バル切れ三日月
11月14日、今夜は満月が大きい「スーパームーン」だとか。
うちの店には一昨日、不思議な三日月が現れました。
マミヤ645用のシフトレンズ「セコールシフトC 50㎜/F4」なのですが、バルサム切れが起きていました。
バルサムとはレンズとレンズを貼り合わせている接着剤のことで、貼り合わせられたレンズが経年変化などにより剥がれてきてしまうことを、「バルサム切れ」とか「バル切れ」とか呼びます。
剥がれるといっても、鏡胴の中でほんの僅かに浮いてしまうような程度なので、撮影に必ず影響を及ぼすとも限らないのですが、やはり商品性としては落ちてしまいますね。見た目には、筋が入っているように見えたり、色が付いたように見えたり、くもったように見えたり。
今回のレンズ、後ろ玉の一部に円周部に沿って「バルサム切れ」が発生したようで、ちょうどその部分が三日月のような形をしていました。
で、何とかそれを写せないものか...後ろから光をあてたりしていろいろとやってみた結果が、今日の画像。
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