け幅などが違うのも事実です。さらに言えば、在庫リスクというのは相場の下落を含めた問題もありますから、品物によっても儲けの幅は違ってきます。

幸いうちの店の場合、アローカメラは買取り専門ですから、買取った品物は業販がメインです。買取ったものをウインドウに並べて売るようなことは基本ありません。

アローカメラで業販しにくいものが並ぶ我楽多屋は、ふつう個々に値付けの出来ないようなものを安価で販売する店ですから、前述の買取価格と店頭価格のギャップで云々というようなことは滅多にないのです。

今回の物々交換では、前の所有者である常連さんが改めて付けられた値を気にするような出来事が起きたわけですが、決して不機嫌な思いさせたわけではなくて感心していただけたようなので、中古カメラ屋としては何よりなのです。

 

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2018年1月 5日 (金)

新年初日の営業は~

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昨日4日より、アローカメラ&我楽多屋ともに2018年の営業を開始しました。

4日が仕事始めって人は初日で諸々お忙しいでしょうし、5日から仕事って人は正月休み最終日ってことでノンビリされたいでしょうし、昨日は少し静かめな一日でした。

それに、6日7日8日といきなり三連休って人も多いようですから、我楽多屋でサイコロ振って運試し~って人もそこらを狙って来られるのかもしれませんね。*ちんちろりんキャッシュバックサービスは8日(成人の日)まで行なっております。

また、いつまでやるかはこちらの気分って感じですが、振る舞い酒も用意しております。

 

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正月休みに、家にあったM型ライカのようなデザインをしたコンパクトデジカメ用のケースを何気によく見たら、本物のM型ライカの多くに赤丸のLeicaマークがあるの場所に、ニコニコマークがあるのに気付きました。

で、新年早々のお遊びは、これ。M6に黄色のニコニコマークを付けてみました。赤丸と同じくらい目立ちますが、これ見た被写体になる人がニコッとしてくれれば幸いです。

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