ルビテル166U
トイカメラに毛が生えた程度~という表現はカメラに失礼かもしれませんが、ボディの質感などから想像する以上に、味のある描写をするロシア製の二眼レフ「LUBITEL(ルビテル)」です。
1940年代後半に製造が始まって、1990年代まで型を変えながら造られていました。そして、今から10年弱前にはリバイバル製造がされたくらいです。
でも、今回はそのカメラ本体ではなくて、キャップとケースです。
私の記憶の中では初めてなんですがネット検索してみたら、チラホラとこのキャップの画像がありました。
多くの2眼レフのキャップと同じように、ビューレンズとテイクレンズを一緒に覆うタイプなんですが、その形状が独特です。
テイクレンズ側に一般的なスナップオン式キャップのような仕組みで固定するのだけど、そのキャップがビューレンズ側まで伸びていて、結果一緒に覆ってしまう~という形状なんです。実際の着脱感は、ほかの二眼レフのキャップより確実な気がします。
そして、ケース。こちらはちょっとネット検索したところは見つからなかったので正規品ではなくて、前オーナーなどの手製かもしれません...。が、カメラケースの常識とは離れたところにある生地で、案外イイ感じなのです。
ただ、ファスナーは「YKK」製ではなく、いや、それ故に正規品の可能性は高いのかもしれません。カメラ自体がロシア製ですから。
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