僅かに傾斜
オリンパスフレックスは1950年代前半から中盤にかけて数機種が製造された二眼レフです。現存数はあまり多くなくて、資料的にもあまりありません。
で、ここにあるのはオリンパスフレックスの「A3.5 Ⅱ」型というモデルのようなんですが、私 二代目的に凄い気に入った部分があります。それはシャッターボタン。
二眼レフのそれって、ボディ前面下部の端の方にあるのが多いと思います。ボタンじゃなくて、小さなレバー式のも多いですね。
このカメラの場合、ボディ前面の中間くらいの位置にあります。そう、テイクレンズとビューレンズの間付近の横にあります。
どこが気に入ったかと言うと、ボタンが少し斜めに付いていて、自然に押せるような角度になっているのです。非常に細かい部分ですが、これは使いやすさにこだわった結果ですよね!
当時の広告にも、「レリーズボタンは僅かに傾斜し自然の押し易い状態になっています」と記されています。
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