我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年9月

2017年9月11日 (月)

GQに登場!

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「GQ」は、我楽多屋とは縁もゆかりもないような洒落た雑誌。

1957年にアメリカで創刊された男性ファッション誌で、世界19ヶ国で発行されています。その日本版「GQ JAPAN」のウェブ版に、なんと我楽多屋がチラッと出ているのです。

9/8に更新された「HUAWEI P10 Plus」の記事内のこと(https://gqjapan.jp/_special/huawei-p10p-mediapadm3lite10/)。

去年発売されて、ライカレンズを搭載したスマホということで話題になったファーウェイの現行品の活用術が紹介されている記事。

「何で我楽多屋が選ばれたのか?」というと、こういう高性能なカメラ機能を搭載したスマホを使う人の中には、より高級なカメラやフィルム式のカメラにも関心を持ち出す人がいるかもしれないので、記事内のカットにカメラ屋さんの雰囲気が欲しい!とのことでした。

スタッフさんの中に我楽多屋へ来店経験のある方がいらっしゃったようで、その方の推薦もあって、うちの店に相談が来た次第です。

我楽多屋にはライカとか高級機は並んでいないのにいいのだろうか?と確認しましたが、そこは承知のうえでの依頼だったようで、撮影の場として提供させていただいたのです。

記事内のトップ画像、我楽多屋に来たことある人なら、何となくお分かりいただけるでしょう。我楽多屋店内で撮影されていることが。2番目と3番目のカットもうちですね。

で、さっき改めてトップ画像を見ていたら、右上の方に写っているカメラケースに記された「Leica」マークにもピントが来ているような気がします。これは敢えてなんでしょうね!さすが!

 

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2017年9月10日 (日)

象嵌(ぞうがん)

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戦前のブラックボディのライカ、その軍幹部上面に記されたネームには、象嵌(ぞうがん)加工されたものがあると言われています。

以降のブラックボディやその他メーカーの場合、打刻した文字の溝に白い塗料を入れるのが普通なのですが、象嵌とは、その溝に銀を埋め込んでいるのだそうです。

この作業には技術が必要で手のかかる工芸技法のひとつと言われる程。埋め込むというよりも、結果は文字が僅かに盛る上がるくらいの体裁になります。

ただ、現存する個体の多くは、その盛り上がりが擦り切れてしまっていたり、周辺の塗装と一緒にもわついちゃったりしているのがほとんど。

今回のアローカメラの買取りで入って来た個体は比較的にキレイな状態で残っていました。

 

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2017年9月 9日 (土)

シグマちっくな

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少し前、シグマの不思議なダミーボディの話題提供をいただいた時に、一緒に見せてもらった希少品、シグマの本物の一眼レフ「Mark-Ⅰ」。

このカメラのボディに貼られた貼り革に注目です。

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ボディの貼り革というと、ほぼどんな一眼レフにも貼られているボディ本体部分。あと、ニコンなんかでは多く見られるペンタカバー部分。そして、このカメラではもう一ヶ所、巻き上げレバーの軸の所にも丸く貼られていました。

この貼り革がシボ加工された一般的なタイプのものではなくて、どこかで見た事のあるゴム調のものでした。

確認しようとしつつも忘れていて、やっと昨日、手に取って見てみました。かつての、とある時期のシグマレンズの鏡胴に貼られた滑り止め用のゴムを。

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これですよね~カメラに貼られていたのとよく似てる!

 

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2017年9月 8日 (金)

買取り屋の至近で死蔵とは

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うちの店のすぐ近くのビルのオーナーさんが、「ずっと家に置きっ放しだったカメラを引き取って欲しい」と言って持って来られました。

木造建築からビルに建て替えられたのが、もう30年くらい前のことだろうか...。でも、カメラの型や状態からして、建て替えるもっともっと前からその家に置きっ放しだったと思われる風。

そのカメラは画像の「キヤノンⅣS+セレナ―50/1.8」。

シャッターは引っかかるし、レンズの曇りもかなり激しい。

残念なら買取価格はジャンク値段になってしまいましたが、お金になるとは思っていらっしゃらなかったようで喜んでいただけました。

うちの店から何十メートルも離れていない所で、このカメラ・レンズが死蔵されていたのかと思うと、仕方ないけどちょっと勿体ないような気もしてしまいました。

酷使された個体ではないようで、簡単に掃除をしたら外観は画像のようにキレイになって、ホッとして1枚。

 

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2017年9月 7日 (木)

物々交換よりも

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もともと我楽多屋のお客さん。いろんなカメラを使って楽しんでいらっしゃるようです。

