Seagull DF5000
久々にやって来た中国製カメラ「Sesgull DF5000」。その圧倒的に個性的なデザインがウリ!?です。
「Colani」コラーニって記されているので、かの有名な工業デザイナー「ルイジ・コラーニ」によってデザインされたものと思われます。
ただ、このカメラ、ちょっと観察するとバレてしまうのですが、なんらかのベースボディの上にまるで粘土でも貼り付けるかのように造形したであろうことが、ミエミエなのです...。
で、ベースであろうカメラはミノルタX-500かX-300あたり。電源スイッチ、セルフタイマー、巻上げレバー軸やシャッターボタンの位置がそれらと同じ位置にあります。レンズマウントはそのままミノルタMDマウント。実際、ミノルタ一眼レフのマニュアル機は晩年中国で造られていたのも事実。
下の画像でそこら辺が分かると思います。元のボディやワインダーがあって、その外側に肉付けされているのが。
アイレットも元のボディに付いているものを利用するので、その部分は肉付け部分がくり抜かれています。
でも、さすがコラーニ!と言って良いかと思うのですが、、、巻上げレバー付近は見事に不思議な処理がされています。前方から見れば、ほかと同様に元のボディに肉付け処理されているのですが、後方から見ると、巻上げレバー自体がその肉付けの一部になっていて、なんとも不思議な形状をしつつ、決して操作性は悪くなっていないのです。
しかし、これはどうしてもいただけない点がありました。レンズの鏡胴がレンズ前玉の縁にあるフィルター用の溝(下の画像で黄色矢印の部分)より、ずいぶんと前方にせり出していて(フード的な効果があるのかもしれませんが...)、フィルターをねじ込むのに苦労するのです。
最後に、自分でも無理有るかなぁ~と思いつつも言ってしまうと、このカメラの格好が何かに似ているよな?と思ったのは、アナグマ。
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