我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年5月 8日 (日)

一台は里帰りだった

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「そこのさわやか信金で見て、古いカメラを持って来たのだけど、こちらで良いの?」と、自分の母親くらいの年齢の女性が我楽多屋に入って来られました。

「あぁ、さわやか信金さんじゃなくて、郵便局じゃないですか?」と答えつつ考えていたのは、郵便局にポスター貼ってもらってるけど、信金にはお願いしていないからなぁ~と。でも、それはどうでも良くて、眠らせているカメラを持って相談に来てくださったのですから。

で、その女性、「お兄さんの方かしら?それとも陽介君?」と。

なんと、幼稚園と中学の同級生のお母様だったのです。私、二代目は幼稚園と中学時代は四谷が地元でしたので。

ずいぶんと長い間、使わずにご自宅に置きっぱなしだったとのこと。でも、そのまま捨てるのも、、、と思っていたところに、うちの店の宣伝ポスターをご覧いただいて、カメラをご持参くださったのです。

ともにケースは劣化が激しくて画像は載せられないほど、シャッター粘りやレンズにゴミやカビも少々ありましたが、何とか使える状態。ジャンク品査定になりましたが、「そんなにいただけるの!」と喜んでくださいました。

聞くと、どちらかのカメラは、もともとうちの店で新品で買っていただいたものらしいです。そう、アローカメラもオープン当初は、街のカメラ屋さん写真屋さんスタイルの店でしたから。で、開店が1965年ですから、時代的にみてOM-2nの方が里帰りカメラかと思われます。

地元とはいえ、こういう縁でカメラが発掘されるって、大切なこと嬉しいこと。

あと~オリンパス35-Sの方、背蓋にある露出換算表に「降参する日本兵」が描かれてるやつでした(笑)。ホントは運動会のイメージイラストで、万国旗のもとでゴールする走者ですけどね。

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