でも、カメラを溜め込むことはあまりされないようで、我楽多屋の物々交換も度々ご利用いただいてます。

他のお店で買われたカメラやレンズの他、我楽多屋でお買い上げいただいたカメラやレンズが里帰りすることもチョイチョイあります。

この1~2年は他で買われたイイ品物をご持参されることもあって、これはシッカリ値付けが出来るのでアローカメラの買取りで名人に見てもらった方が良いでしょう!なんて感じになることも。

先日はご来店後、ふつうに我楽多屋で品探しをされていたので、今日は物々交換では無いんだと思っていました。

見つけた二コマートFTNブラック他をレジに持って来られてから、「物々交換で~」とカバンから取り出されたのが、画像のニコンS2+50/1.4付き。

「これは~キレイだし、ちゃんと値付け出来るので、ます買取りの方がいいですね。名人いるので~」と買取りコーナーへ先に行っていただきました。

しばらくして買取りコーナーから戻って来られたお客さんに、名人が付けた買取り金額を伺うと我楽多屋で買っていただこうとしていた金額を余裕でまかなうことが出来る金額。

「他にも買おうかなぁ~」と品探しをされましたが、適当なモノが見つから無かったようで...、でもニコニコとお帰りになられました。

 

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2017年9月 6日 (水)

みぼうじんカレー

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ニュー新橋ビル。

今年に入ってから、ニュー新橋ビルにある床屋さんへ30~40日おきに髪を切りに行っています。

で、同じビル内にある妙にそそられる店名の「みぼうじんカレー」をチェックしてきました。当日は後ろの予定があって、カレーを食べる時間は無かったのですが。。。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第216回目のテーマは「阿房列車 百鬼園先生好みの鞄」です。

こちら(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html)より、お楽しみください。

 

※閲覧は2017年12月初旬までです。

2017年9月 5日 (火)

こどもちゃれんじ

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変な形のカメラです。厳ついデザインですが、プラスティック製のトイカメラ調。

しばらく、我楽多屋のレジ横で整理もせずに埋もれていたのですが、目ざとく見つけたお客さんが「自転車のビアンキみたいな色ですね!」と言われたので、いよいよ引っ張り上げてみました。

「Benesse」と記されていること、レンズ前に回転式のフィルターがあって、「きほん」「ぶんしん」「キラキラ」「かんさつ」と記されていることから、「こどもちゃれんじ」ってシリーズの一つであることが分かりました。

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そして、なんと!というか、本体を本気でチェックし始めたら直に気づいたことではありますが、これはガワだけで、中に写ルンですが入るようになっていました。現行品の写ルンですでも入るだろうか…。

 

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「ぶんしん」は、フィルターでいうミラージュってやつ。万華鏡のように!?中心部分の像がまわりにも5つ映し出されます。

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「キラキラ」は、クロスフィルター。強い光源から8本線の光条効果が得られます。

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「かんさつ」はクローズアップレンズ。この時だけ内蔵ストロボの発光部前に拡散板状のものが出て来るようにもなってます。また、ボディから伸びる黄色のバーにはスケールがあるので、バーを前側に出してそこに被写体を合わせると、撮影距離と被写体のサイズが把握出来るようにもなっています。

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2017年9月 4日 (月)

クリーム&シルバー

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多分50~60年前のフラッシュガンと露出計なんですけども、クリーム系とシルバー系のツートンカラーがとてもいい感じなので、並べて撮ってみました、

今の時代には無い色使いですよね~。

手持ちのカメラを悪戯して、こんなカラー仕立てにしてみようか?なんて考えてみたけど、簡単には難しそう。。。

で、思い出したカメラは「ADVOCATE(アドボケイト)」。

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2017年9月 3日 (日)

富士山マークの布

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ニコンF用のウエストレベルファインダーは微妙な改良が行われて、全4種あると言われています。上の画像のは最初期のタイプです。

見分け方は、開いた部分の正面にいわゆる富士山マークがあります。そして、後部の黒い四角い部分に「Nikon F」の文字があるのが最初期タイプ。ここに、「Nikon F」の文字が無いのが2番目に古いタイプ。

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そして、下の画像が3番目のタイプ。富士山マークは無くなり、正面の下部に「F」マークが入ります。

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4番目の最後のタイプは、最初期型と2番目のタイプで富士山マークのあった部分に「F」マークが移ります。そして、開いたときに後方にもフードが付いて(以前のは両サイドのみでした)、スクリーンの像が見やすくなります。

4種あるF用ウエストレベルファインダーの差異について簡単に説明してしまいましたが、今日話題にしたかったのは、最初期のウエストレベルファインダーに付属でついていたベルベット状の包み布。これに随分と高級感を感じたのです。

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