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2015年3月27日 (金)

セラミック圧板

Dscf3309_960x1280

検索したら一度このブログでも取り上げていましたが、実はすっかり忘れていました。

それは先日、お客さんの話しに出て来た~セラミックの京セラゆえのセラミック製フィルム圧板のこと。

京セラのネーミングは「京都セラミック」を略したって事実はご存知でしたか!?

京セラ製のコンタックスブランドのカメラに一時期採用されていたのです。一眼レフの「RTSⅢ」や「ST」、AFレンジファインダー機の「G1」、高級コンパクトの「T-VS」や「T2」など。

ただ、必ずしもその後継機などに継承はされておらず、その採用理由や経緯に関心が湧いてきてしまいます。

平滑性などでセラミックの有利な点もあったのでしょうけども、それ以上に、それらのカメラが登場した1990年頃の好景気な世の中や、自社のセラミックをアピールする目的が大きな理由だったのではないかと思います。

実際は、きっとコスト面での負担も大きかったのではないでしょうか、で、継続的に採用されることは無くなったのでしょう。

下の画像、右はセラミック圧板のコンタックスT2で、左は古いですが、金属圧板のヤシカエレクトロ35CCです。一部にはガラス圧板を使用したカメラもあります。

Dscf3310_1280x960

*フィルム圧板とは、カメラ内でのフィルムの平面性を保つために、カメラの裏蓋に付いているフィルムを押さえの板のこと。

 

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